
圧倒的な演技力で、映画・テレビ・舞台のすべてを制した俳優、ヴィオラ・デイヴィス。華やかな成功の裏側にある貧困や差別、不安まで包み隠さず語る彼女の言葉には、きれいごとではない強さがあります。
今回は、ヴィオラ・デイヴィスのスピーチやインタビューから、英語で味わいたい名言を7つ厳選しました。短いフレーズにも、自分の過去を受け入れ、人生の主役として立つためのヒントが詰まっています。
Contents
- 1 ヴィオラ・デイヴィスの英語の名言7選
- 1.1 1. History is not the past. It is the present.
- 1.2 2. Even your anxiety is part of your history.
- 1.3 3. Your authentic self is not pretty.
- 1.4 4. The only thing that separates women of color from anyone else is opportunity.
- 1.5 5. We are the only profession that celebrates what it means to live a life.
- 1.6 6. There is no becoming without healing.
- 1.7 7. Our crown has already been bought and paid for; all we have to do is wear it.
- 2 ヴィオラ・デイヴィスの言葉から学べること
- 3 出演作でもヴィオラの英語を味わおう
ヴィオラ・デイヴィスの英語の名言7選
1. History is not the past. It is the present.
「歴史は過去ではない。歴史は現在なのです」
2019年、バーナード大学の卒業式で語った言葉です。not A, but B に近い対比が、短い一文に強いリズムを生んでいます。過去は消えたものではなく、今の自分の中に生きている。だからこそ、自分の物語を否定せずに引き受けることが大切なのだと伝わります。
2. Even your anxiety is part of your history.
「あなたの不安さえも、あなたの歴史の一部です」
even は「〜さえも」。消したい感情まで人生の一部として認める、ヴィオラらしい自己受容の言葉です。不安があるから弱いのではなく、それも含めて今の自分ができている。英語学習で緊張したときにも思い出したい一文です。
3. Your authentic self is not pretty.
「本当のあなたは、きれいなだけの存在ではありません」
authentic self は「偽りのない自分」「ありのままの自分」。ここでの pretty は外見だけでなく、都合よく整った状態も示します。本物の自分には矛盾も傷もある。それを隠すのではなく、丸ごと受け止めるところから自由が始まります。

4. The only thing that separates women of color from anyone else is opportunity.
「有色人種の女性とほかの人々を分ける唯一のものは、機会です」
エミー賞主演女優賞を受賞した際の歴史的なスピーチから。separate A from B は「AとBを隔てる」、opportunity は「機会」です。才能の問題ではなく、扉が開かれているかどうか。その構造を、鋭く明快に言い切っています。
5. We are the only profession that celebrates what it means to live a life.
「私たちは、人生を生きる意味をたたえる唯一の職業です」
アカデミー賞の受賞スピーチで、俳優という仕事を語った一節です。what it means to … は「〜することが何を意味するか」。人の喜びも喪失も物語として残す——表現者への誇りと敬意が凝縮されています。
6. There is no becoming without healing.
「癒やしなくして、新しい自分になることはありません」
There is no A without B は「BなくしてAはない」という力強い型です。前進するとは、傷をなかったことにすることではありません。まず向き合い、癒やすこと。その先に、本当の変化があると教えてくれます。
7. Our crown has already been bought and paid for; all we have to do is wear it.
「私たちの冠の代価は、すでに支払われています。あとは、それをかぶるだけです」
all we have to do is … は「私たちがすべきことは、ただ〜するだけ」。ここでの crown は、自尊心や受け継いだ価値の象徴です。自分の価値を誰かに証明してもらう必要はない。もう堂々と受け取っていい——そんな励ましが響きます。
ヴィオラ・デイヴィスの言葉から学べること
ヴィオラ・デイヴィスの名言に一貫しているのは、過去や傷、不安を「克服すべき欠点」として切り離さない姿勢です。自分の歴史を背負い、癒やし、与えられるべき機会を求める。その過程ごと、自分の価値になると語っています。
英語でも、難しい単語を並べるのではなく、History is not the past. や There is no becoming without healing. のように、シンプルな構文で核心を突くのが印象的です。気に入った一文は声に出して、自分自身に語りかけるように練習してみてください。
出演作でもヴィオラの英語を味わおう
ヴィオラ・デイヴィスの迫力ある英語を作品で楽しみたい方は、ドラマを使った学習記事「『殺人を無罪にする方法』で英語学習|海外ドラマの推理・法廷英語」もどうぞ。法廷での鋭い表現から、感情を抑えた低い声のニュアンスまで、彼女の英語を立体的に味わえます。
出典:Barnard College Commencement Address/Television Academy/Academy Awards Acceptance Speech Database/People










