be liable toの意味は?語順・使い方とbe liable forとの違い

be liable toの意味と使い方、be liable forとの違いを解説するアイキャッチ画像

be liable to+動詞は、「〜しそうだ」「〜しがちだ」「〜するおそれがある」という意味です。特に、故障・ミス・遅れなど、好ましくないことが起こる可能性や傾向を表すときによく使われます。

This old laptop is liable to crash.なら、「この古いノートパソコンは突然動かなくなるおそれがあります」という意味です。

一方、be liable forは「〜に対して法的・金銭的な責任を負う」。toとforを入れ替えるだけで意味と後ろの形が変わるため、この記事で整理していきましょう。

be liable to doの意味

be liable to doは、人や物について「〜する可能性がある」「〜しがちである」と述べる形です。

  • He’s liable to forget the appointment.
    彼はその約束を忘れるかもしれません。
  • The road is liable to flood after heavy rain.
    その道路は大雨の後に冠水するおそれがあります。
  • Prices are liable to change without notice.
    価格は予告なく変更されることがあります。

単なる中立的な可能性ではなく、話し手が「そうなることを考えておいたほうがよい」と警戒している響きを伴うことがよくあります。

ネイティブが感じるニュアンス

liableの中心には、ある結果・責任・影響を受ける立場にあるという感覚があります。

be liable to doでは、主語がある好ましくない結果へ進む可能性を抱えているイメージです。そのため、日常の軽い習慣よりも、注意や警告を伝える文で特に自然です。

  • Don’t touch that shelf. It’s liable to fall.
    その棚に触らないで。倒れるかもしれません。
  • If you rush, you’re liable to make mistakes.
    急ぐと、ミスをするおそれがあります。

会話でも使えますが、mightcouldより説明的で、やや硬めに聞こえる場合があります。

しゅみすけ(大山俊輔)

be liable toは、単に「可能性がある」だけでなく、「そうなりやすいので注意したほうがよい」という気持ちを含みやすい表現です。

be liable toの語順

be liable to+動詞の原形

「〜する可能性・傾向がある」では、toの後ろに動詞の原形を置きます。

主語+be動詞+liable to+動詞の原形

  • I am liable to forget names when I’m nervous.
  • She is liable to arrive late on rainy days.
  • These pipes are liable to freeze in winter.
  • The situation was liable to get worse.

このtoは不定詞のtoなので、後ろを動名詞にはしません。

  • ○ The machine is liable to break.
  • × The machine is liable to breaking.

否定形

否定形はbe動詞の後ろにnotを置きます。

She isn’t liable to change her mind.
彼女が考えを変える可能性は低いでしょう。

ただし、日常会話ではShe probably won’t change her mind.のほうが自然で分かりやすい場面も多くあります。

be liable forは「〜に責任を負う」

be liable to doとbe liable forの意味と語順の違い

be liable for+名詞は、損害・費用・事故などについて「法的・金銭的に責任を負う」という意味です。

  • The company may be liable for the damage.
    その会社は損害について責任を負う可能性があります。
  • You are liable for any additional charges.
    追加料金はあなたの負担となります。
  • Who is liable for the accident?
    その事故の責任を負うのは誰ですか。
意味 後ろに置くもの
be liable to do 〜しそう・〜するおそれがある 動詞の原形
be liable for 〜に責任を負う 損害・費用・行為などの名詞

be liable to+名詞という形もある

be liable to+名詞では、「〜を受ける可能性がある」「〜の対象となる」「〜を負う義務がある」という意味になります。規則、法律、税金などの文脈で使われる硬めの表現です。

  • Violators are liable to a fine.
    違反者は罰金を科される可能性があります。
  • This income may be liable to tax.
    この所得には税金がかかる可能性があります。
  • Anyone who breaks the rule is liable to prosecution.
    規則に違反した人は起訴される可能性があります。

