by the skin of your teethの意味は?直訳「歯の皮一枚」から使い方を理解

by the skin of your teethの意味と使い方を示すアイキャッチ画像

by the skin of your teeth は、直訳すると「歯の皮一枚で」。歯に皮はないため、かなり不思議な表現です。実際には、ほんのわずかな差で成功する・ぎりぎりで危機を逃れるという意味で使われます。

試験に合格点ぎりぎりで受かった、締め切りに数秒前で間に合った、危ない状況から間一髪で逃れた――そんな「ほとんど失敗だった」という場面にぴったりです。

しゅみすけ(大山俊輔)

「余裕で成功した」の反対です。結果は成功でも、話し手の頭には「危なかった」「あと少しで失敗だった」という感覚が残っています。

by the skin of your teethの意味

by the skin of your teeth の中心的な意味は、次のとおりです。

  • ほんのわずかな差で成功する
  • ぎりぎりで間に合う・合格する・勝つ
  • 間一髪で危険や失敗を免れる

英英辞典では「かろうじて成功する」「非常にわずかな差で」と説明されています。単に結果が近かっただけでなく、失敗・敗北・危険がすぐそこまで迫っていたことを印象的に伝えるイディオムです。

直訳「歯の皮一枚で」から実際の意味をつかむ

by the skin of your teethの直訳「歯の皮一枚で」と実際の意味「ほんのわずかな差で成功する」の比較図

見方 意味 イメージ
直訳 歯の皮一枚で 歯には皮がないため、幅がほぼ存在しない
実際の意味 ほんのわずかな差で成功する 失敗との間に、ほとんど余裕が残っていない

skin は「皮膚・皮」、teethtooth の複数形「歯」です。実際の歯には皮膚がありません。つまり「歯の皮ほどの幅」は、あるとしても限りなくゼロに近いものです。

この「ほとんど存在しないほど薄い差」が、成功と失敗の境目が紙一重だったことを表します。日本語の「首の皮一枚でつながる」「間一髪」に近い発想です。

ネイティブが感じるニュアンス

結果は成功、しかし余裕はほぼゼロ

I passed the exam by the skin of my teeth.
私はぎりぎりで試験に合格しました。

合格したことは事実ですが、高得点だったわけではありません。あと1問間違えていたら不合格だったような危うさを伝えます。

「危なかった」という安堵がにじむ

We caught the last train by the skin of our teeth.
私たちはぎりぎりで終電に間に合いました。

ドアが閉まる直前に乗れたような場面です。成功を自慢するというより、間に合った安堵や冷や汗が感じられます。

成功だけでなく、敗北・危険の回避にも使える

She escaped the accident by the skin of her teeth.
彼女は間一髪で事故を免れました。

The team avoided relegation by the skin of their teeth.
そのチームはほんのわずかな差で降格を免れました。

escapeavoidsurvive などと組み合わせると、「悪い結果をぎりぎりで回避した」という意味になります。

所有格は主語に合わせて変える

辞書の見出しでは by the skin of your teeth がよく使われますが、実際の文では誰がぎりぎりだったのかに合わせて所有格を変えます。

主語 使う形
I by the skin of my teeth I made it by the skin of my teeth.
you by the skin of your teeth You passed by the skin of your teeth.
he by the skin of his teeth He won by the skin of his teeth.
she by the skin of her teeth She escaped by the skin of her teeth.
we by the skin of our teeth We arrived by the skin of our teeth.
they by the skin of their teeth They survived by the skin of their teeth.

