
seeing that は、「〜なのだから」「〜であることを考えると」という意味です。相手も分かっている事情や、目の前にある事実を根拠にして、判断・提案・感想を続けるときに使います。
たとえば、外が大雨なら Seeing that it’s raining, let’s stay home.(雨が降っているのだから、家にいよう)のように言えます。
しゅみすけ(大山俊輔)
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seeing thatの基本的な意味
基本の形は次のとおりです。
Seeing that+主語+動詞, 主節.
=「主語が〜するのだから、…」「〜という事情を考えると、…」
- Seeing that you’re tired, we can talk tomorrow.
疲れているのだから、話は明日にしてもいいよ。 - Seeing that this is your first day, you did really well.
今日が初日だったことを考えると、本当によくできました。 - Seeing that we have some time, why don’t we get coffee?
少し時間があるのだから、コーヒーでも飲みませんか。
文頭が自然ですが、後ろに置くこともできます。
You handled it well, seeing that you had no time to prepare.
準備する時間がなかったことを考えると、うまく対応しましたね。
なぜseeingで「〜なのだから」になる?
see には「目で見る」だけでなく、「事情を理解する」「〜と考える」という感覚があります。seeing thatは、直訳的には「〜ということを見て・分かったうえで」。そこから、事情を踏まえて判断するという意味になります。
thatの後ろには、理由や判断材料となる完全な文を置きます。
- seeing that the store is closed
- seeing that she already knows
- seeing that we don’t have much time
seeing thatのニュアンス
seeing thatは、理由をゼロから説明するというより、すでに分かっている事実・見れば分かる事情を持ち出す響きがあります。そのため、提案、評価、軽い驚きにもよく合います。
- 提案:Seeing that the last train has gone, let’s take a taxi.
終電が行ってしまったのだから、タクシーに乗ろう。 - 評価:She’s very calm, seeing that it’s her first presentation.
初めてのプレゼンであることを考えると、彼女はとても落ち着いています。 - 軽い驚き:He knows a lot about Japan, seeing that he has never been here.
日本に来たことがないことを考えると、彼は日本についてよく知っています。

because・since・consideringとの違い
seeing thatとbecause
because は理由を直接説明する最も一般的な接続詞です。seeing thatは、その理由を相手も認識している、または事情から判断する感じを強めます。
We stayed home because it was raining.
雨が降っていたので、家にいました。
Seeing that it’s raining, we may as well stay home.
雨が降っているのだから、家にいたほうがよさそうです。
「なぜなら・だから」の基本的な使い分けは、because・so・since・asの違いと使い方でも確認できます。
seeing thatとsince
理由を表すsinceも「相手がすでに知っている理由」を示しやすく、seeing thatに近い表現です。sinceのほうが中立的で幅広く、seeing thatのほうが「その事情を踏まえると」という判断の色が少し濃くなります。
seeing thatとconsidering
considering は「〜を考慮すると」。名詞もthat節も続けられます。
- Considering the weather, the event went well.
天候を考慮すると、イベントはうまくいきました。 - Considering that it rained all day, we had a good time.
一日中雨だったことを考えると、楽しく過ごせました。
seeing thatは必ず節を続けます。consideringの語順は、consideringの意味・使い方で詳しく解説しています。
日常会話・仕事で使える例文
日常会話
Seeing that you’re already here, would you like to join us?
もうここにいるのだから、私たちと一緒にどうですか。
Seeing that the kids are asleep, let’s keep our voices down.
子どもたちが寝ているのだから、声を小さくしましょう。
仕事
Seeing that the deadline is Friday, we should decide today.
締め切りが金曜日なのだから、今日決めるべきです。
The results are encouraging, seeing that we launched only a week ago.
公開からまだ1週間であることを考えると、結果は期待できるものです。
旅行・学校
Seeing that the museum closes at five, let’s go there first.
博物館は5時に閉まるのだから、先に行きましょう。
Seeing that English isn’t her first language, her presentation was impressive.
英語が母語ではないことを考えると、彼女の発表は見事でした。
日本人が間違えやすいポイント
seeingだけで理由を表さない
ここでは通常、seeing that+文のまとまりで使います。seeingを単独で「〜なので」と機械的に置かないようにしましょう。
「今〜を見ている」と誤解しない
I’m seeing that … は文脈によって「〜だと分かりつつある」という別の表現です。理由を示すseeing thatは、文頭または文末で接続詞のように働きます。
フォーマルすぎる場面では使い分ける
会話や一般的な文章では自然ですが、契約書や非常に硬い文書では、because、since、given that、considering thatなどのほうが意図を明確にできる場合があります。
しゅみすけ(大山俊輔)
簡単な英語で言い換えるなら
seeing thatを思い出せないときは、次のように言い換えられます。
- because+文:理由を直接伝える
- since+文:共有している理由を自然に示す
- We know that …, so …:事情と結論を2つに分ける
Seeing that we’re late, let’s take a taxi.
→ We’re late, so let’s take a taxi.
遅れているので、タクシーに乗りましょう。
まとめ
seeing thatは「〜なのだから」「〜であることを考えると」を表し、共有済みの事情や目の前の事実から判断を導く表現です。
- 基本形はseeing that+主語+動詞
- 提案・評価・軽い驚きと相性がよい
- becauseより「事情を踏まえて判断する」感じがある
- 出てこなければbecauseや「事実+so+結論」で十分に伝わる
ほかの表現もまとめて確認したい方は、英熟語・定型表現の意味・使い方一覧をご覧ください。











