
「高いものが必ずしも良いとは限らない」「忙しい人が必ずしも不幸なわけではない」。「必ずしも」は、すべてのケースに当てはまるとは限らないことを表す日本語です。
最も代表的な英語は not necessarily です。ただし、「いつもとは限らない」なら not always、「全員ではない」なら not everyone、「全部ではない」なら not all が自然です。英語では、何を部分的に否定したいのかによって形を変えます。
Contents
「必ずしも」は英語で?早見表
| 伝えたいこと | 英語 | 例文 |
|---|---|---|
| そうとは限らない | not necessarily | Expensive doesn’t necessarily mean better. |
| いつもそうではない | not always | More isn’t always better. |
| 全員がそうではない | not everyone | Not everyone agrees. |
| 全部がそうではない | not all | Not all mistakes are bad. |

not necessarily:「必ずしも〜とは限らない」
not necessarily は、「そうなる可能性はあるが、必ずそうなるわけではない」という表現です。ある考えや因果関係を完全には否定せず、例外があることを示します。
- Expensive doesn’t necessarily mean better.
高いものが必ずしも良いとは限りません。 - Being busy doesn’t necessarily mean you’re productive.
忙しいことが必ずしも生産的だという意味ではありません。 - A mistake is not necessarily a failure.
ミスが必ずしも失敗とは限りません。 - That isn’t necessarily true.
それは必ずしも正しいとは限りません。
necessarily は「必然的に・必ず」という意味です。それを not で否定するため、「必ずそうなるわけではない」となります。
会話で便利な Not necessarily. の意味
質問や意見に対して、短く Not necessarily. と答えると、「必ずしもそうではありません」「そうとは限りません」という意味になります。
- “Does cheaper mean lower quality?” “Not necessarily.”
「安いと品質が低いということ?」「必ずしもそうではありません」 - “Do I need perfect grammar?” “Not necessarily.”
「完璧な文法が必要?」「必ずしも必要ではありません」 - “Is she angry?” “Not necessarily.”
「彼女は怒っているの?」「そうとは限りません」
No. と言うと全面的な否定ですが、Not necessarily. なら、可能性を残した柔らかい否定になります。
not always:「必ずしもいつも〜とは限らない」
頻度について「いつもそうではない」と言いたい場合は not always を使います。
- More isn’t always better.
多ければ必ずしも良いとは限りません。 - Hard work doesn’t always lead to success.
努力が必ずしも成功につながるとは限りません。 - Things don’t always go as planned.
物事は必ずしも計画どおりに進むとは限りません。 - I don’t always agree with him.
私は必ずしもいつも彼に賛成するわけではありません。
I don’t always agree. は「一度も賛成しない」ではなく、賛成することもあるが、いつもではないという部分否定です。
not everyone:「必ずしも全員が〜ではない」
人について「全員がそうではない」と言うなら not everyone を使います。
- Not everyone agrees.
必ずしも全員が賛成しているわけではありません。 - Not everyone likes coffee.
誰もが必ずしもコーヒーを好きなわけではありません。 - Not everyone learns in the same way.
必ずしも全員が同じ方法で学ぶわけではありません。 - Not everyone needs the same advice.
必ずしも全員に同じ助言が必要なわけではありません。
Nobody agrees. は「誰も賛成していない」という全部否定です。Not everyone agrees. は「賛成する人もいるが、全員ではない」という意味なので、混同しないようにしましょう。
not all:「必ずしも全部が〜ではない」
物・出来事・考えなどについて「全部ではない」と言うなら not all が自然です。
- Not all mistakes are bad.
すべてのミスが必ずしも悪いわけではありません。 - Not all information online is reliable.
ネット上の情報がすべて必ずしも信頼できるわけではありません。 - Not all problems have simple solutions.
すべての問題に必ずしも簡単な解決策があるわけではありません。 - Not all changes are improvements.
すべての変化が必ずしも改善とは限りません。
No information is reliable. なら「信頼できる情報は一つもない」という全部否定です。not all は、一部には当てはまる可能性を残します。
not necessarilyの語順
not necessarily は、be動詞の後ろ、一般動詞の前、助動詞の後ろに置くのが基本です。
| 文の種類 | 形 | 例文 |
|---|---|---|
| be動詞 | be + not necessarily | It is not necessarily wrong. |
| 一般動詞 | do not necessarily + 動詞 | I don’t necessarily agree. |
| 助動詞 | 助動詞 + not necessarily | It may not necessarily work. |
I don’t necessarily agree. は「必ずしも賛成ではない」であり、「まったく賛成しない」とは限りません。この語順が、英語の部分否定を作ります。
「必ずしも〜ではない」と「絶対に〜ではない」の違い
| 日本語 | 英語 | 意味 |
|---|---|---|
| 必ずしも正しくない | not necessarily true | 正しい場合もあるが、いつもではない |
| 絶対に正しくない | definitely not true | 明確に間違っている |
| 全員が賛成ではない | not everyone agrees | 賛成する人もいる |
| 誰も賛成していない | nobody agrees | 賛成者はゼロ |
「必ずしも」は断定を避け、例外や別の可能性を残す言葉です。英語でも、全部を否定する表現に変えてしまわないことが重要です。
初心者向け:まず覚えたい簡単英語4つ
- Not necessarily.
必ずしもそうではありません。 - That’s not always true.
それは必ずしも正しいとは限りません。 - Not everyone agrees.
必ずしも全員が賛成ではありません。 - Not all mistakes are bad.
すべてのミスが必ずしも悪いわけではありません。
まずは短い Not necessarily. を覚えると、会話で相手の意見を全面否定せずに「そうとは限らない」と返せます。
よくある間違い
- necessarily を「必要に」と訳す:necessary は「必要な」ですが、necessarily はここでは「必然的に・必ず」です。
- not everyone を nobody にする:前者は「全員ではない」、後者は「誰もいない」です。
- not all を none にする:not all は一部を肯定し、none は全部を否定します。
- not always を never にする:not always は「いつもではない」、never は「一度もない」です。
まとめ:何を部分的に否定するかで選ぼう
- そうとは限らない → not necessarily
- いつもとは限らない → not always
- 全員ではない → not everyone
- 全部ではない → not all
「必ずしも」を英語にするときは、可能性・頻度・人・物のどれを部分的に否定しているのかを考えましょう。全部否定との違いが分かると、英語のニュアンスを正確に伝えられます。
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