
notice+人+doing は「人が〜しているのに気づく」という意味です。I noticed her looking at me. なら「彼女が私を見ていることに気づいた」。意識して観察し続けたというより、目や耳に入った変化・行動をふと認識する感覚があります。
後ろを動詞の原形にした notice+人+動詞原形 もありますが、焦点が異なります。doingは進行中の一場面、原形は動作をひとまとまりとして捉えます。この記事では語順、自然な例文、see・realize との違い、受動態まで分かりやすく解説します。
Contents
notice+人+doingの基本的な意味
notice は、今まで意識していなかった人・物・変化が感覚や意識に入って「気づく」という動詞です。そこに 人+doing を続けると、その人が動作をしている途中だと気づいたことを表します。
- I noticed Emma waiting outside.
エマが外で待っていることに気づきました。 - She noticed a man following her.
彼女は男性が自分の後をついてきていることに気づきました。 - Did you notice him smiling?
彼が笑っていたのに気づきましたか。
文型としては notice+目的語+現在分詞。日本語では「人が〜していることに気づく」と訳すと自然です。
しゅみすけ(大山俊輔)
語順:誰の動作かをnoticeの直後に置く
基本の語順は 主語+notice+人/物+doing です。
| 部分 | 役割 | 例 |
|---|---|---|
| notice | 気づく | noticed |
| 人・物 | 動作をする主体 | her |
| doing | 気づいた進行中の動作 | talking |
I noticed her talking to the manager.
私は彼女がマネジャーと話していることに気づきました。
her が talking の動作主です。I noticed talking her のように並べたり、I noticed that her talking としたりはしません。
notice+人+doingと動詞原形の違い
知覚を表す notice の後ろでは、現在分詞と原形の両方が使えます。

| 形 | 焦点 | 例 |
|---|---|---|
| notice+人+doing | 進行中の動作・途中の一場面 | I noticed her opening the door. |
| notice+人+原形 | 始まりから終わりまでの動作全体 | I noticed her open the door. |
I noticed her opening the door. は、ドアを開けている途中の彼女に目が留まったイメージです。I noticed her open the door. は、彼女がドアを開けるという出来事を一まとまりとして認識したイメージです。
現実の会話では、話し手が動作のどこまで見たかを厳密に報告しているとは限らず、意味が重なることもあります。それでも、まずは途中ならdoing、全体なら原形と覚えると使いやすいでしょう。
日常会話で使える例文
仕事・学校
- I noticed you taking notes during the meeting.
会議中にあなたがメモを取っているのに気づきました。 - My boss noticed me checking the schedule.
上司は私が予定を確認していることに気づきました。 - The teacher noticed two students whispering.
先生は生徒二人がひそひそ話しているのに気づきました。
恋愛・人間関係
- I noticed him looking at you.
彼があなたを見ているのに気づきました。 - She noticed me avoiding the question.
彼女は私が質問を避けていることに気づきました。 - Did you notice her wearing the necklace you gave her?
彼女があなたのあげたネックレスを着けていたのに気づきましたか。
旅行・暮らし
- We noticed water leaking from the ceiling.
天井から水が漏れていることに気づきました。 - I noticed someone following us near the station.
駅の近くで誰かが私たちをつけていることに気づきました。 - She noticed the baby sleeping on the sofa.
彼女は赤ちゃんがソファで眠っていることに気づきました。
notice+物+doingも使える
目的語は人だけではありません。物や動物がある動きをしていると気づいた場合にも使えます。
- I noticed the light blinking.
ライトが点滅していることに気づきました。 - We noticed the car making a strange noise.
私たちは車が変な音を立てていることに気づきました。 - She noticed her dog shaking.
彼女は飼い犬が震えていることに気づきました。
notice that節との違い
notice that+文 も「〜ということに気づく」を表します。人の行動だけでなく、状態・変化・事実を自由に説明できます。
- I noticed her crying.
彼女が泣いているのに気づきました。 - I noticed that she had been crying.
彼女が泣いていたことに気づきました。
前者は目の前の進行中の行動を直接捉えています。後者は腫れた目などを見て、すでに泣いたという事実を推測・認識する場合にも使えます。
notice・see・realizeの違い
| 表現 | 中心となる意味 | 例 |
|---|---|---|
| notice | 変化や存在が意識に入り、気づく | I noticed him leaving. |
| see | 実際に目で見る・目撃する | I saw him leave. |
| realize | 考えて事実を理解する・悟る | I realized he had left. |
notice は「見えた」よりも、その情報が意識に入った点が重要です。see は視覚的に捉えたこと、realize は頭で意味や事実を理解したことに焦点があります。
- I saw her enter the café.
彼女がカフェに入るのを見ました。 - I noticed her sitting by the window.
彼女が窓際に座っていることに気づきました。 - I realized she was waiting for me.
彼女が私を待っているのだと分かりました。
pay attention toとの違い
pay attention to は意識的に注意を向ける行為、notice は注意の結果として何かに気づくことです。
- Pay attention to the road.
道路に注意を向けてください。 - I noticed a cyclist ahead.
前方の自転車に気づきました。
詳しい違いは、pay attention to・focus on・noticeの違いでも解説しています。目を向ける行為そのものは、look at・see・watchの違いも参考になります。
受動態ではtoが戻る
能動態では原形を使う notice+人+動詞原形 も、受動態になると be noticed to do のように to が現れます。
- Someone noticed him leave the building.
誰かが彼が建物を出るのに気づきました。 - He was noticed to leave the building.
彼が建物を出るところを目撃されました。
ただし、この受動態は硬く、日常会話では Someone noticed him leaving. や He was seen leaving. のほうが自然なことが多いです。
しゅみすけ(大山俊輔)
日本人が間違えやすいポイント
- notice to doとはしない:「人が〜するのに気づく」は notice someone do/doing です。
- doingの動作主を抜かない:I noticed her crying. の her が必要です。
- noticeを「注意する」と直訳しない:「注意を向ける」なら pay attention to が基本です。
- realizeと混同しない:状況を考えて理解した場合は realize が自然です。
- 受動態の原形に注意:能動態の原形は受動態で to do になります。
簡単な英語で言い換えるなら
この形がすぐに出なければ、that節やseeを使って直接伝えられます。
- I noticed that she was crying.
彼女が泣いていることに気づきました。 - I saw him talking to Tom.
彼がトムと話しているのを見ました。 - I realized what was happening.
何が起きているのか分かりました。
まとめ
- notice+人+doing は「人が〜しているのに気づく」
- doing は進行中の一場面、原形 は動作全体を捉えやすい
- notice は意識に入って気づく、see は見る、realize は理解する
- 「注意を向ける」行為は pay attention to
- 原形を使った形が受動態になると to が戻る
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