
without a second thoughtは、「考え直すことなく」「何のためらいもなく」という意味の定型表現です。
親切な行動や確信のある決断なら「迷わずに」という肯定的な響きになります。一方、衝動的な行動では「深く考えずに」「後先を考えずに」という注意・批判を帯びることもあります。
この記事では、意味の仕組み、自然な語順、場面別の例文、without hesitationやhave second thoughtsとの違いまで解説します。
Contents
without a second thoughtの基本的な意味
second thoughtは、最初の考えや決断をもう一度見直す「再考」です。without a second thoughtは、文字どおりには「二度目の考えなしに」。つまり、立ち止まって考え直すことなく行動する様子です。
She offered me her umbrella without a second thought.
彼女は何のためらいもなく私に傘を差し出してくれました。
He deleted the file without a second thought.
彼は深く考えずにそのファイルを削除しました。
同じ表現でも、前者は思いやり、後者は不注意を感じさせます。評価は表現自体ではなく、行動と文脈で決まります。
しゅみすけ(大山俊輔)
ネイティブが感じる2つのニュアンス
1.迷わず助ける・決断する
親切、勇気、信頼、強い確信などを表す文脈では好意的です。
Without a second thought, Mia stepped in to help.
ミアは迷わず助けに入りました。
I would choose this team again without a second thought.
私は何の迷いもなく、またこのチームを選びます。
2.後先を考えずに行動する
危険、浪費、秘密の漏えいなどでは、「結果を十分に考えていない」という批判的なニュアンスが生まれます。
He spent all his savings without a second thought.
彼は後先を考えず貯金を全部使ってしまいました。
She shared the photo without a second thought.
彼女は深く考えずにその写真を共有しました。
よく使う形と語順
動詞+without a second thought
最も一般的な形です。accept、agree、help、give、buy、spend、share、signなど、決断を伴う行動とよく使います。
I accepted the invitation without a second thought.
私は迷わずその招待を受けました。
She gave him the last ticket without a second thought.
彼女は何のためらいもなく最後のチケットを彼に譲りました。
文頭のWithout a second thought, …
行動の即時性を先に強調する、物語や説明で自然な形です。文頭では後ろにコンマを置きます。
Without a second thought, I ran after the child.
私はとっさに、その子を追いかけました。
would … without a second thought
仮定の場面で、自分の気持ちがはっきりしていることを強調できます。
I’d work with her again without a second thought.
私は迷わず彼女とまた一緒に働きます。
場面別の自然な例文
仕事
My coworker covered my shift without a second thought.
同僚は何のためらいもなく私のシフトを代わってくれました。
恋愛・人間関係
When he asked if I trusted him, I said yes without a second thought.
彼に信頼しているか聞かれ、私は迷わず「うん」と答えました。
海外旅行
I followed the stranger without a second thought, which was careless.
私は深く考えずその知らない人について行ってしまい、軽率でした。
家庭
Dad drove across town to pick me up without a second thought.
父は迷わず街の反対側まで私を迎えに来てくれました。
買い物
I bought the shoes without a second thought and regretted it later.
私はよく考えずその靴を買い、あとで後悔しました。
学校
She shared her notes with me without a second thought.
彼女は快く私にノートを見せてくれました。
second thoughtを使う表現の違い

without hesitation:ためらわずに
without hesitationは、決断前の迷いや一瞬のためらいがないことに焦点があります。without a second thoughtは、最初の判断を見直さず行動することに焦点があり、「考えが浅い」という含みも出やすい表現です。
She answered without hesitation.
彼女はためらわず答えました。
She posted it without a second thought.
彼女は深く考えずそれを投稿しました。
詳しくは「without hesitationの意味と使い方」も参考にしてください。
have second thoughts:考え直す・迷い始める
have second thoughtsは、決めたあとで疑問や不安が生まれ、考え直すことです。without a second thoughtとは反対方向の表現です。
I’m having second thoughts about moving.
引っ越しについて考え直し始めています。
詳しくは「have second thoughtsの意味と使い方」をご覧ください。
on second thought(s):考え直してみると
発言や選択をその場で修正するときの会話表現です。
On second thought, I’ll stay home tonight.
考え直して、今夜は家にいます。
詳しくは「on second thought(s)の意味と単数・複数の違い」をご覧ください。
without thinking:考えずに
without thinkingは、意識せず反射的にしたことや、不注意を直接表します。without a second thoughtほど定型的でなく、より率直です。
I answered without thinking.
私は考えずに答えてしまいました。
日本人が間違えやすいポイント
aを省略しない
基本形はwithout a second thoughtです。単数の可算名詞thoughtの前にaが必要です。
- ○ without a second thought
- × without second thought
「2番目の意見」ではない
ここでのthoughtは「意見」よりも「考える行為・再考」です。「別の意見なしに」ではありません。
褒め言葉とは限らない
人を助ける文脈なら称賛になりますが、危険な決断やお金の使い方では軽率さを表します。前後の内容を見て訳を選びましょう。
しゅみすけ(大山俊輔)
簡単な英語で言い換えるなら
- I didn’t stop to think.
立ち止まって考えませんでした。 - I did it right away.
私はすぐにそれをしました。 - I didn’t think about the result.
結果について考えませんでした。 - I was sure, so I said yes.
確信があったので、はいと答えました。
肯定的な場面ならright awayやI was sureを、軽率さを表したいならI didn’t think about the resultを使うと意図が伝わります。
まとめ
without a second thoughtは、「考え直さずに」「何のためらいもなく」を表します。迷わず親切に行動する肯定的な用法と、後先を考えず行動する批判的な用法の両方があります。
- 基本語順は「動詞+without a second thought」
- 文頭ではWithout a second thought, …
- without hesitationは「ためらいがない」
- have second thoughtsは「考え直す・迷い始める」
- aを省略してwithout second thoughtとはしない
ほかの表現も体系的に学びたい方は、「英熟語・定型表現の意味と使い方」もご覧ください。









