
go all outは、「全力を尽くす」「出し惜しみせず、できることを全部やる」という意味の英語表現です。
たとえば、重要なプレゼンの準備に時間も労力も惜しまず取り組むなら、We’re going all out for this presentation.(このプレゼンには全力で取り組んでいます)のように言えます。
単に一生懸命やるだけでなく、普段なら残しておく力・時間・お金まで投入する「今回は本気で全部出す」という勢いがある表現です。この記事では、goとall outから意味が生まれる考え方、自然な語順、日常・仕事・恋愛で使える例文、do one’s bestやgive it one’s allとの違いまで整理します。
Contents
go all outの意味は「全力を出し切る」
go all outの中心的な意味は、次のとおりです。
- 全力を尽くす
- 徹底的にやる
- 出し惜しみせず、持てる力をすべて使う
all outは、力・時間・資源などを「全部外へ出した」ような状態です。そこへgoが加わり、その全力状態へ進む感覚になります。

goの基本感覚を詳しく整理したい方は、be:RIZEのgoのコアイメージ解説も参考になります。
しゅみすけ(大山俊輔)
go all outの基本的な使い方と語順
go all out|全力を尽くす
何に全力を尽くすかを言わなくても、文脈から分かればgo all outだけで使えます。
- If we’re doing this, let’s go all out.
やるなら、徹底的にやりましょう。 - They went all out and won the final.
彼らは全力を尽くし、決勝で勝ちました。 - We can’t go all out every single day.
毎日ずっと全力というわけにはいきません。
go all out for+目的・人|〜のために全力を尽くす
forの後ろには、力を注ぐ目的・行事・人などを置きます。
- We’re going all out for the product launch.
私たちは新商品の発売に総力を挙げています。 - She went all out for her daughter’s birthday.
彼女は娘の誕生日のために、とことん準備しました。 - The team went all out for the last game of the season.
チームはシーズン最終戦に全力を尽くしました。
go all out to do|〜するために全力を尽くす
具体的な行動や目標を続けるなら、to+動詞の原形が使えます。
- We went all out to meet the deadline.
私たちは締め切りに間に合わせるため、全力を尽くしました。 - He went all out to impress the client.
彼は顧客に良い印象を与えるため、全力を尽くしました。 - They’re going all out to make the event a success.
彼らはイベントを成功させるため、総力を挙げています。
go all out on+企画・装飾・食事|〜に惜しまず力やお金をかける
onは、力・時間・お金を投入する対象を示します。パーティー、装飾、料理、贈り物などと特に相性がよい形です。
- They went all out on the wedding decorations.
彼らは結婚式の装飾に惜しみなく力を入れました。 - My parents always go all out on Christmas dinner.
両親はいつもクリスマスディナーにとことん力を入れます。 - We don’t need to go all out on the office party.
職場のパーティーにそこまでお金や手間をかける必要はありません。
日常・仕事・恋愛で使える自然な例文
仕事
- This is our biggest opportunity, so let’s go all out.
これは最大のチャンスですから、全力でいきましょう。 - The marketing team went all out for the campaign.
マーケティングチームはそのキャンペーンに総力を挙げました。 - I went all out on the proposal, but the client chose another company.
提案書には全力を注ぎましたが、顧客は別の会社を選びました。 - We should focus our energy instead of going all out on everything.
何にでも全力を注ぐのではなく、力を集中させるべきです。
スポーツ・挑戦
- It’s the final lap. Go all out!
最後の一周です。全力でいって! - She went all out from the start and ran out of energy.
彼女は最初から全力を出し、途中で力尽きました。 - I’m going all out to beat my personal best.
自己ベストを更新するために全力を尽くします。
日常・イベント
- We went all out for our friend’s surprise party.
私たちは友人のサプライズパーティーのために、とことん準備しました。 - You really went all out with dinner tonight.
今夜の夕食、本当に豪華に頑張ったね。 - I don’t usually decorate, but I went all out this year.
普段は飾り付けをしませんが、今年は徹底的にやりました。
恋愛・人間関係
- He went all out to plan the perfect date.
彼は最高のデートを計画するため、とことん頑張りました。 - She went all out for their anniversary.
彼女は二人の記念日のために、手間を惜しみませんでした。 - You don’t have to go all out every time you want to show you care.
