supply A with Bの意味は?語順・受け身とsupply B to A、provideとの違いを例文解説

supply A with Bの意味・語順・使い方を解説するアイキャッチ画像

supply A with Bは、「AにBを供給する」「Aが必要とするBを届ける」という意味です。

語順では、Aが受け取る人・組織・場所Bが供給される物・情報・サービスです。特に、水・電気・食料・部品・情報などを、必要に応じて十分に、または継続的に届ける場面でよく使われます。

supply A with Bの意味と語順

supply A with B=AにBを供給するです。

  • A:供給を受ける人・組織・場所
  • B:供給される物・情報・サービス

The hotel supplies guests with free drinking water.
そのホテルは宿泊客に無料の飲料水を提供しています。

この文では、宿泊客がA、飲料水がBです。

Our company supplies local restaurants with fresh vegetables.
当社は地元のレストランに新鮮な野菜を供給しています。

The guide supplied us with a detailed map.
ガイドは私たちに詳しい地図を渡してくれました。

しゅみすけ(大山俊輔)

supply A with Bでは、最初に「受け取る側」のAを置きます。AのところをBで満たすイメージを持つと、語順を覚えやすくなります。

supplyが持つ「必要なものを満たす」ニュアンス

supplyは単に何かを渡すだけでなく、不足しないように必要なものを届ける感覚を持つ動詞です。工場への部品、家庭への電気、地域への水、社員への道具など、一定量を継続して供給する場面と相性がよい表現です。

This reservoir supplies the city with water.
この貯水池は市に水を供給しています。

The battery supplies the device with power.
そのバッテリーは機器に電力を供給します。

They supplied the rescue team with food and blankets.
彼らは救助隊に食料と毛布を供給しました。

一度だけ手渡す場面にも使えますが、giveよりも「必要なものを用意して行き渡らせる」という響きがあります。

なぜwithを使うの?

withには「〜を持っている・〜が備わった状態にする」という感覚があります。supply A with Bは、供給を受けるAを先に示し、AがBを持つ状態にする、と考えると理解しやすくなります。

The school supplied every student with a tablet.
学校は全生徒にタブレットを支給しました。

タブレットを受け取った結果、every studentがtabletを持つ状態になります。

supply A with Bとsupply B to Aの語順、provideとの違いを示す図

supply A with Bとsupply B to Aの違い

supplyには、同じ内容を次の2つの語順で表す方法があります。

先に注目するもの 意味
supply A with B 受け取る側A AにBを供給する
supply B to A 供給する物B BをAに供給する

The company supplies hospitals with medical equipment.
その会社は病院に医療機器を供給しています。

The company supplies medical equipment to hospitals.
その会社は医療機器を病院に供給しています。

どちらも内容はほぼ同じです。with型は受け取る側、to型は届ける物を先に言います。

Solar panels supply electricity to the building.
太陽光パネルは建物に電気を供給します。

なお、supply A to Bと文字だけで覚えるとAとBの役割が混乱します。「人・場所 with 物」「物 to 人・場所」の組み合わせで覚えましょう。

supplyとprovideの違い

supplyprovideはどちらも「提供する」と訳せますが、焦点が少し違います。

表現 中心となる感覚 よく使う対象
supply 必要な量を用意し、行き渡らせる 水、電気、食料、部品、物資、情報
provide 必要なもの・機会・サービスを広く与える 情報、支援、機会、サービス、設備

The village is supplied with clean water.
その村にはきれいな水が供給されています。

The program provides students with career advice.
そのプログラムは学生にキャリア相談を提供します。

水や電気のような流通・供給網を意識するならsupplyが自然です。助言や機会などを幅広く「提供する」ならprovideがよく選ばれます。ただし、情報など両方を使える対象もあり、文脈によって重なります。

詳しい語順は、provide A with Bの意味・語順も参考にしてください。

仕事でよく使うsupply A with B

商品・部品・材料を供給する

We supply manufacturers with recycled materials.
当社はメーカーに再生材料を供給しています。

The vendor couldn’t supply us with enough parts.
その業者は私たちに十分な部品を供給できませんでした。

Can you supply 500 units to our Osaka warehouse by Friday?
金曜日までに大阪倉庫へ500個供給できますか?

