You can’t miss it.の意味は?道案内と「絶対見逃せない」の使い方

You can’t miss it.の意味・使い方と2つのニュアンスを解説するアイキャッチ画像

You can’t miss it. は、道案内で「目立つから、すぐ分かります」と伝えるときによく使われます。一方、映画・イベント・観光地などを強くおすすめして「絶対に見逃せないよ」と言うこともあります。

同じ英文なのに意味が違って見えるのは、miss が「見つけ損ねる」「見逃す」という二つの方向で解釈できるからです。

この記事では、You can’t miss it. の意味とニュアンス、道案内とおすすめでの使い分け、Don’t miss it.It’s hard to miss. との違い、自然な返し方まで例文で解説します。

You can’t miss it.の2つの意味

You can’t miss it. には、主に次の二つの使い方があります。

  • 道案内:目立つから、すぐ分かる・見落としようがない
  • おすすめ:絶対に見逃せない・見る価値がある

道順や建物の話なら一つ目、映画・店・イベント・観光スポットの評価なら二つ目と、文脈から判断できます。

しゅみすけ(大山俊輔)

道案内では「見つけ損ねることはできない」、おすすめでは「見逃すなんてできない」。どちらもcan’t+missの感覚からつながっています。

道案内のYou can’t miss it.は「すぐ分かる」

道案内で使う You can’t miss it. は、「とても目立つので、見つけ損ねることはない」という意味です。自然な日本語では「すぐ分かりますよ」「見落とすことはありません」となります。

Turn right at the corner. The hotel has a bright blue sign, so you can’t miss it.
角を右に曲がってください。ホテルには明るい青色の看板があるので、すぐ分かります。

The café is in a big red building. You can’t miss it.
そのカフェは大きな赤い建物に入っています。すぐ見つかりますよ。

Look for the clock tower. You can’t miss it.
時計台を探してください。とても目立つので、すぐ分かります。

単に場所が近いことではなく、色・大きさ・看板・形などの目印がはっきりしていることを伝える表現です。

よく使う会話の流れ

A: How will I know which building it is?
どの建物か、どうやって分かりますか?

B: There’s a huge bookstore on the first floor. You can’t miss it.
1階に大きな書店があります。すぐ分かりますよ。

A: Thanks. That sounds easy enough.
ありがとう。それなら分かりやすそうです。

英語の道案内で使える基本フレーズは、道案内は英語で?簡単なフレーズと例文でもまとめています。

おすすめのYou can’t miss it.は「絶対見逃せない」

映画、舞台、祭り、観光地、店などについて使う場合は、「とても良いので見逃すわけにはいかない」「必見だ」という強いおすすめになります。

The night market is one of the best parts of the trip. You can’t miss it.
ナイトマーケットは旅行の大きな楽しみの一つです。絶対に外せません。

The final episode is amazing. You can’t miss it.
最終話はすごいよ。絶対に見逃せない。

If you’re in Kyoto in spring, you can’t miss the cherry blossoms along the river.
春に京都へ行くなら、川沿いの桜は絶対に外せません。

この用法では、物理的に見つけやすいというより、話し手が「体験する価値が高い」と評価しています。

You can’t miss it.の道案内とおすすめでの2つの意味を示す図解

なぜcan’t missでこの意味になるの?

miss の中心には、「狙ったもの・期待していたものに届かない」という感覚があります。

  • miss the bus:バスに乗り損ねる
  • miss a chance:機会を逃す
  • miss a sign:看板を見落とす
  • miss a scene:場面を見逃す

そこに can’t が付くと、文字どおりには「見落とすことができない」です。

目立つ建物についてなら「見落としようがない」。すばらしい体験についてなら「見逃すなんてできない」。文脈によって自然な日本語訳が変わります。

You can’t miss it.とDon’t miss it.の違い

表現 中心となる意味 話し手の感覚
You can’t miss it. 見落としようがない/絶対に外せない 目立ち方や価値の高さを伝える
Don’t miss it. 見逃さないで 相手に直接すすめる・注意する

There’s a giant statue outside. You can’t miss it.
外に巨大な像があります。すぐ分かりますよ。

The concert starts at seven. Don’t miss it!
コンサートは7時に始まります。見逃さないでね!

