
レストランやバーで店員さんから It’s on the house. と言われたら、「家の上にある」という意味ではありません。「こちらはお店のおごりです」「無料でサービスします」という、うれしい一言です。
この記事では、on the houseの意味・由来・使い方を例文で解説し、complimentaryやfreeとの違い、日本語の「サービス」を英語でどう表すかまで整理します。
Contents
On the houseの意味は「お店のおごり」
on the house は、飲食物やサービスの代金を店側が負担することを表すカジュアルなイディオムです。日本語なら「お店からのサービスです」「こちらは無料です」「店のおごりです」に当たります。
This dessert is on the house.
このデザートはお店からのサービスです。
この house は「家」ではなく、レストラン・バー・ホテルなどの店・施設を指します。費用が店側の勘定につくため、on the houseという表現になりました。
動画でOn the houseとComplimentaryを確認
b わたしの英会話のAlexが、「サービスです」を自然な英語で伝える方法を33秒で紹介します。
YouTubeで「On the house」のショートを見る
On the houseの使い方と例文
1.店員がお客さまに「無料です」と伝える
Your first drink is on the house.
最初の一杯はお店からのサービスです。
We’re sorry for the wait. Dessert is on the house.
お待たせして申し訳ありません。デザートは無料でご提供します。
2.お客として「これは無料ですか?」と確認する
Is this on the house?
これはお店からのサービスですか?
伝票に載るか分からないときは、遠慮せず確認して構いません。より簡単には Is this free? でも通じます。
3.人がおごる場合との違い
Dinner is on me.
夕食は私のおごりです。
Drinks are on the house.
飲み物は店のおごりです。
on me は話し手個人が支払い、on the house は店側が負担します。「私のおごり」の表現は日常会話で使える短い英語表現と一緒に、チャンクで覚えるのがおすすめです。
On the house・Complimentary・Freeの違い

- On the house:店側の好意やお詫びによる「お店のおごり」。飲食店で特によく使う
- Complimentary:ホテルや接客で使われる、やや丁寧な「無料提供の」
- Free:最も直接的な「料金がかからない」
- Service:英語では基本的に「接客・奉仕・業務」であり、単独で「無料品」の意味にはならない
Complimentary breakfast は「無料の朝食」、complimentary Wi-Fi は「無料Wi-Fi」です。ホテルの案内ではon the houseよりcomplimentaryがよく使われます。
日本語の「サービスです」はserviceで通じる?
日本語では無料のおまけを「サービス」と言いますが、英語で This is service. と言っても、通常は「これは無料です」という意味にはなりません。
場面に応じて、次のように言い換えましょう。
- It’s on the house.(お店からのおごりです)
- It’s complimentary.(無料でご提供しています)
- It’s free.(無料です)
- This is a little something from us.(私どもからのささやかな品です)
初心者でも言える簡単な英語
on the houseがすぐ出てこない場合は、難しく考えず It’s free. で十分伝わります。
店員さんに確認するなら、次の二つが簡単です。
- Is this free?(これは無料ですか?)
- Do I need to pay for this?(これは支払う必要がありますか?)
まずは簡単な英語で意味を伝え、慣れてから Is this on the house? に置き換えていきましょう。
On the houseを使うときの注意点
on the houseは、店が自発的に無料提供する場合に使います。割引券や料金に含まれている朝食には、文脈によって included や complimentary のほうが正確です。
また、お客側から Can you make it on the house? と頼むと「無料にしてくれませんか」という厚かましい印象になりやすいため、店側が申し出たときに使うのが自然です。
まとめ:On the houseは店側からのうれしい一言
on the houseは「お店のおごり・店からの無料サービス」という意味です。飲食店では It’s on the house.、ホテルなどの丁寧な案内では It’s complimentary. がよく使われます。次に海外のレストランで耳にしたら、安心して Thank you! と受け取りましょう。
予約・注文・会計など、海外の飲食店で使う表現をまとめて確認するなら、レストラン英語の総合ガイドをご覧ください。










