
仕事で英語が必要になると、「ビジネス英語を一から勉強しないと」と身構えてしまうかもしれません。
でも、実際の仕事で最初に必要になるのは、難しい専門用語よりも、電話を取り次ぐ・短い会議で確認する・メールで返事をする・会食で会話をつなぐといった身近なやり取りです。
この記事では、英語初心者が仕事で使いやすい表現を場面別に整理しました。詳しい例文や会話例は、それぞれの関連記事で確認できます。
Contents
仕事・ビジネス英語は難しい単語より「場面」で覚えよう
business English(ビジネス英語)というと、かたい表現をたくさん暗記するイメージがあります。しかし、最初から完璧な英語を目指す必要はありません。
まずは、よく遭遇する場面ごとに短いひと言を用意しておくのがおすすめです。
- 電話:How can I help you?(ご用件を伺います)
- 会議:What do you think?(どう思いますか?)
- 連絡:I’ll get back to you.(後ほどご連絡します)
- 会食:It was great talking with you.(お話しできてよかったです)

1.英語の電話対応
電話は相手の表情や口の動きが見えないため、英語初心者が特に緊張しやすい場面です。全部聞き取ろうとせず、会社名・名前・用件・折り返し先の4点を確認できれば十分です。
- Thank you for calling.
お電話ありがとうございます。 - May I ask who’s calling?
お名前を伺ってもよろしいですか? - One moment, please.
少々お待ちください。 - May I take a message?
伝言を承りましょうか?
受け方・かけ方・取り次ぎ・伝言までまとめて練習したい方は、英語の電話対応フレーズ大全をご覧ください。
担当者が不在の場合は、「担当者は不在です」の英語表現、名前やメールアドレスのスペル確認には、電話で英語のスペルを伝える方法も便利です。
2.英語ミーティング・軽い打ち合わせ
会議では、長く話すことよりも「始める」「意見を聞く」「確認する」「保留する」「終える」の役割を持つ短いフレーズが役立ちます。
- Shall we get started?
始めましょうか? - I agree.
賛成です。 - Could you say that again?
もう一度言っていただけますか? - Let me check.
確認させてください。 - Let’s wrap up.
そろそろまとめましょう。
会議の流れに沿って表現を確認したい方は、英語ミーティングで使えるフレーズ
Zoom・Teamsでの画面共有や接続トラブルには、Zoom会議の英語フレーズが役立ちます。発表を担当する方は、英語プレゼンのフレーズ集もあわせてご覧ください。
3.英語メール・チャットでの連絡
仕事の英語は、話す場面だけではありません。メールやチャットでは、短くても「何についての連絡か」「次にどうするか」「いつまでか」が伝われば、十分に仕事が進みます。
- Thank you for your email.
メールをありがとうございます。 - I’m writing about the meeting.
会議についてご連絡しています。 - Please find the file attached.
添付ファイルをご確認ください。 - I’ll get back to you by Friday.
金曜日までにご連絡します。 - Best regards,
よろしくお願いいたします。
「後ほど連絡します」の使い方は、I’ll get back to youの意味と例文で詳しく解説しています。英文メールの締め方は、英文メールや手紙の結びの言葉も参考になります。
4.日程調整・確認で使う英語
日程調整では、難しい言い回しより、都合がよいか・変更が必要かを明確に伝えることが大切です。
- Are you available on Tuesday?
火曜日はご都合いかがですか? - Tuesday works for me.
私は火曜日で大丈夫です。 - Could we reschedule?
日程を変更できますか? - That works for me.
それで大丈夫です。
That worksの意味と日程調整での使い方もあわせて覚えておくと便利です。
5.初対面のあいさつ・仕事の自己紹介
初対面では、名前・所属・担当を短く伝えれば十分です。最初から詳しい経歴を説明する必要はありません。
- Nice to meet you.
はじめまして。 - I’m Yuki from the sales team.
営業チームのユキです。 - I’m in charge of customer support.
カスタマーサポートを担当しています。 - I’m looking forward to working with you.
