
会議や雑談で相手が話している途中に、「すみません、ちょっといいですか」と英語で丁寧に入りたい。そんなときに使いやすいのが Sorry to interrupt, but … です。
直訳は「遮ってすみませんが……」ですが、この sorry は大きな失敗を謝罪しているというより、これから相手の発言を一時的に止めることへの配慮を先に示しています。ただし、言い方や割り込む理由によっては、丁寧な形を使っても強引に聞こえることがあります。
この記事では、Sorry to interrupt, but … の意味・使い方・丁寧さ・自然な会話例を、似た表現との違いも含めて解説します。
Contents
Sorry to interrupt, but … の意味
Sorry to interrupt, but … は、相手が話している途中で発言するときの「お話し中すみませんが」「遮って申し訳ありませんが」にあたる表現です。
- sorry:相手への配慮を示す
- to interrupt:話や作業を途中で止めること
- but:割り込んで伝えたい本題につなぐ
たとえば、会議中に重要な事実を訂正するなら、次のように使えます。
Sorry to interrupt, but the client has already approved the proposal.
お話し中すみませんが、クライアントはすでにその提案を承認しています。
but の後ろには、割り込んだ理由や伝えたい内容を続けます。Sorry to interrupt. だけで止めず、用件を短く続けると会話が自然に進みます。
この表現は会話の中で何をしている?
Sorry to interrupt, but … は単なる謝罪ではありません。会話の流れの中では、次の3つを同時に行っています。
- 相手が発言中であることを認める
- その発言を遮ることへの配慮を示す
- 今伝える必要がある本題へ入る
いきなり That’s not correct.(それは正しくありません)と言うより、Sorry to interrupt, but I think there may be a misunderstanding. と前置きしたほうが、相手の発言権を尊重していることが伝わります。
しゅみすけ(大山俊輔)
丁寧さ・強さ・使える場面
| 観点 | 特徴 |
|---|---|
| 会話上の役割 | 丁寧に割り込み、本題へ入る |
| 対人距離 | 通常〜丁寧。初対面や職場でも使える |
| 発言の強さ | 表現自体は控えめだが、割り込み行為には強さがある |
| 主な場面 | 会議、オンライン会議、接客、電話、雑談 |
仕事でも日常会話でも使えますが、特に自然なのは、今知らせないと話が誤った方向へ進む、時間が迫っている、安全や予定に関わるといった理由がある場面です。
反対に、相手の話が終わるまで待てるのに何度もこの表現で割り込むと、言葉は丁寧でも「自分の話を優先する人」という印象になりかねません。
自然に使える基本パターン
1.重要な情報を補う
Sorry to interrupt, but we only have ten minutes left.
お話し中すみませんが、残り10分しかありません。
Sorry to interrupt, but there’s one detail we should check.
遮ってすみませんが、確認すべき点が一つあります。
2.誤解や事実関係を訂正する
Sorry to interrupt, but I think you may have the old version.
お話し中すみませんが、お持ちなのは古い版かもしれません。
Sorry to interrupt, but that meeting is on Thursday, not Friday.
遮ってすみませんが、その会議は金曜日ではなく木曜日です。
3.緊急の用件を伝える
Sorry to interrupt, but your next appointment is here.
お話し中すみませんが、次のご予約の方がお見えです。
Sorry to interrupt, but we need to leave now.
遮ってごめんなさい、もう出発しないといけません。
4.質問を挟む
Sorry to interrupt, but could you explain that last point again?
途中ですみませんが、最後の点をもう一度説明していただけますか。
質問の場合は、話の流れを完全に止めてしまわないよう、今聞く必要があるかを考えるとよいでしょう。
短い会話例で使い方を確認
オンライン会議で時間を知らせる
A: Let me explain the background of the project first.
まず、このプロジェクトの背景から説明します。
B: Sorry to interrupt, but we have another meeting at three.
途中ですみませんが、3時から別の会議があります。
A: Right. I’ll keep this brief.
そうですね。手短にします。
職場で情報を訂正する
A: So everyone will receive the file tomorrow.
では、全員が明日ファイルを受け取ることになります。
B: Sorry to interrupt, but the file was sent this morning.
