
「仕事を妨害する」「進行を妨害する」「通信を妨害する」「通行の邪魔になる」――日本語では同じ「妨害する」でも、英語では妨げ方によって表現が変わります。
活動へ悪影響を与えるならinterfere with、進行や通路をふさぐならobstruct、流れを大きく中断させるならdisrupt、日常的に邪魔になるならget in the wayが中心です。
Contents
「妨害する」の英語早見表
| 表現 | 中心となる意味 | 典型的な場面 |
|---|---|---|
| interfere with | 活動や機能に干渉して妨げる | 仕事・通信・治療・集中 |
| obstruct | 進行や視界をふさぐ | 道路・入口・捜査・手続き |
| disrupt | 正常な流れを中断・混乱させる | 会議・交通・授業・サービス |
| get in the way | 邪魔になる | 人・物・感情・日常動作 |
interfere with:活動・機能に干渉して妨げる
interfere withは、外から余計な影響を与え、仕事や機能が正常に進まないようにする表現です。目的語の前にはwithが必要です。
- Noise interfered with my concentration.
騒音が私の集中を妨げました。 - This medication may interfere with sleep.
この薬は睡眠を妨げる可能性があります。 - The signal interfered with radio communications.
その信号が無線通信を妨害しました。
人の問題へ余計に口を出す「干渉する」もinterfereですが、「活動を妨げる」場合はinterfere with somethingの形が基本です。
obstruct:進行・通路・視界をふさぐ
obstructは、物理的または比喩的に道をふさぎ、通行や進行を難しくする少し硬めの語です。ニュースや公的な文章でもよく使われます。
- A fallen tree obstructed the road.
倒木が道路をふさいでいました。 - Please do not obstruct the entrance.
入口をふさがないでください。 - He was accused of obstructing the investigation.
彼は捜査を妨害したとして告発されました。
会話ではblock the road、get in the wayなどに言い換えると簡単です。
disrupt:正常な流れを中断・混乱させる
disruptは、会議、授業、交通、サービスなど、それまで続いていた流れを乱して中断させる表現です。
- The protest disrupted traffic.
抗議活動が交通を混乱させました。 - Technical problems disrupted the meeting.
技術的な問題が会議の進行を妨げました。 - The storm disrupted train services.
嵐で鉄道サービスが乱れました。
単に少し邪魔するよりも、全体の流れに目立った支障が出るニュアンスがあります。
get in the way:日常的に「邪魔になる」
get in the wayは、物や人が進路をふさいだり、感情や考えが行動の妨げになったりするときに使える日常的な表現です。
- This box is getting in the way.
この箱が邪魔になっています。 - Don’t let fear get in the way of your goals.
恐れに目標達成を邪魔させないで。 - I’m sorry. Am I getting in the way?
ごめんなさい、私、邪魔になっていますか?
get in the way of 名詞で「~の妨げになる」と表せます。
interfere with・obstruct・disrupt・get in the wayを比較

場面別:「妨害する」はこう言い分ける
騒音が仕事を妨げる
The noise interfered with my work.
騒音が仕事を妨げました。
荷物が通路をふさぐ
The luggage obstructed the hallway.
荷物が廊下をふさいでいました。
停電が業務を中断させる
The power outage disrupted operations.
停電が業務を妨げました。
物が作業の邪魔になる
These boxes are getting in the way.
この箱が作業の邪魔になっています。
初心者向け:簡単な英語でどう言う?
難しい単語が出ないときは、stop、make it difficult、cause problems、be in the wayへ分解できます。
- The noise made it difficult to work.
騒音のせいで仕事が難しくなりました。 - The box was in the way.
箱が邪魔でした。 - The problem stopped the meeting.
その問題で会議が止まりました。 - It caused problems with the internet.
それがインターネットに問題を起こしました。
しゅみすけ(大山俊輔)
よくある間違い
× interfere my work
「仕事を妨げる」はinterfere with my workです。interfereの後に目的語を直接置きません。
disruptとinterruptを同じにする
interruptは会話や作業を一時的に「遮る」、disruptは全体の正常な流れを乱す語です。電話が会話を一瞬遮るならinterrupt、システム障害で会議全体が混乱するならdisruptが自然です。
obstructを日常の小さな邪魔に使いすぎる
obstructは硬めです。「そのカバン邪魔やねん」ならThe bag is in the way.のほうが自然です。
短い会話例
A: Can we move these boxes?
この箱、動かしてもいい?
B: Sure. They’re getting in the way.
もちろん。邪魔になってるね。
A: I’ll put them near the wall.
壁際に置いておくね。
「妨害する」と「干渉する」「阻止する」の違い
「妨害する」は、活動や進行へ支障を与えることです。「干渉する」は、他人の問題や自由へ余計に口や手を出す意味が中心なので、「干渉する」のinterfere・meddle・interveneの違いも比較してみてください。
「阻止する」は、行動や出来事を起こさせない、または止め切ることです。妨害しても完全には止まらない場合があります。詳しくは「阻止する」のprevent・stop・block・foilの違いで整理できます。
関連するまとめ記事
「妨害する」と近い、ルールや力で行動・範囲を制御する表現は、統制・規制・抑制の英語表現まとめで横断比較できます。ほかの分野を含む48語の全体像は、力関係・介入・抑制・社会制度の英語表現まとめをご覧ください。
まとめ
- interfere with:活動や機能へ悪影響を与える
- obstruct:通路・視界・進行をふさぐ
- disrupt:正常な流れを中断・混乱させる
- get in the way:日常的に「邪魔になる」
迷ったら、日常会話ではget in the wayやmake it difficultを使いましょう。「どんな形で妨げたか」が分かれば、適切な表現を選びやすくなります。