Don’t miss it. は命令文なので、相手への直接的な呼びかけです。You can’t miss it. は「見逃せないほど目立つ・価値がある」という状態を表します。

It’s hard to miss.・You won’t miss it.との違い

It’s hard to miss.

It’s hard to miss. は「見落としにくい」という意味で、can’tより少し控えめです。

The entrance is painted yellow, so it’s hard to miss.
入口は黄色に塗られているので、見落としにくいです。

You won’t miss it.

You won’t miss it. は「きっと見落とさないでしょう」という予測です。道案内でも使えますが、You can’t miss it. のほうが「それほど目立つ」という強さがあります。

Keep walking and you’ll see the sign. You won’t miss it.
そのまま歩けば看板が見えます。見落とすことはないでしょう。

It’s impossible to miss.

It’s impossible to miss. は「見落とすのは不可能」と明示する言い方です。意味は分かりやすいものの、会話では You can’t miss it. のほうが短く自然です。

場面別の自然な例文

海外旅行・道案内

The station is straight ahead next to a large department store. You can’t miss it.
駅はまっすぐ先、大きなデパートの隣です。すぐ分かります。

レストラン・買い物

Try the lemon cake. It’s their specialty, and you can’t miss it.
レモンケーキを食べてみて。名物だから、絶対に外せないよ。

映画・動画

There’s a scene after the credits. You can’t miss it.
エンドロールのあとに場面があるよ。絶対に見逃せない。

仕事

The updated figure is highlighted in red, so you can’t miss it.
更新した数字は赤く強調してあるので、すぐ分かります。

学校・イベント

Our booth has a huge green banner. You can’t miss it.
私たちのブースには大きな緑の横断幕があります。すぐ分かります。

You can’t miss it.と言われたときの返し方

道案内の場合

Great, thank you!
よかった、ありがとうございます!

Okay, I’ll look for the red building.
分かりました。赤い建物を探します。

That sounds easy to find.
それなら見つけやすそうです。

おすすめの場合

I’ll definitely check it out.
ぜひチェックしてみます。

Sounds great. I’ll add it to my list.
よさそうですね。候補に加えます。

Thanks for the recommendation.
おすすめしてくれてありがとう。

しゅみすけ(大山俊輔)

おすすめへの返事では、I’ll check it out. を使うと「見てみる・行ってみる」を幅広く自然に表せます。

日本人が間違えやすいポイント

いつも「見逃せない」と直訳しない

道案内で「その店は見逃せません」と訳すと、日本語ではおすすめのように聞こえます。場所の説明なら「すぐ分かる」「見落としようがない」が自然です。

can’t missとmust not missは同じではない

can’t miss は「見落とせないほど目立つ・価値が高い」、must not miss は「絶対に見逃してはいけない」という義務や強い勧めを明示します。

目的語を変えると意味も変わる

You can’t miss the last train. は文脈によって「終電を逃してはいけない」「終電を逃すはずがない」などの意味になります。定型的な道案内表現として覚えるなら、まず You can’t miss it. のまとまりで使いましょう。

簡単な英語で言い換えるなら

道案内

  • It’s easy to find.
    見つけやすいです。
  • It’s a big red building.
    大きな赤い建物です。
  • You’ll see it right away.
    すぐに見えます。

おすすめ

  • You should see it.
    見るといいですよ。
  • It’s really worth seeing.
    本当に見る価値があります。
  • Make sure you see it.
    ぜひ見てください。

表現が出てこなくても、目立つ理由やおすすめする理由を基本英語で直接伝えれば十分です。

まとめ

You can’t miss it. は、道案内では「目立つから、すぐ分かる」、おすすめでは「絶対に見逃せない」という意味です。

どちらも、missの「狙ったものを見つけ損ねる・機会を逃す」とcan’tの「できない」が組み合わさっています。建物や目印の話なら見つけやすさ、作品や体験の話なら価値の高さを表すと判断しましょう。

ほかの英熟語・定型表現も学びたい方は、英熟語・定型表現のまとめをご覧ください。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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