お話し中すみませんが、ファイルは今朝送信されています。
A: Thanks for clarifying.
訂正してくれてありがとうございます。
友人との会話で急ぎの用件を伝える
A: And then she told me what happened at work—
それで彼女が、職場で何があったか話してくれて——
B: Sorry to interrupt, but isn’t that our train?
話を遮ってごめん、あれ私たちの電車じゃない?
A: Oh, yes! Let’s go.
あ、本当だ!行こう。
イントネーションと間の取り方
丁寧に聞こえるかどうかは、単語だけでなく声の調子にも左右されます。
- Sorry to interrupt を落ち着いて言う
- but の前で短く間を置く
- 相手より大きな声で押し切らない
- 本題を簡潔に伝える
Sorry to interrupt, but— と言って相手がこちらを見てから本題へ進むと、発言権の受け渡しが見えやすくなります。早口で一気にかぶせると、定型句が丁寧でも実際の印象は強くなります。

似た割り込み表現との違い
| 表現 | 主な働き | 印象 |
|---|---|---|
| Sorry to interrupt, but … | 配慮を示してから本題へ入る | 標準的で丁寧 |
| Excuse me, … | 注意を向けてもらう、急いで止める | 短く万能。状況で強さが変わる |
| Can I add something? | 発言してよいか許可を求める | 協調的で会議向き |
| Can I jump in? | 会話へさっと入る | ややカジュアルで活発 |
| If I may, … | 控えめに発言へ入る | 丁寧・ややフォーマル |
Sorry to interrupt, but … は、すでに割り込む必要があると判断し、その配慮を示しながら用件へ進む形です。一方、Can I add something? は、まず発言の許可を求めるため、緊急性が低い会議ではより協調的に聞こえます。
句動詞 jump inの意味とinterruptとの違い、日本語から表現を探す場合は「話を遮る」は英語で?interruptとcut someone offの違いも参考にしてください。
日本人が注意したい不自然・失礼になりやすい使い方
but の後が長すぎる
割り込んだ後に長い説明を始めると、相手から発言権を奪う形になります。まず要点を伝え、説明が必要なら許可を取ります。
Sorry to interrupt, but there’s a problem with the date. Can I explain?
途中ですみませんが、日付に問題があります。説明してもいいですか。
反論のクッションとして毎回使う
Sorry to interrupt, but you’re wrong. は文法的には作れますが、you’re wrong が直接的なので、全体としては強く聞こえます。
Sorry to interrupt, but I understood it differently.
遮ってすみませんが、私は違う理解をしていました。
のように、自分の理解として示すと衝突を抑えやすくなります。
誰も話していないのに使う
interrupt は進行中の発言や作業を中断させる語です。相手が話しておらず、単に声をかけるだけなら、Excuse me. や Do you have a minute? のほうが自然です。
しゅみすけ(大山俊輔)
この表現が出てこないときの簡単な言い換え
Sorry to interrupt, but … がすぐに出てこなくても、難しく考える必要はありません。
- Excuse me. We need to go now.
すみません。もう行かないといけません。 - Sorry, can I say something?
すみません、ちょっと言ってもいいですか。 - Can I add one thing?
一つ付け加えてもいいですか。 - Sorry, but I have a quick question.
すみません、ちょっと質問があります。
Excuse me. だけだと短く直接的ですが、その後に理由を落ち着いて続ければ十分伝わります。言葉を完璧にするより、相手の様子を見て短く入ることを優先しましょう。
まとめ
Sorry to interrupt, but … は、「お話し中すみませんが」と配慮を示し、相手の発言途中に必要な情報や質問を入れる表現です。
- 仕事・日常の両方で使える標準的で丁寧な割り込み表現
- but の後ろに割り込む理由や本題を短く続ける
- 丁寧さは言葉だけでなく、声の調子・タイミング・用件の短さで決まる
- 許可を先に求めるなら Can I add something? が使いやすい
- 表現が出なければ Excuse me. や Can I say something? でも伝えられる
このひと言は相手の話を止めるための魔法のクッションではなく、発言権を尊重していることを示すサインです。必要なときに短く使い、用件が済んだら相手へ会話を返すと、自然で感じのよい割り込みになります。