情報・資料を提供する

Please supply us with the latest sales figures.
最新の売上数値をお送りください。

The client supplied the design team with reference photos.
クライアントはデザインチームに参考写真を提供しました。

仕事ではsupply someone with information/documents/detailsも使われます。やや事務的・形式的な響きがあり、日常会話ではgivesendのほうが簡単なこともあります。

日常生活・旅行での使い方

The campsite supplies visitors with firewood.
そのキャンプ場は利用者に薪を提供しています。

The airline supplied passengers with meals and blankets.
航空会社は乗客に食事と毛布を提供しました。

Does the apartment supply tenants with basic furniture?
そのアパートは入居者に基本的な家具を備えていますか?

家具・設備を備え付ける意味ではfurnishも使われます。違いはfurnish A with Bの使い方で詳しく解説しています。

受け身のbe supplied with

受け身のbe supplied with Bは「Bを供給される」「Bが備えられている」という意味です。誰が供給したかより、何が利用できる状態かを伝えたいときに便利です。

Each room is supplied with fresh towels.
各部屋には清潔なタオルが用意されています。

The remote village is supplied with electricity by a small solar farm.
その遠隔地の村には小規模な太陽光発電所から電気が供給されています。

Workers were supplied with protective clothing.
作業員には防護服が支給されました。

be equipped withは「機能に必要な設備が取り付けられている」、be supplied withは「使う物が供給されている」という違いがあります。詳しくはbe equipped withの意味と使い方をご覧ください。

名詞supplyの使い方

supplyは名詞でも使われます。

  • a supply of water:水の供給・蓄え
  • food supplies:食料物資
  • office supplies:事務用品
  • supply and demand:需要と供給

We have a two-week supply of drinking water.
私たちには2週間分の飲料水の備蓄があります。

They delivered emergency supplies after the storm.
嵐のあと、緊急物資が届けられました。

単数のsupplyは供給量や蓄え、複数のsuppliesは具体的な物資・用品を表すことが多い点も覚えておきましょう。

日本人が間違えやすいポイント

  • AとBを逆にする
    supply guests with waterでは、guestsが受け取る側、waterが供給物です。
  • withの後ろに受け取る人を置く
    supply water with guestsではありません。「人 with 物」です。
  • to型でも同じ順番にする
    supply water to guestsのように、「物 to 人」の順番へ変わります。
  • 一度渡すだけの会話でも無理にsupplyを使う
    友人にペンを渡すならgivelendのほうが自然です。
  • supplyを必ず「供給する」と硬く訳す
    文脈によって「支給する」「用意する」「提供する」「備える」と自然に訳します。

しゅみすけ(大山俊輔)

supplyが出てこなければ、give、send、bring、make sure someone hasなどで十分に伝えられます。難しい動詞より、誰が何を受け取るのかをはっきり言うことを優先しましょう。

すぐ出てこないときの簡単な言い換え

  • Give A enough B.
    Aに十分なBを与えてください。
  • Send B to A.
    BをAへ送ってください。
  • Make sure A has B.
    AがBを持っている状態にしてください。
  • We bring fresh food to the store every morning.
    私たちは毎朝、その店へ新鮮な食料を運びます。
  • The company gives us all the tools we need.
    会社は必要な道具をすべて支給してくれます。

特にMake sure A has B.は、「AがB不足にならないようにする」というsupplyの核心を簡単な英語で伝えられます。

会話で使える例文

A: Do we have enough bottled water for the event?
A:イベント用のボトル入り飲料水は足りていますか?

B: Yes. The venue will supply us with 200 bottles.
B:はい。会場が私たちに200本用意してくれます。

A: What does the company give new employees?
A:会社は新入社員に何を支給しますか?

B: It supplies them with a laptop and a phone.
B:ノートパソコンと携帯電話を支給します。

A: Can this generator power the whole house?
A:この発電機で家全体に電力を送れますか?

B: It can supply electricity to the kitchen and living room.
B:キッチンとリビングには電気を供給できます。

まとめ

supply A with Bは「AにBを供給する」。Aが受け取る人・組織・場所、Bが供給される物・情報です。

同じ内容をsupply B to Aとも言えます。with型は「人・場所 with 物」、to型は「物 to 人・場所」と語順が変わります。

supplyには、必要なものを十分に、継続して行き渡らせるニュアンスがあります。すぐ出てこなければ、Give A B.Make sure A has B.で明確に伝えましょう。

ほかの表現も体系的に学ぶなら、英熟語・定型表現の一覧もご覧ください。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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