
be up to your neck in … は、直訳すると「〜に首までつかっている」。実際の会話では、「仕事・借金・問題などを大量に抱えている」「〜で身動きが取れないほど忙しい」という意味で使われます。
足元が少し浸かっているのではなく、もう首の高さまで来ているため、余裕がほとんどないイメージです。この記事では、所有格の変化、後ろに置ける語、自然な例文、up to one’s ears in や be buried in との違いまで解説します。
Contents
up to your neck inの意味
be up to one’s neck in+名詞・動名詞 は、あるものを非常に大量に抱え、簡単には抜け出せない状態を表します。
- 〜を大量に抱えている
- 〜に深く関わっている
- 〜で手いっぱいになっている
- 〜にどっぷりつかっている
I’m up to my neck in work.
仕事を山ほど抱えています。
They’re up to their necks in debt.
彼らは多額の借金を抱えています。
She was up to her neck in planning the event.
彼女はイベントの準備で手いっぱいでした。
仕事のような日常的な忙しさにも、借金や問題のような深刻な状況にも使えます。
直訳「首までつかる」からニュアンスを理解する
up to は「〜の高さまで」、one’s neck は「人の首」です。つまり、文字どおりの景色は「何かが首の高さまで来ている」状態です。
腰までならまだ動けても、首まで埋まると自由に動くのが難しくなります。そこから、仕事・借金・問題などが限界近くまで増え、余裕がないという比喩になりました。

しゅみすけ(大山俊輔)
所有格は主語に合わせて変える
固定されているのは up to+首+in の形で、yourの部分は誰の状態かによって変わります。
- I’m up to my neck in …:私は〜で手いっぱい
- You’re up to your neck in …:あなたは〜で手いっぱい
- He’s up to his neck in …:彼は〜を大量に抱えている
- She’s up to her neck in …:彼女は〜を大量に抱えている
- We’re up to our necks in …:私たちは〜で手いっぱい
- They’re up to their necks in …:彼らは〜を大量に抱えている
複数の人が主語なら、通常はそれぞれの首を表して our necks / their necks と複数形にします。
inの後ろには何を置く?
名詞を置く
よく一緒に使われる名詞には、work、paperwork、debt、trouble、problemsなどがあります。
We’re up to our necks in paperwork.
私たちは大量の事務書類に追われています。
He’s up to his neck in legal trouble.
彼は深刻な法的問題を抱えています。
動名詞を置く
何をすることで手いっぱいなのかを述べるなら、in+動詞のing形にできます。
I’m up to my neck in preparing for the move.
引っ越しの準備で手いっぱいです。
She’s up to her neck in answering customer emails.
彼女は顧客メールへの返信に追われています。
場面別の自然な例文
仕事
Sorry, I can’t join you today. I’m up to my neck in reports.
ごめんなさい、今日は参加できません。報告書を山ほど抱えています。
We’re up to our necks in orders after the sale.
セール後、私たちは大量の注文対応に追われています。
By Friday, the accounting team was up to its neck in receipts.
金曜日には、経理チームは大量の領収書で手いっぱいになっていました。
家庭・暮らし
I’m up to my neck in laundry after the trip.
旅行後で洗濯物が山積みです。
They were up to their necks in boxes during the move.
引っ越し中、彼らは箱の山に囲まれていました。
学校・学習
She’s up to her neck in assignments this week.
彼女は今週、課題を大量に抱えています。
I was up to my neck in exam preparation all weekend.
週末はずっと試験準備で手いっぱいでした。
お金・借金
The business is up to its neck in debt.
その会社は多額の借金を抱えています。
He realized he was up to his neck in unpaid bills.
彼は未払いの請求書を大量に抱えていることに気づきました。
問題・不正への関与
The investigation showed that several executives were up to their necks in the scheme.
調査により、複数の幹部がその計画に深く関与していたことが分かりました。
この用法では「忙しい」ではなく、悪いことに深く関わっていて簡単に抜け出せないという強い否定的な意味になります。
up to one’s ears inとの違い
up to one’s ears inの意味・使い方も、「〜で手いっぱい」「〜に埋もれている」という意味です。
両者は多くの場面で入れ替えられますが、up to one’s neck in は、借金・トラブル・不正など、深刻で抜け出しにくい状態にもよく使われます。up to one’s ears in は、仕事や課題を山ほど抱えた忙しさを、少しユーモラスに表す場面で特に自然です。
- up to my neck in debt:借金が深刻で身動きが取れない
- up to my ears in paperwork:書類仕事が山ほどある
ただし、これは絶対的な区別ではなく、どちらも大量・圧倒される感覚を表します。
be buried inとの違い
be buried in は、仕事・本・書類などに「埋もれている」「没頭している」という表現です。
She was buried in a book.
彼女は本に夢中でした。
up to one’s neck in は、量が多すぎて余裕がないという負担感が強く、be buried in は集中・没頭を表すこともできます。
have a lot on one’s plateとの違い
have a lot on one’s plate は「やることや責任をたくさん抱えている」という、比較的穏やかな表現です。
I have a lot on my plate this week.
今週はやることがたくさんあります。
I’m up to my neck in work this week.
今週は仕事が多すぎて手いっぱいです。
後者のほうが、限界に近い忙しさを強く伝えます。
日本人が間違えやすいポイント
- 所有格を主語に合わせる:Iならmy、sheならher、theyならtheir。
- 複数主語ではnecksが自然:We’re up to our necks in work.
- inを落とさない:何を抱えているかはinの後ろに置きます。
- 数えられる名詞の形に注意:up to my neck in problemではなく、通常はproblems。
- 単なる忙しさ以上の強さがある:少し予定があるだけの場面ではbusyで十分です。
すぐ出てこないときの簡単な言い換え
この表現を思い出せなくても、基本語で状況を直接説明できます。
- I have too much work.
仕事が多すぎます。 - I’m very busy right now.
今とても忙しいです。 - We have a lot of problems.
私たちは多くの問題を抱えています。 - They have a lot of debt.
彼らには多額の借金があります。 - I don’t have time for anything else.
ほかのことをする時間がありません。
しゅみすけ(大山俊輔)
まとめ
be up to one’s neck in … は、「〜を大量に抱えている」「〜で身動きが取れないほど手いっぱい」というイディオムです。
- 直訳は「〜に首までつかっている」
- 仕事・書類・課題・借金・問題などに使える
- 悪い計画に深く関与している意味にもなる
- 所有格は主語に合わせ、複数主語ではnecksにする
- 簡単に言うなら I have too much work.
ほかの表現も確認したい方は、英熟語・定型表現の親記事と英語イディオム・定型表現A-Z一覧もご覧ください。