同じtoでも、後ろが動詞なら「〜するおそれ」、名詞なら「〜の対象になる」と見分けられます。

be liable to・be apt to・be likely toの違い

表現 中心的な意味 ニュアンス
be liable to do 〜するおそれがある 好ましくない結果・注意
be apt to do 〜しがちである 性質や状況から生じる傾向
be likely to do 〜する可能性が高い 中立的な見込み・予測

be apt toとの違い

be apt toは、人・物・状況が持つ傾向を説明します。be liable toも傾向を表せますが、より好ましくない結果や警告に結びつきやすい表現です。

  • People are apt to judge too quickly.
    人は性急に判断しがちです。
  • You’re liable to offend someone if you say that.
    そんなことを言うと、誰かを怒らせるおそれがあります。

be likely toとの違い

be likely toは、よいことにも悪いことにも使える中立的な可能性です。

  • She is likely to win.
    彼女は勝ちそうです。
  • She is liable to get injured if she continues.
    このまま続けると、彼女はけがをするおそれがあります。

単純に「可能性が高い」と言いたいならbe likely to、好ましくない結果に注意を向けるならbe liable toが合いやすいでしょう。

日常会話・仕事で使える例文

日常生活

I’m liable to lose my keys when I’m in a hurry.
急いでいると、鍵をなくしがちです。

That chair is liable to collapse.
その椅子は壊れるおそれがあります。

He’s liable to say something he regrets when he’s angry.
彼は怒ると、後悔するようなことを言いかねません。

仕事

The figures are liable to change after the final review.
その数値は最終確認後に変わる可能性があります。

Files stored only on this computer are liable to be lost.
このパソコンだけに保存したファイルは失われるおそれがあります。

The employer may be liable for medical expenses.
雇用主が医療費を負担する責任を負う場合があります。

旅行

Flights are liable to be delayed during the storm.
嵐の間はフライトが遅れる可能性があります。

Unattended bags are liable to be removed.
放置された荷物は撤去される場合があります。

日本人が間違えやすいポイント

liableを「可能性が高い」とだけ覚えない

liableには「責任がある」という重要な意味があります。後ろの語順を見て判断しましょう。

  • liable to break:壊れるおそれがある
  • liable for the damage:損害に責任を負う

よい出来事にはbe likely toが自然

He is liable to succeed.は文法的に理解できても、通常は好ましくない含みを持つliableと「成功する」が合いにくく感じられます。

He is likely to succeed.(彼は成功しそうです)のほうが自然です。

「〜しがち」なら毎回liableではない

中立的な日常習慣には、tend toが使いやすい表現です。

  • I tend to drink coffee after lunch.
    私は昼食後にコーヒーを飲むことが多いです。
  • Too much coffee is liable to keep me awake.
    コーヒーを飲みすぎると、眠れなくなるおそれがあります。

この表現が出てこなければ、簡単な英語でどう言う?

be liable toを思い出せなくても、mightcouldmayを使えば、起こる可能性を十分に伝えられます。

  • It might break.
    壊れるかもしれません。
  • You could lose your data.
    データを失う可能性があります。
  • The flight may be delayed.
    フライトが遅れるかもしれません。

責任を表したいときは、be responsible forで言い換えられます。

The company is responsible for the damage.
その会社が損害に責任を負います。

しゅみすけ(大山俊輔)

表現を忘れたときは、「何が起こるかもしれないのか」をmightやcouldで言えば十分です。責任の話ならresponsible forに置き換えると、会話でも伝わりやすくなります。

関連表現

まとめ

be liable to doは、「〜しそうだ」「〜するおそれがある」を表します。特に好ましくない結果について、可能性や傾向を説明するときに使われます。

  • be liable to+動詞の原形:〜するおそれがある
  • be liable for+名詞:〜に法的・金銭的な責任を負う
  • be liable to+名詞:〜の対象となる・〜を受ける可能性がある
  • 中立的な見込みならbe likely toが使いやすい
  • 簡単に言うならmight・could・may、責任ならbe responsible for

まずはIt’s liable to …を、「壊れる・遅れる・変わる」など注意を伝えたい場面で使ってみましょう。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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