思いやりを示すたびに、毎回そこまで頑張る必要はありません。
go all outと似た表現の違い
| 表現 | 中心ニュアンス | 自然な場面 |
|---|---|---|
| go all out | 力・時間・お金などを出し惜しみせず全部投入する | 大勝負、イベント、準備 |
| do one’s best | 自分にできる最善を尽くす | 幅広い場面、励まし |
| give it one’s all | 持てる力のすべてをそれに注ぐ | スポーツ、挑戦、努力 |
| work hard | 一生懸命働く・努力する | 仕事、勉強、日常的な努力 |
| go for broke | 失敗のリスクを承知で一か八か勝負する | 最後の勝負、大胆な決断 |
do one’s bestとの違い
do one’s bestは「自分にできる最善を尽くす」という、無理のない幅広い表現です。go all outには、通常以上の資源まで投入する強さがあります。
- I’ll do my best.
できる限り頑張ります。 - I’m going all out for this competition.
この大会には全力を注ぎます。
give it one’s allとの違い
give it one’s allも非常に近い表現です。giveは「それにすべてを与える」と、努力を注ぐ対象に焦点を当てます。go all outは全力モードへ入り、徹底的に動く感覚が前に出ます。
- Give it your all in the final round.
最終ラウンドでは持てる力をすべて出して。 - We went all out for the final round.
私たちは最終ラウンドに全力を尽くしました。
go for brokeとの違い
go for brokeは、失敗すれば大きく失う可能性があっても「一か八かで勝負する」表現です。go all outは全力を尽くすことが中心で、大きなリスクは必須ではありません。
go all-outは形容詞として使える
名詞の前では、ハイフンを付けたall-outが形容詞として使われます。
- an all-out effort
総力を挙げた努力 - an all-out campaign
全面的なキャンペーン - an all-out attack
総攻撃
動詞表現はgo all outと分け、形容詞はall-out+名詞と覚えましょう。
日本人が間違えやすいポイント
go all out ofとは言わない
「すべてを出す」と考えて、go all out of my powerのように組み立てないようにしましょう。基本形はgo all outです。
- ○ I’m going all out.
- ○ I’m going all out for this project.
- × I’m going all out of my power.
毎日の普通の努力には強すぎることがある
日常的にコツコツ頑張るならwork hardやdo one’s bestが自然です。go all outは、大切な一回・特別な機会・徹底した準備などに向いています。
all-outとスペースの有無に注意する
- We went all out.(動詞表現:全力を尽くした)
- It was an all-out effort.(形容詞:総力を挙げた努力だった)
しゅみすけ(大山俊輔)
go all outが出てこないときの簡単な言い換え
難しい表現を思い出そうとして会話が止まるくらいなら、意味を直接説明しましょう。
- We worked very hard.
私たちはとても一生懸命取り組みました。 - We did everything we could.
私たちはできることをすべてやりました。 - We put all our time into it.
私たちはそれに時間をすべて注ぎました。 - We used all our energy.
私たちは持てる力をすべて使いました。 - We tried as hard as we could.
私たちはできる限り頑張りました。
「何に全力を注いだのか」「何を全部使ったのか」を分けて考えると、中学英語でも伝えられます。
よくある質問
go all outは褒め言葉ですか?
多くの場合、「本当に力を入れたね」と努力や豪華さを評価する表現です。ただし、You went all out on the decorations.は文脈や口調によって「ずいぶん派手にやったね」という驚きや軽い皮肉を含むこともあります。
go all outは仕事でも使えますか?
使えます。大きな案件、発売、締め切り前などで自然です。ただし、正式な報告書ではdevote all available resources(利用可能な資源をすべて投入する)のように具体化することもあります。
Go all out!だけでも使えますか?
使えます。「全力でいけ!」「出し切って!」という励ましです。スポーツや最後の挑戦に特に合います。
関連する英語表現
- go with the flowの意味・使い方:状況の流れに柔軟に合わせる
- give upの意味・使い方:努力や活動を諦める・やめる
- get worked upの意味・使い方:感情が高ぶる
- 英熟語・定型表現の親記事
まとめ
go all outは、「全力を尽くす」「力・時間・お金などを出し惜しみせず、徹底的にやる」という表現です。
- 基本形:go all out
- 目的や人:go all out for+名詞
- 行動や目標:go all out to+動詞
- 投入対象:go all out on+名詞
- 名詞の前:an all-out effortのようにハイフンを付ける
まずは、特別に頑張りたい場面を一つ思い浮かべ、I’m going all out for …に続けて声に出してみてください。表現が出なければ、I’ll do everything I can.でも十分に気持ちは伝わります。









