
「排斥する」は、ある人・集団・思想などを受け入れず、外へ締め出すことです。英語では、対象から外す exclude、受け入れを拒む reject、社会的に仲間外れにする ostracize、中に入れず締め出す shut out などを場面によって使い分けます。
しゅみすけ(大山俊輔)
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「排斥する」の英語表現早見表
| 表現 | 中心イメージ | 主な対象 |
|---|---|---|
| exclude | 対象・集団から除外する | 人、参加者、制度の対象 |
| reject | 受け入れを拒む | 人、考え、価値観、提案 |
| ostracize | 社会的に仲間外れにする | 集団内の人、少数派 |
| shut out | 中に入れず締め出す | 人、意見、参加機会 |
exclude:対象・集団から除外する
exclude は、人や物をグループ・制度・活動の対象に含めないことです。「排斥」の感情よりも、結果として外されていることに焦点があります。
- They excluded him from the group.(彼らは彼をグループから排斥しました)
- The policy excludes many foreign workers.(その制度は多くの外国人労働者を対象外にしています)
- No one should be excluded from the discussion.(誰も議論から締め出されるべきではありません)
基本形は exclude A from B「AをBから除外する」です。
reject:人・考え・価値観を拒絶する
reject は、人や考えを「受け入れない」と判断する語です。集団から追い出す動作より、受け入れを拒む態度に重点があります。
- The community rejected the proposal.(地域社会はその提案を拒否しました)
- He felt rejected by his peers.(彼は仲間から拒絶されたと感じました)
- We should not reject people because they are different.(違いを理由に人を排斥すべきではありません)
feel rejected は「拒絶されたように感じる」という日常的な表現です。
ostracize:社会的に仲間外れにする
ostracize は、集団のメンバーが特定の人を避け、話しかけない、活動に入れないなど、社会的に孤立させる硬めの語です。「村八分にする」「集団で排斥する」に近い表現です。
- She was ostracized by her coworkers.(彼女は同僚から仲間外れにされました)
- People may be ostracized for speaking out.(声を上げたことで排斥される人もいます)
- The group ostracized anyone who disagreed.(その集団は反対意見を持つ人を排斥しました)
受け身の be ostracized by … が特によく使われます。
shut out:中に入れず締め出す
shut out は、参加や情報、話し合いの中に入れない口語的な表現です。物理的な締め出しにも、心理的・社会的な締め出しにも使えます。
- They shut her out of the decision-making process.(彼らは彼女を意思決定の過程から締め出しました)
- I felt shut out by the team.(私はチームから締め出されたように感じました)
- Don’t shut people out.(人を締め出さないでください)
shut A out of B で「AをBから締め出す」と表せます。

場面別:「排斥する」はどう言う?
制度や活動の対象から外す
The rule excludes certain groups from support.(その規則は一部の集団を支援対象から外しています)
異なる考えを受け入れない
They rejected views that differed from their own.(彼らは自分たちと異なる考えを拒絶しました)
職場や学校で集団的に仲間外れにする
He was ostracized by the other members.(彼はほかのメンバーから排斥されました)
意思決定から締め出す
Local residents were shut out of the talks.(地域住民は話し合いから締め出されました)
初心者向け:簡単な英語で伝える
難しい単語が出てこないときは、何をされたのかを基本語で説明しましょう。
- They didn’t let her join.(彼らは彼女を参加させませんでした)
- They didn’t accept him.(彼らは彼を受け入れませんでした)
- No one talked to her.(誰も彼女に話しかけませんでした)
- They kept him out of the group.(彼らは彼をグループに入れませんでした)
- She was not included.(彼女は含まれていませんでした)
didn’t let … join や kept … out なら、「排斥する」という難しい語を知らなくても状況を伝えられます。
よくある間違い
exclude と ostracize を同じように使う
exclude は対象から外す広い語です。ostracize は、人を集団全体で避けて社会的に孤立させる強い語です。単に会議へ呼ばなかっただけなら exclude、継続的に仲間外れにしたなら ostracize が合います。
exclude from の from を忘れる
○ They excluded her from the meeting.
× They excluded her the meeting.
shut out の語順に注意する
「彼を議論から締め出した」は They shut him out of the discussion. です。
短い会話例
A: Why wasn’t Ken at the meeting?
B: He wasn’t invited.
A: Was he deliberately shut out?
B: I’m afraid so.
(A:ケンはどうして会議にいなかったの?/B:招待されなかったんだ。/A:意図的に締め出されたの?/B:残念だけど、そうみたい)
「排斥する」「排除する」「疎外する」の違い
- 排斥する:人・集団・思想を受け入れず締め出す
- 排除する:人・物・障害・可能性を対象から取り除く
- 疎外する:心理的・社会的なつながりから遠ざける
問題や選択肢まで含めて「取り除く」を表したい場合は、「排除する」の英語表現が参考になります。人の心や社会的なつながりが遠ざかることに焦点を当てるなら、「疎外する」の英語表現も確認してみてください。
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「排斥する」と近い、人を外す・遠ざける・異なる扱いをする表現は、排斥・疎外・待遇の英語表現まとめで横断比較できます。ほかの分野を含む48語の全体像は、力関係・介入・抑制・社会制度の英語表現まとめをご覧ください。
まとめ
- exclude:対象や集団から除外する
- reject:人・考え・価値観を受け入れず拒絶する
- ostracize:集団で避け、社会的に仲間外れにする
- shut out:参加や話し合いの中へ入れず締め出す
明確に対象外にするなら exclude、受け入れを拒むなら reject、集団的な仲間外れなら ostracize、口語的な「締め出す」なら shut out と整理すると使い分けやすくなります。










