
「名前を入力してください」「パスワードを入力する」「データを入力する」――日本語では全部「入力する」ですが、英語は場面によって表現が変わります。
いちばん幅広く使えるのは enter。キーボードで打つ動作を強調するなら type in、データ処理の少し技術的な文脈なら input が自然です。この記事では、初心者でもすぐ使える簡単な言い換えまで整理します。
Contents
「入力する」の英語表現・早見表
| 表現 | 自然な場面 | ニュアンス |
|---|---|---|
| enter | 名前・メール・パスワード | 画面や欄に情報を入れる定番 |
| input | データ・数値・システム | 技術的・事務的 |
| type in | 文字・パスワード | キーを打つ動作を強調 |
| fill in / fill out | 空欄・申込書 | 必要事項を記入して完成させる |
| key in | 暗証番号・コード・数字 | キーやテンキーで打ち込む |
| put in | 日常会話 | 「ここに入れる」という簡単な言い方 |

1. enter:フォームや画面に情報を入力する
enter は、名前・住所・メールアドレス・パスワードなどを欄やシステムへ入力するときの定番です。ウェブサイトの案内でもよく見かけます。
- Please enter your name in the box.
枠内にお名前を入力してください。 - Enter your email address to continue.
続けるにはメールアドレスを入力してください。 - I entered the wrong password.
間違ったパスワードを入力しました。
情報を入力してアカウントを作る場面では、「登録する」の英語表現も一緒に覚えると便利です。
2. input:データを入力する
input は名詞の「入力」だけでなく動詞でも使えます。データ、数値、情報をコンピューターやシステムへ入れる、少し技術的・事務的な響きです。
- Please input the sales data.
売上データを入力してください。 - We need to input these numbers into the system.
この数字をシステムに入力する必要があります。
日常的なフォームなら enter のほうが自然なことが多く、仕事のデータ処理なら input がよく合います。
3. type in:キーボードで打ち込む
type in は、指でキーを打つ動作に注目した表現です。パスワードや検索語などを実際に打ち込む場面にぴったりです。
- Type in your password.
パスワードを入力してください。 - I typed in the address.
住所を入力しました。 - Type it in here.
ここにそれを入力してください。
4. fill in / fill out:欄やフォームを埋める
fill in は空欄を埋める、fill out はフォーム全体に必要事項を書き込む、という感覚です。アメリカ英語ではフォーム全体に fill out が特によく使われます。
- Please fill in this field.
この欄に入力してください。 - Please fill out this form.
このフォームに必要事項を入力してください。
フォームの項目を増やすときの「追加する」も、場面によって add や include を使い分けます。
5. key in:暗証番号や数字を入力する
key in は、キーボードやテンキーでコード・番号を打ち込む表現です。少し事務的ですが、ATMや会計システムなどで使われます。
- Key in your PIN.
暗証番号を入力してください。 - She keyed in the product code.
彼女は商品コードを入力しました。
6. put in:知っている単語で簡単に言う
難しい単語が出てこないときは、put in でも「入れる」と伝えられます。何をどこへ入れるかが会話で明らかなときに便利です。
- Put your email here.
ここにメールアドレスを入れてください。 - What should I put in this box?
この欄には何を入れればいいですか?
初心者向け:もっと簡単な英語に分解すると?
「入力する」が出てこなくても、知っている単語で十分伝えられます。
- Please write your name here.(ここに名前を書いてください)
- Put your email here.(ここにメールを入れてください)
- Type your password here.(ここにパスワードを打ってください)
- What should I write here?(ここには何を書けばいいですか?)
- I made a mistake.(間違えました)
よくある間違い
× enter to the box
enter your name in the box のように、入力する内容を enter の直後に置きます。場所は in、システムへ入れるなら into が自然です。
× type in it
目的語が it のときは、type it in と真ん中に置きます。
「Enterキーを押す」は enter だけではない
キーを押す動作は Press Enter. と言います。enter が「情報を入力する」なのか「Enterキー」なのか、文の形で区別しましょう。
1つの欄とフォーム全体を区別する
1つの欄なら fill in this field、フォーム全体なら fill out this form が分かりやすい組み合わせです。
会話例1:オンライン登録
A: What should I enter here?
B: Enter your email address.
A: Should I type in my password too?
B: Yes, and then click “Next.”
A: ここには何を入力すればいいですか?
B: メールアドレスを入力してください。
A: パスワードも入力しますか?
B: はい。そのあと「次へ」をクリックしてください。
会話例2:ホテルのチェックイン端末
Staff: Please key in your reservation number.
Guest: Where can I find it?
Staff: It’s in your confirmation email. Put it in this box.
スタッフ: 予約番号を入力してください。
宿泊客: どこにありますか?
スタッフ: 確認メールにあります。この欄に入力してください。
まとめ
- フォームや画面への入力は enter
- データ処理の文脈は input
- キーを打つ動作は type in
- 欄やフォームを完成させるなら fill in / fill out
- 番号やコードは key in
- 簡単に言うなら put in や write
迷ったら、まずは Enter your name. を基本にしましょう。単語が出ないときは Put your name here. でも、意味はきちんと伝わります。










