lose sleep overの意味は?使い方・例文とworry aboutとの違い

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lose sleep over は、「〜を心配して眠れない」「〜を気に病む」「〜のことでくよくよする」という英語表現です。

本当に睡眠時間が減る場面にも使えますが、日常会話では、実際に眠れなかったかどうかよりも、ある問題を強く気にして心の負担にすることを比喩的に表す場合もよくあります。

Don’t lose sleep over it.
そんなことでくよくよしないで。

この記事では、lose sleep over の意味・ニュアンス・語順、自然な例文、worry about などとの違いを詳しく解説します。

lose sleep overの基本的な意味

主な意味は次の2つです。

  • 〜が心配で実際に眠れない、睡眠を失う
  • 〜を必要以上に気に病む、くよくよする

I lost sleep over the interview.
私は面接のことが心配で眠れませんでした。

She’s losing sleep over a small mistake.
彼女は小さなミスを気に病んでいます。

しゅみすけ(大山俊輔)

必ず一晩中眠れなかったという意味ではありません。「頭から離れないほど気にしている」という強さを、睡眠を失うイメージで伝える表現です。

ネイティブが感じるニュアンス

worry が一般的な「心配する」なら、lose sleep over は、心配事がプライベートな時間や休息にまで入り込んでいる感覚です。

そのため、軽い懸念よりも、何度も考えてしまう問題や精神的な負担について使われやすくなります。ただし、否定形では相手を励ます軽い一言にもなります。

It’s not worth losing sleep over.
それは眠れなくなるほど気にする価値はありません。

lose sleep overの実際に眠れない用法と気に病む比喩用法をworry aboutと比較した図解

なぜこの意味になる?lose・sleep・overの考え方

lose sleep は、文字どおり「睡眠を失う」です。予定していた睡眠が、心配や考え事のために減る様子を表します。

over はここでは、「〜をめぐって」「〜が原因で」という意味です。

したがって、lose sleep over+心配事 は、「その問題をめぐって睡眠を失う」から、「その問題を強く気に病む」へつながります。

語順とよく使われる形

lose sleep over+名詞

基本形は次のとおりです。

lose sleep over + 心配事

He lost sleep over the deadline.
彼は締め切りのことで眠れませんでした。

over の後ろには、仕事、決定、お金、人間関係など心配の対象を置きます。

lose sleep over+動名詞

行動や出来事を置く場合は、動詞のing形が自然です。

I lost sleep over making the wrong decision.
私は間違った決断をしたことを気に病みました。

don’t lose sleep over it

特に覚えておきたい定型的な形です。「それを深刻に気にしすぎないで」と相手を励まします。

Don’t lose sleep over one bad review.
悪いレビューが1件あったくらいで、くよくよしないで。

現在完了形

過去から現在まで心配が続いている場合は、現在完了形も使えます。

I’ve lost a lot of sleep over this decision.
私はこの決断についてずっと悩み、かなり眠れませんでした。

場面別の自然な例文

仕事

I’ve been losing sleep over tomorrow’s presentation.
明日のプレゼンが心配で、最近よく眠れていません。

Don’t lose sleep over that typo. We can fix it in the morning.
その誤字を気にしすぎないで。朝に直せます。

恋愛・人間関係

She lost sleep over what she had said to her partner.
彼女は恋人に言ったことを気に病み、眠れませんでした。

I’m not going to lose sleep over someone who never calls me back.
折り返しもしてくれない人のことで、私はくよくよしません。

お金・買い物

We lost sleep over how we would pay the bill.
私たちは、その支払いをどうするか心配で眠れませんでした。

学校・学習

He’s losing sleep over his exam results.
彼は試験結果をひどく心配しています。

日常会話

A: I think I sounded rude in that message.
あのメッセージ、失礼に聞こえた気がする。

B: Don’t lose sleep over it. You can explain tomorrow.
くよくよしないで。明日説明すればいいよ。

worry aboutとの違い

worry about は「〜を心配する」という最も広く使える表現です。心配の程度は、軽いものから深刻なものまで文脈で変わります。

  • worry about:広い意味で心配する
  • lose sleep over:休息に影響するほど強く気にする、気に病む

I’m worried about the test.
テストが心配です。

I’m losing sleep over the test.
テストのことで眠れないほど悩んでいます。

似た表現との違い

keep someone up at night

keep someone up at night は、「〜のせいで人を夜眠らせない」という原因側からの言い方です。

The decision kept me up at night.
その決断のことを考えて、夜眠れませんでした。

lose sleep over は自分が睡眠を失うこと、keep me up at night は問題が自分を起こしたままにすることに焦点があります。

be concerned about

be concerned about は「〜を懸念している」という、落ち着いた少しフォーマルな表現です。仕事の報告や客観的な懸念にも使えます。

lose sleep over のほうが、個人的な感情や負担が強く伝わります。

obsess over

obsess over は、一つのことを考え続けて執着するニュアンスです。lose sleep over よりも、「頭から離れない」「こだわりすぎる」ことに焦点があります。

しゅみすけ(大山俊輔)

普通に「心配です」と言うなら worry about で十分です。心配が自分の休息にまで入り込んでいる強さを出したいときに、lose sleep over を選びましょう。

日本人が間違えやすいポイント

sleepを複数形にしない

この表現の sleep は不可算名詞なので、通常は lose sleep とします。lose sleeps とは言いません。

overの後ろに原因を置く

lose sleep about ではなく、定型表現として lose sleep over を使います。

実際の不眠だけに限定しない

会話では比喩的に「気に病む」という意味でも使われます。特に I wouldn’t lose sleep over it. は、「私ならそんなに気にしない」という助言です。

深刻な睡眠問題の説明とは分ける

継続的な不眠という健康状態を正確に説明する場面では、I have trouble sleeping. や専門的な表現を使います。lose sleep over は、特定の心配事との関係を表す日常表現です。

すぐ出てこないときの簡単な言い換え

lose sleep over が出てこなくても、基本的な英語で十分に伝えられます。

  • I’m very worried about it.
    それをとても心配しています。
  • I can’t stop thinking about it.
    そのことを考えずにはいられません。
  • I couldn’t sleep because I was worried.
    心配で眠れませんでした。
  • Don’t worry about it too much.
    それを心配しすぎないで。

「心配した」「眠れなかった」を二つの短い文に分けても、意味はしっかり伝わります。

まとめ

lose sleep over は、「〜を心配して眠れない」「〜を強く気に病む」という表現です。

  • 語順は lose sleep over+心配事
  • 実際の睡眠不足にも、比喩的な「くよくよする」にも使える
  • Don’t lose sleep over it. は「そんなに気にしないで」
  • worry about よりも心配や心理的負担が強い
  • 出てこなければ “I’m very worried about it.” と簡単に言い換えられる

睡眠に関するほかの表現は、寝る前・睡眠中の英語まとめも参考にしてください。英熟語を体系的に学びたい方は、英熟語・定型表現のまとめもご覧ください。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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