
charge A with B は、法律の文脈で「AをBの罪・犯罪行為で正式に起訴する/訴追する」という意味です。ニュースでは受け身の A be charged with B が非常によく使われます。
charge には「料金を請求する」「充電する」などの意味もあるため、後ろの語順で見分けることが大切です。この記事では、基本形、受け身、Bに置く語、accuse A of B・indict・prosecuteとの違いを例文で解説します。
Contents
charge A with Bの意味と基本語順
基本形は次のとおりです。
charge + A(人)+ with + B(罪・犯罪行為)
=AをBの罪で正式に訴追する
- Police charged the man with theft.
警察はその男性を窃盗の容疑で訴追しました。 - They charged her with fraud.
彼らは彼女を詐欺の罪で起訴しました。 - The prosecutor charged him with hiding evidence.
検察は彼を証拠隠しの罪で訴追しました。
Aには訴追される人、Bには罪名や問題とされた行為が入ります。
しゅみすけ(大山俊輔)
withは「AにBを結び付ける」
with は「〜と一緒に」だけでなく、AとBを関連付ける働きをします。charge A with B では、人物Aに罪・容疑Bを正式な訴追内容として結び付ける感覚です。
charge him / with theft
彼を正式に訴追する/窃盗の罪で
この語順を一つのまとまりとして覚えると、料金の charge と区別しやすくなります。
Bには名詞・動名詞が入る
Bの位置には罪名を表す名詞、または犯罪行為を表す動名詞を置けます。
- be charged with murder:殺人罪で訴追される
- be charged with robbery:強盗罪で訴追される
- be charged with fraud:詐欺罪で訴追される
- be charged with driving dangerously:危険運転で訴追される
with は前置詞なので、行為を置くなら動詞の原形ではなく-ing形です。
○ charged with stealing the car
× charged with steal the car
受け身のbe charged withがよく使われる
ニュースでは「誰が訴追したか」より「誰が何の罪で訴追されたか」が中心になるため、受け身が頻出します。
- He was charged with assault.
彼は暴行罪で訴追されました。 - Two people have been charged with fraud.
2人が詐欺罪で訴追されています。 - She was charged with stealing company data.
彼女は会社のデータを盗んだとして訴追されました。
be charged with は「有罪が確定した」という意味ではありません。正式な犯罪容疑を問われた段階を表します。日本語訳は国・制度・報道文脈によって「起訴された」「訴追された」「容疑をかけられた」など調整が必要です。
charge A with Bと料金を請求するchargeの違い

料金を請求する場合は、罪を示す with を使いません。
- charge A with B:AをBの罪で訴追する
- charge A 金額:Aに金額を請求する
- charge 金額 for 商品・サービス:商品・サービスに金額を請求する
They charged him with theft.
彼らは彼を窃盗の罪で訴追しました。
They charged me $20 for delivery.
彼らは私に配送料として20ドル請求しました。
料金表現は「「請求する」は英語で?charge・bill・claim・requestの違い」で詳しく整理しています。
accuse A of Bとの違い
accuse A of B は「AをBだと非難する・告発する」。必ずしも警察や検察による正式な手続きとは限りません。
She accused him of lying.
彼女は彼がうそをついたと非難しました。
Police charged him with fraud.
警察は彼を詐欺罪で正式に訴追しました。
- accuse A of B:Bをしたと主張・非難する
- charge A with B:公的機関が犯罪Bで正式に訴追する
語順も accuse A of B と charge A with B で前置詞が違います。詳しくは「accuse A of Bの意味・語順とchargeとの違い」をご覧ください。
indict・prosecuteとの違い
法律制度によって用語の範囲は異なりますが、一般的な違いは次のように整理できます。
- charge:正式に犯罪容疑を告げ、訴追する
- indict:特に米国で、大陪審などの手続きによって正式起訴する
- prosecute:検察側が刑事事件として起訴・公判追行する
The authorities charged him with fraud.
当局は彼を詐欺罪で訴追しました。
The company was prosecuted for breaking safety laws.
その会社は安全法規違反で起訴されました。
詳しい手続き上の違いは「「起訴する」は英語で?prosecute・indict・chargeの違い」も参考にしてください。
charge A with a taskは「任務を課す」
ややフォーマルな英語では、charge A with B が犯罪以外に「Aに任務・責任Bを負わせる」という意味になることがあります。
- The committee charged her with leading the review.
委員会は彼女に審査を率いる任務を課しました。 - He was charged with protecting the documents.
彼は文書を守る役目を任されました。
ただし日常会話では ask A to do、仕事では assign A a task や put A in charge of B のほうが分かりやすい場合もあります。
場面別の例文
ニュース
The driver was charged with dangerous driving.
その運転手は危険運転で訴追されました。
No one has been charged with the crime yet.
その犯罪では、まだ誰も訴追されていません。
法律・事件の説明
What was he charged with?
彼は何の罪で訴追されたのですか。
She was arrested but not charged.
彼女は逮捕されましたが、訴追はされませんでした。
任務を任せる
They charged the team with finding a solution.
彼らはそのチームに解決策を見つける任務を課しました。
よくある間違い
罪の前にofを置かない
○ charge him with theft
× charge him of theft
of を使うのは accuse him of theft です。
withの後ろに人を置かない
Aは charge の直後です。
○ charge the man with fraud
× charge with the man fraud
逮捕と有罪判決を同じにしない
arrest は逮捕、charge は正式な容疑・訴追、convict は有罪判決です。事件の進行段階が異なります。
しゅみすけ(大山俊輔)
簡単な英語での言い換え
- Police formally accused him of theft.
警察は彼を窃盗で正式に訴えました。 - He is facing a theft charge.
彼は窃盗の罪に問われています。 - They say he committed fraud.
彼が詐欺を行ったとされています。
正確な法律手続きを説明する必要がなければ、formally accused や is facing a charge でも大意を伝えられます。
まとめ
- charge A with B は「AをBの罪で正式に訴追する」
- Aには人、Bには罪名または犯罪行為の-ing形を置く
- ニュースでは A be charged with B の受け身が多い
- accuse A of B は非難・告発で、必ずしも正式手続きではない
- 料金のchargeは charge A 金額 で、withを使わない
- 犯罪以外に「Aに任務Bを課す」というフォーマルな用法もある
まずは He was charged with theft. の形をそのまま覚えましょう。ほかの表現は「英熟語・定型表現の一覧」から確認できます。









