
be apt to+動詞は、「〜しがちだ」「〜する傾向がある」「(状況によって)〜することがある」という意味です。
たとえば、People are apt to make mistakes when they’re tired. は「人は疲れているとミスをしがちです」。単に未来の可能性を述べるのではなく、経験や性質から見て、その出来事が起こりやすいという感覚があります。
この記事では、be apt toの意味と語順、自然な例文、tend to・be prone toとの違いまで、会話で使える形に整理します。
Contents
be apt toの意味
be apt to doの中心的な意味は、「〜しがちである」「〜する傾向がある」です。人の習慣や性質だけでなく、ある条件のもとで起こりやすい出来事にも使えます。
- 人の傾向:She is apt to worry too much.(彼女は心配しすぎる傾向があります)
- 条件下での傾向:Small rooms are apt to feel crowded.(狭い部屋は窮屈に感じられがちです)
- よくある結果:Plans made in a hurry are apt to change.(急いで立てた計画は変更になりがちです)
aptには「適性がある・覚えが早い」という別の意味もあります。したがって、an apt studentなら「飲み込みの早い生徒」、an apt descriptionなら「的確な描写」です。ただし、be apt to doでは通常「〜しがちだ」と理解すると自然です。
ネイティブが感じるニュアンス
be apt toは、「そうなる可能性が高い」と一度の予想をするよりも、その人・物・状況には、そうなる性質があると捉える表現です。
また、日常会話で最も一般的なtend toより、少し書き言葉的・説明的に聞こえることがあります。注意、一般論、観察結果を述べる文と相性がよい表現です。
好ましくない傾向に使われることが多いものの、必ずしも悪い意味に限定されません。
- Children are apt to copy what adults do.
子どもは大人のすることをまねしがちです。 - Good ideas are apt to come when I’m taking a walk.
よいアイデアは、散歩中に浮かぶことが多いです。
しゅみすけ(大山俊輔)
なぜ「〜しがち」という意味になるの?
形容詞aptには、もともと「適した」「〜しやすい性質を持つ」という感覚があります。
be apt to+動詞では、主語がその動作へ向かいやすい状態にあると考えると分かりやすいでしょう。
He is apt to forget names.
直訳的には「彼は名前を忘れる方向へ傾きやすい状態だ」。そこから自然な日本語では「彼は名前を忘れがちだ」となります。
be apt toの語順と文法
基本形は次の通りです。
主語 + be動詞 + apt to + 動詞の原形
- I am apt to overthink things.
- She is apt to arrive early.
- These devices are apt to overheat.
- We were apt to argue when we were younger.
否定形
否定するときは、be動詞の後ろにnotを置きます。
He isn’t apt to complain.
彼はあまり不平を言うタイプではありません。
ただし、「〜しがちではない」と言う場面では、より自然な会話表現としてdoesn’t tend toが選ばれることも多くあります。
apt toの後ろは動詞の原形
toは前置詞ではなく不定詞のtoなので、後ろには動詞の原形を置きます。
- ○ She is apt to forget.
- × She is apt to forgetting.
日常会話・仕事で使える例文
日常生活
I’m apt to lose track of time when I read.
読書をしていると、時間を忘れがちです。
My phone is apt to run out of battery by evening.
私のスマホは夕方までに充電が切れがちです。
He’s apt to get quiet around new people.
彼は初対面の人の前では静かになりがちです。
仕事
Emails sent late at night are apt to contain mistakes.
夜遅くに送るメールにはミスが入りがちです。
New team members are apt to feel overwhelmed at first.
新しいチームメンバーは、最初は圧倒されがちです。
We’re apt to focus on urgent tasks and forget the important ones.
私たちは緊急の仕事に集中し、重要な仕事を忘れがちです。
旅行・暮らし
Trains are apt to be crowded during the morning rush.
朝のラッシュ時は電車が混雑しがちです。
The weather here is apt to change quickly.
ここの天気は急に変わりやすいです。
Tourists are apt to miss this small entrance.
旅行者はこの小さな入口を見落としがちです。
be apt to・tend to・be prone toの違い

| 表現 | 中心的な感覚 | 使いやすい場面 |
|---|---|---|
| be apt to do | 性質・状況から起こりがち | 説明、一般論、注意 |
| tend to do | 一般的にそうする傾向 | 日常会話から文章まで幅広い |
| be prone to 名詞/doing | 好ましくないことが起こりやすい | 事故、病気、ミスなど |
tend toとの違い
tend toは最も中立的で、会話でも文章でも幅広く使えます。迷ったときにはtend toが無難です。
- I tend to check my email first thing in the morning.
私は朝一番にメールを確認することが多いです。 - People are apt to make quick decisions under pressure.
人はプレッシャーの下では性急な判断をしがちです。
最初の文は個人の普段の習慣、2つ目は特定の条件下で起こりやすい傾向を説明しています。ただし、実際には置き換え可能な場面も多くあります。
be prone toとの違い
be prone toは、事故・故障・病気・ミスなど、好ましくないことへの傾向を強く示します。また、toの後ろには名詞または動名詞を置きます。
- This area is prone to flooding.
この地域は洪水が起こりやすいです。 - This old printer is apt to jam.
この古いプリンターは紙詰まりを起こしがちです。
語順の違いにも注意しましょう。
- be apt to + 動詞の原形
- be prone to + 名詞/動名詞
日本人が間違えやすいポイント
「〜しやすい」をすべてbe apt toにしない
日本語の「しやすい」には複数の意味があります。
- 操作が簡単:This app is easy to use.
- 壊れやすい:This glass breaks easily.
- 壊れる傾向がある:This model is apt to break.
be apt toが表すのは「簡単にできる」ではなく、主に「そうなる傾向がある」です。
一度だけの未来予測には通常使わない
「今夜は雨が降るかもしれない」のような一度の可能性なら、It might rain tonight.が自然です。be apt toは、繰り返し観察される傾向や条件に基づく起こりやすさを伝えます。
この表現が出てこなければ、簡単な英語でどう言う?
be apt toを思い出せなくても、伝えたい内容を「よく起こる」「ときどきそうする」「〜しやすい」と分ければ十分に話せます。
- This often happens when people are tired.
これは、人が疲れているとよく起こります。 - She often forgets her umbrella.
彼女はよく傘を忘れます。 - It can change quickly.
それは急に変わることがあります。
しゅみすけ(大山俊輔)
関連表現
まとめ
be apt to+動詞の原形は、「〜しがちだ」「〜する傾向がある」を表します。その人や物の性質、または特定の状況から、ある出来事が起こりやすいと説明する表現です。
- 基本形:主語+be動詞+apt to+動詞の原形
- 一度の予測より、繰り返す傾向・起こりやすさに使う
- tend toは、より一般的で会話でも使いやすい
- be prone toは、好ましくない傾向に使われやすい
- 出てこなければoften・sometimes・canで言い換えられる
まずは、I’m apt to … when …の形で、自分が特定の状況でしがちなことを一つ英語にしてみましょう。









