none of your businessの意味は?失礼度と柔らかい言い換え

none of your businessの意味・失礼度・柔らかい言い換えを解説するアイキャッチ画像

None of your business. は、「あなたには関係ない」「余計なお世話です」という意味です。相手が私生活や秘密に踏み込んできたとき、強く境界線を引く表現です。

映画やドラマではよく聞きますが、普通の会話でそのまま言うと、かなり冷たく攻撃的に響くことがあります。この記事では、意味の組み立て、That’s none of your business. の語順、失礼度、Mind your own business. との違い、柔らかい言い換えを解説します。

none of your businessの意味

none of … は「〜のどれにも当てはまらない・〜とはまったく関係がない」、business はここでは会社や商売ではなく「関わるべき事柄」を表します。

したがって、none of your business は「あなたが関わる事柄ではまったくない」から、「あなたには関係ない」となります。

  • That’s none of your business.
    それはあなたには関係ありません。
  • It’s none of his business.
    それは彼には関係ありません。
  • What I do after work is none of their business.
    仕事の後に私が何をするかは、彼らには関係ありません。

しゅみすけ(大山俊輔)

ここでのbusinessは「仕事」ではありません。「その人が口を出す領域・関与する事柄」と考えると、意味がつながります。

よく使う語順

最も一般的なのは次の形です。

That / It + is + none of + 所有格 + business.

意味
none of my business 私には関係ない
none of your business あなたには関係ない
none of his / her business 彼/彼女には関係ない
none of our / their business 私たち/彼らには関係ない

Why did you quit your job?
なぜ仕事を辞めたの?

That’s none of your business.
あなたには関係ないでしょう。

質問への短い返答では None of your business. と、That’s を省略することもあります。ただし、短いほど強く聞こえやすくなります。

どのくらい失礼?

None of your business. は、相手の質問そのものを「あなたが聞く権利のないこと」と退ける表現です。親しい人同士の冗談や、明らかに無礼な詮索を止める場面では使えますが、職場・接客・初対面では衝突を招く可能性があります。

A: How much money do you make?
いくら稼いでいるの?

B: That’s none of your business.
あなたには関係ありません。

この返答は、Bが質問を不適切だと明確に非難する響きです。単に答えたくないだけなら、もっと柔らかい表現が自然です。

柔らかい言い換え

None of your business・That’s personal・I’d rather not talk about itの強さを比較する図

I’d rather not talk about it.

「そのことについては話さないでおきたいです」。相手を責めず、自分の希望として境界線を伝えられます。

I’d rather not talk about my salary.
給料については話さないでおきたいです。

That’s a little personal.

「それは少し個人的なことです」。質問がプライベートすぎると穏やかに知らせます。

Sorry, but that’s a little personal.
すみませんが、それは少し個人的なことです。

I prefer to keep that private.

「それは個人的なことにしておきたいです」。職場などでも使いやすい丁寧な表現です。

I prefer to keep my family life private.
家族についてはプライベートにしておきたいです。

I’m not comfortable answering that.

「それには答えにくいです」。質問によって不快・不安を感じることを率直に伝えます。

しゅみすけ(大山俊輔)

英語でも境界線ははっきり伝えられます。相手を攻撃せずに断るなら、I’d rather not … や I prefer to … のように自分の希望として言うのが安全です。

none of my businessは意味が違う

None of my business. は「私には関係ない」「私が口を出すことではない」です。相手を追い払うのではなく、自分が介入しない姿勢を表します。

  • It’s none of my business, so I won’t ask.
    私が口を出すことではないので、聞きません。
  • Their relationship is none of our business.
    彼らの関係は私たちが口を出すことではありません。
  • I know it’s none of my business, but are you okay?
    余計なお世話だとは分かっていますが、大丈夫ですか?

最後の例のように前置きとして使うと、「踏み込んだ質問だと承知している」という配慮を示せます。それでも相手が答えたくない可能性には注意しましょう。

Mind your own business.との違い

表現 直感的な意味 焦点
That’s none of your business. それはあなたには関係ない 話題・情報
Mind your own business. 自分のことに集中して 相手の行動・干渉

Mind your own business. は「余計なことに首を突っ込まないで」と相手に命じるため、こちらもかなり強い表現です。詳しい失礼度や言い換えは、Mind your own business.の意味と柔らかい言い換えで解説しています。

冗談なら使える?

親しい友人同士で、笑いながら None of your business! と返すことはあります。

A: Who were you texting?
誰にメッセージしてたの?

B: None of your business!
内緒!

この場合は表情・声・関係性によって「内緒だよ」という冗談になります。ただし、学習者の言葉だけでは冗談が伝わらないこともあります。安全に言うなら That’s a secret.I’m not telling! が分かりやすいでしょう。

仕事・日常会話の例文

仕事

  • My medical history is none of their business unless it affects the job.
    仕事に影響しない限り、私の病歴は彼らに関係ありません。
  • I’d prefer not to discuss my personal finances at work.
    職場では個人的な金銭事情を話さないでおきたいです。

恋愛・人間関係

  • Who I date is none of your business.
    私が誰と付き合うかは、あなたには関係ありません。
  • Our disagreement is none of their business.
    私たちの意見の食い違いは、彼らが口を出すことではありません。

家庭・暮らし

  • How they raise their children is none of my business.
    彼らが子どもをどう育てるかは、私が口を出すことではありません。
  • That’s personal, and I’d rather not answer.
    それは個人的なことなので、答えないでおきたいです。

日本人が間違えやすいポイント

  • businessを「会社」とだけ訳さない:ここでは「関与すべき事柄」です。
  • yourを固定しない:話し手に関係ないなら my、第三者なら his / her / their に変えます。
  • 丁寧な断りとして乱用しない:文法的に正しくても、対人関係では強すぎる場合があります。
  • It’s not your business.との違い:意味は通じますが、定型表現としては It’s none of your business. が一般的です。

簡単な英語で言い換えるなら

  • That’s private.
    それは個人的なことです。
  • I don’t want to answer.
    答えたくありません。
  • Let’s talk about something else.
    別のことを話しましょう。
  • That’s a secret.
    それは秘密です。

まとめ

  • None of your business. は「あなたには関係ない」
  • business は「関与すべき事柄」という意味
  • 境界線を強く引く、かなり直接的な表現
  • none of my business は「私が口を出すことではない」
  • 柔らかく断るなら I’d rather not talk about it.
  • 冗談で使う場合も、声・表情・人間関係が重要

ほかの定型表現は、英熟語・定型表現のまとめから確認できます。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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