
「ゲンゴロウ」は英語でdiving beetleといいます。直訳すると「潜水する甲虫」で、水中を巧みに泳ぐ姿がそのまま名前になっています。
より専門的にはpredaceous diving beetleまたはpredacious diving beetleという呼び方もあります。これは、ゲンゴロウ科の多くが水生の小動物を捕らえるpredator(捕食者)であることを表した名前です。
先に答え
- ゲンゴロウ:diving beetle
- ゲンゴロウ1匹:a diving beetle
- 複数:diving beetles
- ゲンゴロウ科:predaceous diving beetles/Dytiscidae
- 幼虫:diving beetle larva/通称water tiger
Contents
ゲンゴロウは英語でdiving beetle
| 日本語 | 英語 | 使い方 |
|---|---|---|
| ゲンゴロウ1匹 | a diving beetle | I found a diving beetle. |
| 複数のゲンゴロウ | diving beetles | Diving beetles live in freshwater. |
| ゲンゴロウ科 | predaceous diving beetles | a family of aquatic beetles |
| 水生甲虫 | aquatic beetle / water beetle | a broader group than diving beetles |
water beetleも「水生甲虫」という意味で使えますが、ゲンゴロウだけを指す言葉ではありません。ゲンゴロウ、ガムシ、ミズスマシなど、水辺で暮らす複数の甲虫を広く含められる表現です。ゲンゴロウを明確に言うならdiving beetleが自然です。
しゅみすけ(大山俊輔)
diving beetleの発音
diving beetleの発音は、おおむね/ˈdaɪ.vɪŋ ˌbiː.təl/です。カタカナなら「ダイヴィング・ビートル」に近く、divingの最初のdi-を強く発音します。
| 語 | 発音の目安 | 意味 |
|---|---|---|
| diving | ダイヴィング | 潜ること・潜水 |
| beetle | ビートル | 甲虫 |
| predaceous | プレデイシャスに近い | 捕食性の |
beetleの語尾-tleは、日本語の「トル」のようにはっきり母音を入れず、舌先を上の歯ぐき付近につけたまま/l/へ移るイメージです。
diving beetleという名前の感覚
diving beetleは、dive(水中へ潜る)+beetle(甲虫)でできた、姿をそのまま説明する複合語です。
- dive:潜る
- diving:潜水する・潜水の
- beetle:硬い前翅を持つ甲虫
専門名のDytiscidaeはゲンゴロウ科を指します。その語のもとになったギリシャ語にも「潜る」という感覚があります。日常会話や自然観察ならdiving beetle、図鑑や分類の説明ならDytiscidaeも使える、という分け方です。
ゲンゴロウが水中を泳げる理由

オールのような後脚
ゲンゴロウの後脚は平たく、縁に長い毛が並んでいます。英語ではflattened hind legs(平たい後脚)やoar-like hind legs(オールのような後脚)と説明できます。左右の後脚を一緒に動かし、水を後ろへ押して進みます。
抵抗の少ない流線形の体
丸みのある滑らかな体はa streamlined bodyと表現できます。水の抵抗を受けにくく、素早く方向を変えながら泳ぐのに適した形です。
翅の下に空気をためる
ゲンゴロウの成虫はえらで呼吸するのではありません。水面で体の後端を出し、elytra(硬い前翅・上翅)の下に空気を取り込みます。この空気を携えて潜るため、水中でもしばらく活動できます。
- It carries an air bubble under its wing covers.
ゲンゴロウは翅の下に気泡を携えて潜ります。 - It returns to the surface to replenish its air supply.
空気を補充するため水面へ戻ります。
ゲンゴロウの成長段階と幼虫の英語
ゲンゴロウはegg → larva → pupa → adultと育つ完全変態の昆虫です。
| 段階 | 英語 | 特徴 |
|---|---|---|
| 卵 | egg | 水草などに産み付けられる |
| 幼虫 | larva | 水中で暮らす捕食者 |
| 蛹 | pupa | 水辺の土中などで蛹になる |
| 成虫 | adult | 水中を泳ぎ、種類によっては飛ぶこともできる |
ゲンゴロウ類の幼虫は、英語でdiving beetle larvaといいます。強い捕食者であることから、通称water tiger(水のトラ)とも呼ばれます。larvaの複数形はlarvaeです。
しゅみすけ(大山俊輔)
diving beetleと似た水生昆虫の違い
| 英語 | 日本語 | 見分けるポイント |
|---|---|---|
| diving beetle | ゲンゴロウ類 | オール状の後脚で左右同時に泳ぐ |
| water scavenger beetle | ガムシ類 | 触角や泳ぎ方が異なり、脚を交互に動かすことが多い |
| whirligig beetle | ミズスマシ類 | 水面をくるくる高速で泳ぐ |
| giant water bug | タガメ類 | 甲虫ではなくカメムシの仲間で、鎌状の前脚を持つ |
すべてを広くwater insects(水生昆虫)とは呼べますが、beetleが付くものとbugが付くものでは分類も体のつくりも異なります。
ゲンゴロウについて実際に使える英語
池や田んぼで見つけたとき
- I found a diving beetle in the pond.
池でゲンゴロウを見つけました。 - It swims with its powerful hind legs.
強い後脚を使って泳ぎます。 - It came to the surface for air.
空気を取り込むため水面へ上がってきました。 - Is this a diving beetle or a water scavenger beetle?
これはゲンゴロウですか、それともガムシですか。
自然観察で説明するとき
- Diving beetles are freshwater insects.
ゲンゴロウは淡水にすむ昆虫です。 - Both the larvae and adults are predators.
幼虫も成虫も捕食者です。 - This species has an oval, streamlined body.
この種は楕円形の流線形の体をしています。 - Some adult diving beetles can fly to another pond.
成虫には別の池まで飛べる種類もいます。
よくある間違い
- × diving bug → ○ diving beetle
- water beetleはゲンゴロウだけを指すとは限らない
- 幼虫1匹はa larva、複数はlarvae
- 成虫は水中でもgills(えら)ではなく、空気を利用して呼吸する
- beetleは甲虫、bugは会話では広い「虫」だが、生物学では別の意味もある
甲虫は英語で?カブトムシ・クワガタなどbeetleの一覧では、見た目・色・動きから付いた甲虫の英語名をまとめています。
池や水面で暮らす虫をまとめて確認するなら、水生昆虫は英語で?ゲンゴロウ・タガメ・ミズスマシ・アメンボの一覧をご覧ください。
まとめ
ゲンゴロウは英語でdiving beetleです。より専門的にはpredaceous diving beetle、ゲンゴロウ科はDytiscidaeと呼ばれます。diving beetleは「潜水する甲虫」という、泳ぎ方をそのまま表した名前です。
平たく毛の生えた後脚、流線形の体、翅の下に蓄える空気が水中生活を支えています。幼虫はdiving beetle larva、通称water tigerです。身近な虫の英語をまとめて確認したい方は、「虫は英語で?」昆虫・身近な虫の英語一覧もご覧ください。









