see to it thatの意味は?使い方とmake sure・ensureとの違い

see to it thatの意味・使い方とmake sureとの違いを解説するアイキャッチ画像

see to it that は、「必ず〜するようにする」「責任を持って〜が実行されるように取り計らう」という定型表現です。

単に確認するだけではなく、必要なら人に指示したり、自分で対応したりして、望む結果まできちんと持っていく感覚があります。仕事ではもちろん、家庭や旅行中の頼み事にも使える表現です。

see to it thatの意味

see to it that+主語+動詞 で、「that以下のことが確実に起こるようにする」という意味になります。

  • I’ll see to it that the documents arrive by Friday.
    書類が金曜日までに届くよう、私が責任を持って手配します。
  • Please see to it that everyone gets a copy.
    全員にコピーが行き渡るようにしてください。

日本語では「必ず〜してください」と訳されることが多いものの、英語では話し手や相手が責任を引き受けるニュアンスまで含みます。

なぜseeで「取り計らう」になるの?

ここでの see は、目で「見る」だけではありません。「状況を見届ける」「必要なことに注意を向ける」という働きです。

to は注意や働きかけが向かう先、it は対応すべき事柄をいったん受ける語です。そこへ that節 で、実現させたい内容を具体的に示します。

つまり、直訳的には「そのことに目を配り、that以下になるようにする」。そこから「責任を持って取り計らう」という意味につながります。

しゅみすけ(大山俊輔)

seeを「見る」とだけ覚えていると不思議に感じますが、「最後まで見届ける」と考えると分かりやすくなります。頼まれた仕事をただ確認するのではなく、完了まで面倒を見る感覚です。

基本の形と語順

1.see to it that+文

thatの後ろには「主語+動詞」の完全な文を置きます。

  • She saw to it that the guests felt welcome.
    彼女はお客さまが歓迎されていると感じられるよう、きちんと配慮しました。
  • Can you see to it that the room is ready by three?
    3時までに部屋の準備が整うようにしてもらえますか。

会話ではthatが省略され、see to it the room is ready のように聞こえることもあります。ただし、学習段階ではthatを入れた形を使うと構造が分かりやすく、誤解もありません。

2.see to+名詞

see to+名詞 なら、「〜に対処する」「〜の面倒を見る」という意味になります。

  • I’ll see to the reservations.
    予約の手配は私がやります。
  • Could you see to this problem?
    この問題に対処してもらえますか。

see to it that は実現させたい内容を文で伝え、see to+名詞 は担当する事柄を名詞で示す、と整理しましょう。

日常会話・仕事で使える例文

仕事

  • I’ll see to it that you receive the revised schedule today.
    今日中に修正版のスケジュールが届くよう、私が手配します。
  • The manager saw to it that the issue was handled quickly.
    マネージャーは、その問題が速やかに処理されるよう取り計らいました。
  • Please see to it that all customer data remains confidential.
    すべての顧客データが機密として扱われるよう徹底してください。

家庭・暮らし

  • I’ll see to it that the kids finish their homework before dinner.
    子どもたちが夕食前に宿題を終えるようにしておきます。
  • See to it that the windows are closed before you leave.
    出かける前に、窓が閉まっている状態にしておいてください。

旅行・人間関係

  • The hotel saw to it that we had a taxi at six.
    ホテルは、6時にタクシーを使えるよう手配してくれました。
  • Don’t worry. I’ll see to it that she gets home safely.
    心配しないで。彼女が無事に帰宅できるよう、私が責任を持って対応します。

see to it thatとmake sureとensureのニュアンスの違いを比較した解説図

see to it that・make sure・ensureの違い

see to it that:責任を持って実現させる

必要な手配や働きかけまで含め、「自分が担当して結果につなげる」という響きがあります。

I’ll see to it that the report is sent.
報告書が送られるよう、私が責任を持って対応します。

make sure:確認して確実にする

make sure は日常会話で非常によく使われます。忘れ物や戸締まりなどを確認する場面にも自然です。

Make sure the door is locked.
ドアに鍵がかかっていることを確認してください。

see to it thatにも「確実にする」意味がありますが、make sureよりも担当・責任・働きかけを強く感じさせます。make sureの詳しい類似表現は、既存のmake certainとmake sureの違いも参考にしてください。

ensure:結果を確実にする

ensure は説明文、規則、ビジネス文書などで使われやすい、ややフォーマルな動詞です。「ある仕組みや行動が結果を保証する」という客観的な響きがあります。

Regular backups ensure data safety.
定期的なバックアップによって、データの安全性が確保されます。

命令文は強く聞こえることがある

See to it that … をそのまま命令文にすると、「必ずそうしなさい」「責任を持ってやりなさい」という強い指示になることがあります。上司から部下への指示や、厳しい注意では自然ですが、友人や同僚への軽いお願いには硬すぎる場合があります。

柔らかく頼むなら、次の形が自然です。

  • Could you see to it that everyone is notified?
    全員に連絡が行くようにしてもらえますか。
  • Would you mind making sure everyone is notified?
    全員に連絡が行っているか確認してもらえますか。

日本人が間違えやすいポイント

see it thatとは言わない

基本形は see to it that です。toを落とした see it that は誤りです。

thatの後ろは文にする

see to it that the delivery のように名詞だけで止めず、that the delivery arrives on time のように主語と動詞を続けます。名詞だけなら see to the delivery とします。

単なる「見る」には使わない

映画を見る、景色を見るという意味ではありません。see to it thatは、何かが実行・実現されるよう対応する定型表現です。

しゅみすけ(大山俊輔)

この表現がすぐに出てこなければ、I’ll make sure it happens.「それが実現するよう確認します」や、I’ll take care of it.「私が対応します」で十分です。まずは知っている英語で責任を引き受ける意思を伝えましょう。

簡単な英語で言い換えるなら

  • I’ll make sure it gets done.
    それが完了するようにします。
  • I’ll take care of it.
    私が対応します。
  • I’ll ask her to send it today.
    彼女に今日送るよう頼みます。
  • I’ll check that everyone knows.
    全員が知っているか確認します。

難しい定型表現を思い出せないときは、「誰が何をするのか」「自分は確認するのか、手配するのか」を短い文で直接伝えると会話を続けられます。

関連表現

  • make certain:確実にする、念を入れて確認する
  • make a point of doing:意識して必ず〜する
  • take care of:〜に対応する、世話をする
  • follow through:最後までやり遂げる

自分の習慣として「必ず〜する」と言いたい場合は、make a point ofの意味と使い方が近い表現です。今回のsee to it thatは、自分または誰かの行動を管理して、特定の結果を実現させる場面に向いています。

まとめ

see to it that+文 は、「必ず〜するようにする」「責任を持って〜が実現されるよう取り計らう」という表現です。

  • thatの後ろには主語+動詞を置く
  • 単なる確認より、責任・手配・完了まで見届ける感覚が強い
  • 命令文では強く響くことがあるため、Could you …?にすると柔らかい
  • 思い出せなければmake sureやtake care ofで言い換えられる

ほかの表現も意味・語順・ニュアンスから整理したい方は、英熟語・定型表現のまとめもご覧ください。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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