
英語の電話で自分の名前を伝えるときは、This is Aya. のように This is + 名前 を使います。日本語では「アヤです」なので I’m Aya. と言いたくなりますが、電話では This is が定番です。
Hello, this is Aya from B Company.
もしもし、B社のアヤです。
この記事では、電話でなぜ This is を使うのか、Aya speaking.・Speaking.・This is she. との違い、仕事と日常での自然な会話例を解説します。
Contents
電話のThis is …の意味
This is Aya. は直訳すると「こちらはアヤです」。電話のこちら側にいる話し手を相手に示すため、「アヤです」「私がアヤです」という意味になります。
Hi, this is Keiko. Is Yumi there?
こんにちは、ケイコです。ユミはいますか。
Good morning. This is Mai Tanaka from ABC Travel.
おはようございます。ABCトラベルの田中マイです。
名前だけでも通じますが、仕事では This is 名前 from 会社名. とすると所属まで一度に伝えられます。
しゅみすけ(大山俊輔)
なぜI’m Aya.ではなくThis is Aya.なの?
I’m Aya. は文法的に間違いではなく、対面の自己紹介では自然です。しかし、電話で名乗る定型表現としては This is Aya. が一般的です。
- 対面:I’m Aya.(私はアヤです)
- 電話:This is Aya.(こちらはアヤです)
日本語でも電話では「私、アヤです」だけでなく「こちらアヤです」「アヤと申します」のように、通話のこちら側を示す感覚があります。

電話で名乗る3つの形
This is Aya.:自分から名前を伝える基本形
電話をかけた側が最初に名乗るときに最も使いやすい形です。
Hello, this is Aya. I’m calling about tomorrow’s appointment.
もしもし、アヤです。明日の予約についてお電話しています。
Hi, this is Emi from Tokyo. How are you?
こんにちは、東京のエミです。元気ですか。
Aya speaking.:電話に出ながら名乗る
Aya speaking. は「アヤがお話ししています」から、電話を受けた本人が「アヤです」と名乗る表現です。会社の電話では、部署名や社名と組み合わせることもあります。
Customer Support, Aya speaking. How may I help you?
カスタマーサポートのアヤです。どのようなご用件でしょうか。
Speaking.:探している本人だと答える
相手が May I speak to Aya? と尋ねたとき、本人なら Speaking. だけで「私です」と答えられます。
A: May I speak to Ms. Tanaka?
田中さんをお願いできますか。
B: Speaking.
私です。
相手が探している人と、電話に出ている自分が同じだと簡潔に知らせる返答です。呼び出し方と返答はMay I speak to ~? の意味と電話での使い方でも詳しく紹介しています。
This is she.・This is he.も「私です」
相手が May I speak to Ms. Tanaka? と尋ねたとき、女性なら This is she.、男性なら This is he. と答えることもできます。
A: Is Ms. Brown available?
ブラウンさんはいらっしゃいますか。
B: This is she.
私です。
文法的には、this と同じ人物を表す補語として she / he が使われています。ただし、やや改まった響きがあり、地域や話者によっては硬く聞こえます。迷ったときは、性別に関係なく使える Speaking. が簡単です。
It’s Aya.との違い
It’s Aya. も電話で使われますが、家族や友人など、相手が自分を知っている気軽な場面に向いています。
Hi, Mom. It’s Aya.
もしもし、お母さん。アヤだよ。
仕事や初対面の相手には This is Aya. のほうが明確で無難です。
仕事の電話で使える自然な名乗り方
自分から電話をかける
Hello, this is Aya Sato from Green Hotel.
お世話になっております。グリーンホテルの佐藤アヤです。
I’m calling regarding your reservation.
ご予約についてお電話しています。
折り返し電話をする
Hello, this is Aya returning your call.
もしもし、折り返しお電話しているアヤです。
I received your message this morning.
今朝、伝言を受け取りました。
オンライン会議や留守番電話で名乗る
音声だけのオンライン会議でも This is は使えます。
Hi, this is Aya from the marketing team.
こんにちは、マーケティングチームのアヤです。
留守番電話では、名前に続けて目的と連絡先を伝えると親切です。
Hi, this is Aya Tanaka. I’m calling about Friday’s meeting. Please call me back when you have a chance.
田中アヤです。金曜日の会議についてお電話しました。お時間のあるときに折り返しをお願いします。
相手の名前を確認するとき
相手が名乗らなかった場合は、May I ask who’s calling? と丁寧に尋ねられます。
May I ask who’s calling, please?
失礼ですが、どちら様でしょうか。
Who’s calling? だけでは状況によって直接的に聞こえるため、仕事では May I ask や please を添えると安心です。詳しくは「どちら様ですか?」の英語表現をご覧ください。
しゅみすけ(大山俊輔)
日本人が間違えやすいポイント
This isの後ろにmy nameを入れない
× This is my name Aya.
○ This is Aya.
○ My name is Aya.
This is の直後に名前を置けば十分です。
電話の相手をyouで確認しない
Are you Mr. Lee? でも意味は通じますが、電話では次の形が自然です。
Is this Mr. Lee?
リーさんでいらっしゃいますか。
名乗るときが This is、相手を確認するときが Is this …? と考えると覚えやすくなります。
日本語の「もしもし」を直訳しない
英語では通常 Hello? で電話に出ます。そのまま This is Aya. と続ければ自然です。
簡単な電話会話のテンプレート
A: Hello, this is Aya from B Company. May I speak to Mr. Lee?
B社のアヤです。リーさんをお願いできますか。
B: Speaking.
私です。
A: I’m calling about tomorrow’s meeting.
明日の会議についてお電話しています。
電話対応全体を練習したい方は、英語の電話対応フレーズ大全も参考にしてください。
まとめ
電話で「アヤです」と名乗る基本表現は This is Aya. です。対面の自己紹介では I’m Aya.、電話では This is Aya. と覚えましょう。
電話を受けながら名乗るなら Aya speaking.、相手が探している本人だと答えるなら Speaking. が便利です。まずは Hello, this is 名前 from 会社名. を一つの型として声に出して練習してみてください。
ほかの完成した表現は、英熟語・定型表現の一覧から確認できます。









