I’ll let you get back to it.の意味は?仕事中の会話を自然に終える使い方

I’ll let you get back to it.(では、作業に戻ってください)の意味と使い方

職場で同僚に少し話しかけたあと、「これ以上邪魔をせず、そろそろ作業に戻ってもらおう」と思うことがあります。そんな場面で自然なのが、I’ll let you get back to it.です。

直訳は「あなたをそれに戻らせます」ですが、実際の会話では「では、作業に戻ってください」「これ以上お邪魔しません」「そろそろ失礼します」という、相手への配慮を込めた終了表現として働きます。

この記事の結論
  • I’ll let you get back to it.=では、作業に戻ってください
  • 相手が中断していた仕事・勉強・家事などへ戻れるよう、会話を終える
  • 命令ではなく、「私がここで会話を切り上げます」という配慮
  • itは相手が先ほどまでしていたことを指す

I’ll let you get back to it.の意味

表現を分けると、次のようになります。

  • I’ll let you …:あなたが~できるようにします
  • get back to …:~へ戻る
  • it:相手がしていた仕事や作業

I’ll let you get back to it.
では、作業に戻ってください。/これ以上お邪魔しません。

itの内容を明示することもできます。

I’ll let you get back to work.
では、仕事に戻ってください。

I’ll let you get back to your studies.
では、勉強に戻ってください。

しゅみすけ(大山俊輔)

let youという形ですが、「戻っていいですよ」と許可しているわけではありません。自分が会話を切り上げ、相手の時間を返す感覚です。

会話の中でどんな働きをする?

この表現は、相手が忙しいと分かっているときに、短い会話や質問を丁寧に終えるために使います。

  1. 相手が作業中である
  2. 少し話しかける・質問する
  3. 必要な会話が終わる
  4. I’ll let you get back to it.でその場を離れる

日本語の「お忙しいところ、ありがとうございました」「では、お仕事に戻ってください」に近い働きです。ただし、改まった謝罪ではなく、日常的で温かい言い方です。

ニュアンス・丁寧さ・使える場面

特徴
会話上の役割 相手への配慮を示しながら会話を終える
対人距離 同僚、友人、知人など通常~親しい関係
発言の強さ 控えめで柔らかい
使用場面 職場、電話、オンライン会議、勉強中、家事中

上司や取引先にも使えますが、非常にフォーマルな場面では、先に感謝を加えるとより自然です。

Thanks for your time. I’ll let you get back to it.
お時間をありがとうございました。では、お仕事に戻ってください。

場面別の自然な例文

同僚へ質問したあと

That answers my question. I’ll let you get back to it.
これで疑問が解決しました。では、作業に戻ってください。

忙しい相手との電話で

I know you’re busy, so I’ll let you get back to it.
忙しいと思うので、そろそろ仕事に戻ってください。

在宅勤務中の家族に

Thanks for helping me. I’ll let you get back to work.
手伝ってくれてありがとう。仕事に戻ってね。

勉強中の友人に

Good luck with the exam. I’ll let you get back to studying.
試験、頑張ってね。勉強に戻って。

短い会話例

A: Do you have a minute? I wanted to check the deadline.
B: Sure. It’s Friday at noon.
A: Got it. Thanks for your help. I’ll let you get back to it.
B: No problem. Talk to you later.

A:ちょっといい?締め切りを確認したくて。
B:もちろん。金曜日の正午だよ。
A:了解。ありがとう。では、作業に戻って。
B:どういたしまして。またあとでね。

似た3表現の違い

I’ll let you get back to it・I’ll let you go・I’ll leave you to itの違い

表現 中心的な場面 実際の働き
I’ll let you get back to it. 相手が仕事・作業を中断している 会話を終えて作業へ戻ってもらう
I’ll let you go. 電話や会話が長くなった 相手をこれ以上引き止めず、会話を終える
I’ll leave you to it. 相手がこれから何かを進める 相手に任せ、自分はその場を離れる

電話を自然に切る表現は、I’ll let you go.の意味と使い方で詳しく解説しています。

相手へ任せて離れるニュアンスは、I’ll leave you to it.の意味と使い方をご覧ください。

日本人が注意したいポイント

相手へ戻るよう命令する表現ではない

日本語訳だけを見ると、「さあ、仕事に戻ってください」と指示しているように見えます。しかし実際には、話しかけた自分が会話を終えることが中心です。

忙しくない相手には少し不自然

相手が特に作業をしていなかった場合、get back to itの戻り先がありません。単に会話を終えるなら、I’ll let you go.It was nice talking to you.が自然です。

皮肉に聞こえることもある

相手の作業が遅れている場面で強い口調で言うと、「いいから仕事へ戻って」という皮肉に聞こえる可能性があります。通常は笑顔や軽い声で、感謝と一緒に使います。

しゅみすけ(大山俊輔)

Thanks for your time.などの感謝を先に置くと、「追い払う」のではなく「相手の時間を大切にしている」ことが伝わります。

この表現が出てこなければ?簡単な言い換え

  • I should go now.
    そろそろ行かないと。
  • You can go back to work.
    仕事に戻って大丈夫です。
  • Thanks. Talk to you later.
    ありがとう。またあとで。

You can go back to work.は少し指示のように聞こえることがあります。自分から会話を終えるなら、I should go now.が安全です。

まとめ

I’ll let you get back to it.は、仕事や作業を中断して対応してくれた相手へ、「では、作業に戻ってください」「これ以上お邪魔しません」と伝える終了表現です。

  • 相手の時間への配慮を示す
  • itは相手がしていた作業を指す
  • 命令ではなく、自分が会話を切り上げる表現
  • 感謝を先に置くとさらに自然

忙しい相手へ質問したあとや、職場の短い雑談を終えるときに使ってみてください。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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