一緒にお仕事できるのを楽しみにしています。
自己紹介の話題を増やしたい場合は、英語で自己紹介するときの鉄板ネタをご覧ください。
6.会食・接待で使う英語
会食では、仕事の話ばかりをするより、移動・料理・休日などの軽い話題から会話を始めるほうが自然です。
- How was your trip?
移動はいかがでしたか? - Please try this.
ぜひこれを召し上がってみてください。 - How do you like the food?
お料理はいかがですか? - It was great talking with you.
お話しできてよかったです。
乾杯・料理・雑談・仕事への切り替え・会計までまとめた例文は、会食・接待で使える英語フレーズで紹介しています。
7.仕事で繰り返し使える便利なひと言
場面を問わず使える表現をいくつか持っていると、英語で仕事をするときの負担が軽くなります。
- Let me check.
確認します。 - That sounds good.
よさそうですね。 - I understand.
分かりました。 - Could you clarify that?
もう少し詳しく説明していただけますか? - I’ll keep you posted.
進捗をご連絡します。 - Thank you for your help.
ご協力ありがとうございます。
仕事や会議で耳にする少しこなれた表現を知りたい方には、ビジネス英語イディオム15選もおすすめです。
英語初心者が仕事で困ったときの3つの逃げ道
仕事の英語では、分かったふりをしないことも大切です。聞き取れないときや、その場で答えられないときは、次の3つを使ってみましょう。
- Could you say that again?
もう一度言っていただけますか? - Could you speak more slowly?
もう少しゆっくり話していただけますか? - Let me check and get back to you.
確認して、後ほどご連絡します。
この3つが言えれば、「全部その場で理解し、すぐ答えなければならない」というプレッシャーから離れられます。
会議のフレーズを覚えても、話の速さについていけない方へ:聞き取り・要点整理・発言を根本から練習したい場合は、be:RIZEの英語会議についていけない7つの原因と実践的な勉強法も参考にしてください。
まとめ|まずは自分が使う場面を1つ選ぼう
仕事・ビジネス英語は、難しい単語を広く覚えるより、自分が次に遭遇しそうな場面の短いフレーズから覚えるほうが実践的です。
- 電話を使うなら、取り次ぎと伝言
- 会議に参加するなら、確認と保留
- メールが多いなら、連絡と締めの表現
- 海外の相手と会うなら、自己紹介と会食
まずは1つの場面を選び、そこで使う3〜5文を声に出して練習してみましょう。短い表現でも、必要な瞬間に口から出れば、立派なビジネス英語です。
初対面・再会・社内・取引先・別れ際の表現は、ビジネス英語の挨拶フレーズにまとめています。
打ち合わせの依頼・候補日時・変更・確認は、アポイントを取る英語フレーズにまとめています。
進捗の確認・報告、遅延や期限変更を伝える表現は、「進捗」は英語で?進捗確認・報告・遅延・期限を伝えるビジネス英語で会話例・メール例とともに詳しく紹介しています。
返信・資料・納期・支払いを丁寧に催促する表現は、「催促・リマインド」は英語で?場面別メール例文にまとめています。
誘い・依頼・会議・営業提案を角を立てずに断る表現は、「断る」は英語で?やんわり・丁寧な断り方で会話例・メール例とともに紹介しています。
ミス・遅延・返信遅れを英語で謝るときは、「申し訳ない」は英語で?sorry・apologize・regretの違いと謝罪表現もあわせてご覧ください。
資料送付・確認・修正・見積もりなどを丁寧にお願いするときは、「依頼・お願い」は英語で?丁寧な頼み方・ビジネスメール例文をご覧ください。
上司・同僚へ問題や進め方を相談し、意見や助言を求める表現は、「相談する」は英語で?仕事・上司・同僚への相談フレーズにまとめています。
会議で案を出すときは、「提案する」の英語表現とsuggest・propose・recommendの違いもあわせて確認しておくと、理由やメリットまで自然に伝えられます。
価格・納期・契約条件を英語で調整する場面では、交渉で使える英語フレーズと会話例もあわせて確認しておくと便利です。
