
英語の ought to は、主に「〜すべきだ」「〜するのが望ましい」という助言や当然の行動を表します。さらに、「〜するはずだ」という予想にも使えるのが大切なポイントです。
意味は should とかなり近いものの、会話では should のほうが一般的です。この記事では、ought to のニュアンス、語順、例文、should・had better・must との違い、そして ought to have+過去分詞 まで整理します。
Contents
ought toの基本的な意味
ought to+動詞の原形 には、大きく分けて次の3つの使い方があります。
- 助言:〜すべきだ、〜したほうがよい
- 当然・責任:〜するのが当然だ、〜するべきだ
- 予想:〜するはずだ
共通する感覚は、話し手が「それが望ましい方向・自然な成り行きだ」と見ていることです。命令するというより、常識や状況に照らして「そうなるのがよい/そうなるのが自然だ」と判断します。
しゅみすけ(大山俊輔)
語順は「主語+ought to+動詞の原形」
基本形はシンプルです。
主語+ought to+動詞の原形
- You ought to call her.
彼女に電話したほうがいいですよ。 - We ought to leave now.
私たちはもう出発すべきです。 - It ought to work.
それはうまくいくはずです。
ought は助動詞のように働くため、主語が he や she でも oughts にはなりません。また、to の後ろは必ず動詞の原形です。
ought toの3つの使い方を例文で確認

1.助言「〜すべきだ・〜したほうがよい」
相手にとってよいと思う行動を勧める使い方です。
- You ought to get some rest.
少し休んだほうがいいですよ。 - You ought to book the hotel early.
ホテルは早めに予約したほうがいいですよ。 - I think you ought to talk to your manager.
上司に相談したほうがいいと思います。
ただし日常会話では、同じ場面で You should … と言うほうが普通です。ought to は間違いではありませんが、少し改まった、考え抜いた助言に聞こえることがあります。
2.当然・責任「〜するのが当然だ」
道徳、約束、常識などから見て「そうするのが正しい」と伝える使い方です。
- We ought to keep our promises.
私たちは約束を守るべきです。 - People ought to respect each other.
人は互いを尊重すべきです。 - Companies ought to protect customer data.
企業は顧客データを守るべきです。
この用法では、単なる個人的なおすすめよりも「それが正しい行動だ」という価値判断が感じられます。
3.予想「〜するはずだ」
状況や予定から考えて、そうなる可能性が高いと予想するときにも使います。
- The train ought to arrive soon.
電車はもうすぐ到着するはずです。 - This key ought to open the back door.
この鍵で裏口が開くはずです。 - The meeting ought to be over by six.
会議は6時までには終わるはずです。
「そうなるのが自然だが、100%の保証ではない」という予想です。ここでも should に置き換えられることが多くあります。
ought toとshouldの違い
ought to と should は、ほとんどの場面で同じ意味です。最大の実用的な違いは、should のほうが現代の日常会話で圧倒的に使いやすいことです。
- should:日常的で中立。助言にも予想にも広く使う
- ought to:やや改まった響き。正しさ・当然さを意識させることがある
You should apologize. も You ought to apologize. も「謝るべきだ」です。後者は文脈によって「謝るのが正しいことだ」という判断を少し強く感じさせますが、機械的に強弱を決める必要はありません。
had better・mustとの違い
had better:悪い結果を避けるための忠告
had better は「そうしないと困ったことになる」という切迫感や警告を伴いやすい表現です。
- You ought to take an umbrella.
傘を持っていったほうがいいですよ。(穏やかな助言) - You had better take an umbrella.
傘を持っていったほうがいいですよ。(持たないと困りそう)
must:強い義務・必要
must は「必ず〜しなければならない」という強い義務や必要を表します。
- Visitors ought to be quiet here.
来訪者はここでは静かにするべきです。 - Visitors must show identification.
来訪者は身分証明書を提示しなければなりません。
疑問文は「Ought+主語+to …?」
疑問文では ought を主語の前に置き、do は使いません。
- Ought I to tell him?
彼に伝えるべきでしょうか。 - Ought we to wait?
私たちは待つべきでしょうか。
文法的には正しい形ですが、会話では Should I tell him? や Should we wait? のほうがずっと自然で一般的です。
ought to have+過去分詞は「〜すべきだった」
過去の行動を振り返って、実際にはしなかったことへの後悔や批判を表す形です。
主語+ought to have+過去分詞
- I ought to have called you sooner.
もっと早くあなたに電話すべきでした。 - They ought to have checked the schedule.
彼らは予定を確認しておくべきでした。 - We ought to have left earlier.
私たちはもっと早く出発すべきでした。
should have+過去分詞 とほぼ同じ意味で、会話では should have のほうが一般的です。
否定形ought not toの作り方
否定するときは notをoughtとtoの間に置きます。
ought not to+動詞の原形
「〜すべきではない」という否定の語順や shouldn’t・had better not との違いは、ought not toの意味と使い方を解説した専門記事で詳しく紹介しています。
しゅみすけ(大山俊輔)
簡単な英語で言い換えるなら
ought to が思い浮かばないときは、次のように言い換えられます。
- 助言なら:You should … / It’s a good idea to …
- 当然なら:It’s the right thing to do.
- 予想なら:I think it will … / It will probably …
たとえば You ought to rest. が出てこなければ、You should rest. や It’s a good idea to rest. で自然に伝わります。
まとめ
ought to+動詞の原形 は、助言や当然の行動を表す「〜すべきだ」と、状況に基づく予想の「〜するはずだ」に使います。should と意味は非常に近いものの、日常会話では should のほうが一般的です。
- 基本形:主語+ought to+動詞の原形
- 主な意味:助言、当然・責任、予想
- 疑問文:Ought+主語+to …?
- 過去への後悔:ought to have+過去分詞
- 迷ったら、会話では should で言い換えられる
ほかの表現も体系的に学びたい方は、英熟語・定型表現の一覧もあわせてご覧ください。









