
Not really. は、「そうでもない」「あまりそうではない」「別に」と、相手の質問をやわらかく否定する英語表現です。強い No. を避けながら、本当のところは少し違うと伝えたいときに使います。
たとえば、Do you like cooking?(料理は好き?)に Not really. と答えると、「嫌いとまでは言わないけれど、特に好きではない」という温度感になります。この記事では、会話でのニュアンス、自然な返し方、not exactly・not quiteとの違いまで例文で解説します。
Contents
Not really.の意味は「そうでもない」
Not really. の基本的な意味は「そうでもない」「あまりそうではない」です。相手の質問や推測を完全には肯定できないとき、直接的なNoよりも角を立てずに否定できます。
A: Are you tired?
A:疲れてる?B: Not really.
B:そうでもないよ。
A: Did you enjoy the movie?
A:映画、楽しめた?B: Not really.
B:あまりね。
二つ目の例では「全然楽しめなかった」と断言するよりも、「期待したほどではなかった」「それほどでもなかった」という控えめな否定に聞こえます。
会話でのニュアンス
Noよりやわらかい否定
No. は質問をはっきり否定します。一方、Not really. は「厳密に言えば違う」「どちらかといえば違う」という余白を残します。好み、気分、予定、評価など、白黒だけでは答えにくい質問によく合います。
A: Do you know him well?
A:彼のことをよく知っているの?B: Not really. We’ve only met twice.
B:そうでもないよ。2回会っただけだから。
言い方によっては「別に」「いや、特には」
短く、低い調子で言うと「別に」「いや、特には」という少しそっけない返事にもなります。親しい会話では自然ですが、仕事や初対面では理由を一言足すと丁寧です。
A: Is anything wrong?
A:何かあった?B: Not really. I’m just a little distracted today.
B:別に何も。今日はちょっと集中できていないだけ。
しゅみすけ(大山俊輔)
Not reallyの形と使い方
really は「本当に」「実際には」を表す副詞です。not really は直訳すると「本当のところは〜ではない」となり、そこから「そうとも言えない」「あまりそうではない」という控えめな否定になります。
返事として単独で使う
A: Are you hungry?
A:おなかすいた?B: Not really.
B:あまりすいてない。
not really+動詞・形容詞で使う
- I don’t really know.(実はよく分かりません)
- I don’t really like spicy food.(辛い物はあまり好きではありません)
- I’m not really interested.(それほど興味はありません)
- That’s not really true.(それは必ずしも本当ではありません)
not really は単独の決まり文句だけでなく、文の中で否定をやわらげる働きもします。会話では I don’t really … や I’m not really … が非常によく使われます。
場面別の自然な例文
好みを聞かれたとき
A: Are you into sports?
A:スポーツは好き?B: Not really, but I enjoy walking.
B:それほどでもないけど、歩くのは好きだよ。
予定や意欲を聞かれたとき
A: Do you want to go out tonight?
A:今夜、出かけたい?B: Not really. I’d rather stay home.
B:あまり。家にいたいかな。
感想を聞かれたとき
A: Was the test difficult?
A:テストは難しかった?B: Not really. It was easier than I expected.
B:そうでもなかった。思ったより簡単だったよ。
心配されたとき
A: Are you nervous about the presentation?
A:プレゼン、緊張してる?B: Not really. I practiced a lot.
B:それほどでもないよ。たくさん練習したから。
よくある間違いと注意点
Not very.だけでは答えにしにくい
very は通常、後ろに形容詞や副詞が必要です。したがって「そうでもない」と返すつもりで、何に対しても Not very. と言うのは不自然です。
- Are you busy? — Not very.(それほど忙しくない)※busyが文脈から分かるので可能
- Do you like it? — Not really.(あまり好きではない)※こちらが自然
相手の深刻な話を否定しない
相手が「つらかったでしょう?」などと気遣っている場面では、短い Not really. が気持ちを閉ざす返事に聞こえることがあります。必要なら Not really, but thanks for asking.(そうでもないよ。でも聞いてくれてありがとう)のように続けましょう。

Not really・not exactly・not quiteの違い
Not really:本当のところはそうでもない
気持ち、好み、程度などについて、やわらかく否定します。
Do you miss your old job? — Not really.
前の仕事が恋しい?— そうでもないよ。
Not exactly:正確には違う
相手の理解や説明に一部ずれがあるときに使います。「完全な間違いではないが、正確ではない」というニュアンスです。詳しくはnot exactlyの意味・使い方とnot quite・not reallyとの違いをご覧ください。
So you quit? — Not exactly. I’m taking a break.
じゃあ辞めたの?— 正確には違うよ。休んでいるんだ。
Not quite:あと少し・完全には違う
完成度や正確さが100%には届いていない感覚です。
Is it ready? — Not quite.
準備できた?— まだ完全には。
Not really.と言われたときの返し方
- I see.(なるほど)
- Fair enough.(そうなんだね/それも分かるよ)
- Why not?(どうして?)
- What do you prefer?(何のほうが好き?)
- No problem.(大丈夫だよ)
相手がやわらかく否定しているので、無理に詳しい理由を聞かず、I see. と受け止めるだけでも自然です。
この表現を知らなかったら?簡単な英語で言い換える
Not really. がすぐに出てこなくても、知っている基本語で十分に伝えられます。
- Not much.(あまり/それほどではない)
- I don’t think so.(そうは思いません)
- I don’t like it very much.(それはあまり好きではありません)
- I’m okay.(私は大丈夫です)
- No, but thank you.(いいえ、でもありがとう)
しゅみすけ(大山俊輔)
短い会話例
A: Do you like crowded places?
B: Not really. I prefer quiet cafés.
A: Me too. Let’s find somewhere relaxing.
日本語訳
A:人が多い場所は好き?
B:あまり。静かなカフェのほうが好き。
A:私も。落ち着ける場所を探そう。
まとめ
Not really. は「そうでもない」「あまりそうではない」と、質問や推測をやわらかく否定する完成フレーズです。No.ほど強くなく、気持ちや好みを控えめに伝えられます。
まずは Are you tired? — Not really. のような短い受け答えから使ってみましょう。理由を添えるなら、Not really. I slept well last night. のように一文足すだけで、会話が自然に続きます。
ほかの表現も体系的に学びたい方は、英熟語・定型表現の意味・使い方一覧もご覧ください。