会議や交渉で決まった内容を明確にするには、「合意する」の英語とagree・agreementの使い分けもあわせて確認しておくと便利です。
職種・業界別に使う実務英語
同じビジネス英語でも、実際に必要な表現は仕事によって異なります。航空業界で外国人のお客様を案内する方には、グランドスタッフが空港接客で使う英会話フレーズもおすすめです。チェックイン・手荷物・搭乗口・乗り継ぎ・遅延対応を、短い会話例とともに紹介しています。また、機内で働く方には、キャビンアテンダント(CA)の機内接客英語もおすすめです。
人事異動や勤務地変更を伝えるときは、「転勤する」は英語で?で、正式な表現から中学英語での言い換えまで紹介しています。
部署・担当・役職が変わる社内異動は、「異動する」は英語で?で具体的に解説しています。
問題・依頼・お客様・製品など、対象によって変わる言い方は、「対応する」は英語で?にまとめています。
購買・調達の現場で使う見積依頼・価格交渉・発注・納期確認・品質対応の表現は、購買・調達の英語フレーズにまとめています。
海外工場との生産計画・進捗確認・部品不足・納期遅延・回復計画で使う表現は、生産管理の英語フレーズにまとめています。
事実・予定・認識・安全など、目的によって変わる「確認する」の英語は、「確認する」は英語で?にまとめています。
品質管理・品質保証:検査、不具合報告、原因調査、是正措置、監査で使える表現は、品質管理の英語フレーズでまとめています。
研究開発:実験条件、結果、考察、技術会議、共同開発の表現は、研究開発の英語フレーズで紹介しています。
マーケティング・PR:キャンペーン提案、KPI報告、海外本社との調整、メディア対応は、マーケティング・PRの英語フレーズで紹介しています。
計画・予算・申請・支払いなど、対象によって変わる言い方は、「承認する」は英語で?にまとめています。
仕事で使う「報告」の言い分けは、「報告する」は英語で?report・update・inform・tellの違いで詳しく解説しています。
海外子会社や海外拠点との月次報告・予算差・問題対応では、海外子会社・海外拠点との英語フレーズもご活用ください。
電話・メール・折り返しなど場面で変わる表現は、「連絡する」は英語で?contact・get in touchなどの違いで詳しく解説しています。
計画・契約・努力など対象で変わる表現は、「継続する」は英語で?continue・keep・keep goingの違いで詳しく解説しています。
決算説明や海外投資家との質疑応答には、IR・決算説明で使う英語フレーズもご活用ください。
人・進捗・在庫・品質など対象で変わる表現は、「管理する」は英語で?manage・keep track of・controlの違いで詳しく解説しています。
外国人候補者の面接・入社手続き・評価・社員相談には、人事・採用で使う英語フレーズもご活用ください。
予定・価格・条件などの「調整する」は、adjust・coordinate・arrangeの違いと簡単な言い換えも確認しておきましょう。
英文契約のレビュー・修正提案・契約交渉には、法務・英文契約で使う英語フレーズもご活用ください。
予定・設定・仕様などの「変更する」は、change・modify・reviseの違いと簡単な言い換えも確認しておきましょう。
仕様確認・不具合報告・リリース判断の表現は、エンジニア・技術者が使う英語フレーズで紹介しています。
商談の挨拶からヒアリング・提案・価格交渉・フォローまでの流れは、海外営業で使う英語フレーズで紹介しています。
毎日の「通勤する」は、commuteとgo to workの違い・基本動詞での言い換えも確認しておきましょう。
売り手・買い手・物流会社の間で価格、納期、支払い、責任範囲を調整する表現は、商社で使う英語フレーズで紹介しています。
仕事を終えて「帰宅する」は、go home・get home・come homeの違いも確認しておきましょう。
海外子会社との連結決算、差異確認、残高照合、監査対応の表現は、経理・財務で使う英語フレーズで紹介しています。
製薬会社の薬事・安全性・品質・臨床開発・海外本社との会議で使う表現は、製薬会社で使う英語フレーズで紹介しています。
国際学会の口頭発表、質疑応答、ポスター発表、懇親会で使う表現は、国際学会で使う英語フレーズで紹介しています。
医師・医療従事者が外国人患者への問診・検査・説明・理解確認で使う表現は、医師・医療現場で使う英語フレーズで紹介しています。