teeth は通常そのまま複数形です。by the skin of my tooth のように単数形にはしません。

よく使われる語順

動詞+by the skin of one’s teeth

動作のあとに置いて「ぎりぎりで〜した」と説明するのが基本です。

He won the race by the skin of his teeth.
彼はほんのわずかな差でレースに勝ちました。

I finished the report by the skin of my teeth.
私はぎりぎりでレポートを仕上げました。

only+by the skin of one’s teeth

only を加えると「本当にぎりぎりだった」と狭さをさらに強調できます。

We only made the deadline by the skin of our teeth.
私たちは本当にぎりぎりで締め切りに間に合いました。

場面別の自然な例文

学校・試験

She got into the advanced class by the skin of her teeth.
彼女はぎりぎりで上級クラスに入りました。

I passed the driving test by the skin of my teeth.
私は運転免許試験にぎりぎりで合格しました。

仕事・締め切り

We submitted the proposal by the skin of our teeth.
私たちは企画書を締め切りぎりぎりで提出しました。

The company avoided bankruptcy by the skin of its teeth.
その会社は間一髪で倒産を免れました。

旅行・移動

I made my flight by the skin of my teeth.
私はぎりぎりで飛行機に間に合いました。

They got through the gate by the skin of their teeth.
彼らは閉まる直前、ぎりぎりでゲートを通過しました。

スポーツ

Our team won by the skin of our teeth.
私たちのチームは紙一重で勝ちました。

He qualified for the final by the skin of his teeth.
彼はほんのわずかな差で決勝進出を決めました。

似た表現との違い

表現 中心となる意味 違い
by the skin of one’s teeth 失敗寸前で、かろうじて成功・回避 危うさを強く、印象的に伝えるイディオム
barely / just かろうじて・ぎりぎり 短く直接的で、幅広い場面に使える
by a narrow margin 僅差で 得点・投票・試合など、測れる差と相性がよい
a close call 危ないところだった 出来事全体を名詞として評価する

barelyとの違い

I barely passed the exam.
私はかろうじて試験に合格しました。

I passed the exam by the skin of my teeth.
私は本当にぎりぎりで試験に合格しました。

事実だけを短く言うなら barely が便利です。イディオムを使うと、失敗との境目の薄さや「危なかった」という感情がより鮮やかに伝わります。

a close callとの違い

That was a close call.
危ないところでした。

We escaped by the skin of our teeth.
私たちは間一髪で逃れました。

a close call は名詞なので「それは危ないところだった」と出来事を評価します。by the skin of our teeth は副詞句として、escaped などの動作を説明します。

詳しい使い分けは、close callの意味・使い方「かろうじて」の英語表現とbarely・just・manage toの違いも参考にしてください。

日本人が間違えやすいポイント

yourをいつも固定しない

自分の話なら my teeth、第三者の話なら his / her / their teeth に変えます。

× I passed by the skin of your teeth.
○ I passed by the skin of my teeth.

「もう少しで成功した」には使わない

この表現では、結果として成功・回避できています。失敗したが惜しかったという意味なら、almostnearly を使います。

I almost passed the exam.
私はもう少しで試験に合格するところでした(実際には不合格)。

I passed by the skin of my teeth.
私はぎりぎりで合格しました(実際に合格)。

すべての「僅差」に機械的に使わない

統計・価格・正式な選挙結果を客観的に述べるなら、by a narrow margin のほうが自然なことがあります。by the skin of one’s teeth は会話的で、危うさを強調する表現です。

しゅみすけ(大山俊輔)

「実際には成功した」が大切です。almost passedは不合格、passed by the skin of my teethは合格。この結果の違いは必ず押さえておきましょう。

簡単な英語での言い換え(しゅみすけ式)

  • I just made it.
    ぎりぎり間に合いました。
  • I almost failed, but I passed.
    もう少しで落ちるところでしたが、合格しました。
  • We won by a very small margin.
    私たちはほんのわずかな差で勝ちました。
  • She escaped just in time.
    彼女は間一髪で逃れました。
  • We were very close to missing the train.
    私たちはもう少しで電車に乗り遅れるところでした。

イディオムが出てこなくても、justalmosta very small margin などの基本語で状況を分けて説明すれば十分伝わります。

まとめ

  • by the skin of your teeth は「ほんのわずかな差で成功する・危機を逃れる」
  • 直訳は「歯の皮一枚で」で、ほぼ存在しないほど薄い差をイメージする
  • 所有格は主語に合わせて my / your / his / her / our / their に変える
  • 結果は成功しており、almost passed のような「実際には失敗」とは異なる
  • 簡単に言うなら I just made it.I barely passed. で伝えられる

ほかのイディオムや定型表現は、英熟語・定型表現のまとめから探せます。得点や投票などの僅差を表す言い方は、by a wide margin・by a narrow marginの意味・使い方もあわせてご覧ください。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

ご相談専門お電話番号

※『すぐに体験してみたい!』派のあなたには、<無料体験レッスン>WEB見た、で特典あり。

無料体験レッスン

※『すぐに体験してみたい!』派のあなたには、<無料体験レッスン>WEB見た、で特典あり。

無料体験レッスン

恋と仕事に効く英語:News Letterの一覧