「片っ端から」は英語で?one after another・every single oneの違い

「片っ端から」は英語で?one after anotherやevery single oneの違い

「届いたメールを片っ端から返す」「気になる本を片っ端から読む」「近所の店を片っ端から回る」。この「片っ端から」は、英語では何と言えばよいでしょうか。

基本はone after anotherですが、「一つ残らず」を強調するならevery single one、「最初から最後まで」ならfrom the first to the lastが自然です。この記事では、場面ごとの使い分けを初心者向けの簡単な英語とともに紹介します。

「片っ端から」が表すニュアンス

「片っ端から」は、ある範囲にあるものを端から順に、次々と処理・確認・実行していく様子を表します。ポイントは、単にランダムに選ぶのではなく、次々と進めることほぼ全部を対象にすることです。

  • 一つずつ次々に:one after another
  • 一つ残らず全部:every single one
  • 最初から最後まで:from the first to the last
  • リストを順に処理する:work through

1. one after another:一つずつ次々に

one after anotherは、「一つの次にまた一つ」という連続した動きを表す最も使いやすい表現です。読む、電話する、訪ねる、試すなど幅広い動作に使えます。

I read the books one after another.
その本を片っ端から読みました。

She called the clients one after another.
彼女は顧客に片っ端から電話しました。

We visited the shops one after another.
私たちは店を片っ端から回りました。

2. every single one:一つ残らず全部

every single oneは、「例外なく一つ残らず」という強調表現です。順番よりも、対象を全部やったことに焦点があります。名詞を続ける場合はevery single + 単数名詞にします。

I checked every single email.
メールを片っ端から確認しました。

She tried every single dress in the store.
彼女は店のドレスを片っ端から試着しました。

He answered every single question.
彼は質問に片っ端から答えました。

3. from the first to the last:最初から最後まで

from the first to the lastは、並んだ対象を最初から最後まで扱ったことを明確にします。順序のある書類、候補、エピソードなどに向いています。

She reviewed the applications from the first to the last.
彼女は応募書類を最初から片っ端に確認しました。

I watched the episodes from the first to the last.
そのエピソードを最初から最後まで片っ端に見ました。

one after another、every single one、from the first to the lastの違い

4. work through:リストや作業を順番に片づける

work throughは、複数の項目や問題を順に進めて処理する句動詞です。「片っ端からメールを返す」「課題を片っ端から片づける」のような、作業感のある場面で自然です。

I’m working through my emails.
メールを片っ端から処理しています。

Let’s work through the list.
そのリストを片っ端から確認していきましょう。

「片っ端から」と「手当たり次第に」の違い

似た表現ですが、焦点は少し異なります。

  • 片っ端から:端から順に次々と進め、全部または大部分を対象にする
  • 手当たり次第に:目についたものをあまり選別せず対象にする

「片っ端から」はone after anotherevery single oneが合いやすく、「手当たり次第に」の無差別な響きを強調する場合はindiscriminatelyが候補になります。

初心者向け:難しい表現が出ないときの簡単英語

会話では、短い動詞とallを使って十分伝えられます。

I read them all.
それらを片っ端から全部読みました。

I called everyone on the list.
リストにいる人へ片っ端から電話しました。

She tried all the shops.
彼女は店を片っ端から試しました。

「片っ端から」に対応する難しい副詞を探すより、何を全部したのかをシンプルに言うほうが自然なことも多くあります。

よくある間違い:at randomとは違う

at randomは「無作為に」で、順番や基準なく一部を選ぶ意味です。「片っ端から」のように端から次々と全部を処理する意味とは異なります。

He picked three books at random.
彼は本を無作為に3冊選びました。

全部を次々に読んだなら、He read the books one after another.のほうが適切です。

まとめ

  • 一つずつ次々に:one after another
  • 一つ残らず全部:every single one
  • 最初から最後まで:from the first to the last
  • 作業を順に処理する:work through
  • 初心者向けの簡単表現:all / everyone

「片っ端から」は、順番・全件・作業のどこを強調するかで英語を選ぶと自然です。

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