
「英語を勉強し直したい」「あの人に連絡してみよう」「この企画に申し込んでみたい」。よいと思ったことは、迷って先延ばしにするより、すぐ行動したほうがよい。そんな気持ちを表すのが「善は急げ」です。
英語では There’s no time like the present. がよく似たことわざです。ただ、日常会話では Let’s do it now. や Why wait? のような簡単な英語のほうが、自然で言いやすい場面もたくさんあります。
この記事では「善は急げ」を表す英語を、今始めるとき、よい機会をつかむとき、相手の背中を押すときに分けて紹介します。
Contents
「善は急げ」は英語で There’s no time like the present.
There’s no time like the present.
今ほどよい時はない。思い立った今が始めどき。
the present は「現在」「今」という意味です。直訳すると「今に勝る時はない」。やろうと思っていることを先延ばしにせず、今始めようという励ましになります。
I’ve always wanted to learn Spanish. There’s no time like the present.
ずっとスペイン語を学びたいと思っていました。始めるなら今ですね。
A: Maybe I should call her and apologize.
彼女に電話して謝ったほうがいいかも。
B: There’s no time like the present.
善は急げだよ。今かけたら?
We’ve talked about starting this project for months. There’s no time like the present.
この企画を始めようと何か月も話してきました。今こそ始めましょう。
The sooner, the better. は「早ければ早いほどよい」
The sooner, the better.
早ければ早いほどよい。
開始や返事、予約、問題への対応などを早くしてほしいときに使います。「よいことは今すぐ」という教訓よりも、早いほうが有利・助かるという実用的なニュアンスです。
When should I send the application?
応募書類はいつ送ればいいですか?
The sooner, the better.
早ければ早いほどいいですよ。
We need to fix the problem. The sooner, the better.
その問題を直す必要があります。早ければ早いほどよいです。
Strike while the iron is hot. は好機を逃さない
Strike while the iron is hot.
鉄は熱いうちに打て。好機を逃さず行動せよ。
熱した鉄が冷めないうちに打つ、という鍛冶のイメージから生まれたことわざです。関心が高まっているとき、勢いがあるとき、条件がよいときなど、今あるチャンスを逃さず行動する場面に向いています。
The client is interested, so let’s strike while the iron is hot.
顧客が興味を持っているので、好機を逃さず動きましょう。
Your video is getting attention. Strike while the iron is hot and post the next one.
動画が注目されています。勢いがあるうちに次も投稿しましょう。
There’s no time like the present. は「始めるなら今」、Strike while the iron is hot. は「今ある好機を逃さない」という違いがあります。

初心者でも言える簡単な英語
「今が最善のタイミング」と難しく説明する必要はありません。知っている動詞を使って、短く背中を押してみましょう。
Let’s do it now.
今やろう。 相手と一緒に行動するときに、最も簡単で使いやすい表現です。
We have a good idea. Let’s do it now.
よいアイデアがあります。今やりましょう。
Let’s get started.
さあ、始めよう。 計画や仕事、勉強を実際に始めるときの自然な一言です。
Everything is ready. Let’s get started.
準備は整いました。始めましょう。
Why wait?
なぜ待つの?/今やればいいよ。 「待つ理由はない」という形で、軽く背中を押せます。
You already know which course you want. Why wait?
受けたい講座はもう決まっているんでしょう。待つ必要はないよ。
Now is a good time.
今がよいタイミングです。 ことわざを使わず、意味をそのまま簡単に伝えられます。
Business is growing. Now is a good time to hire someone.
事業が成長しています。今が人を採用するよいタイミングです。
Take the first step today.
今日、最初の一歩を踏み出そう。 大きな挑戦を一度に終えるのではなく、まず少し行動するよう促せます。
You don’t need a perfect plan. Take the first step today.
完璧な計画は必要ありません。今日、最初の一歩を踏み出しましょう。
Do it while you’re motivated.
やる気があるうちにやろう。 英語学習、運動、片づけなど、気持ちが動いた瞬間に始めたいときに便利です。
You feel like studying now, so do it while you’re motivated.
今、勉強したい気分なんだから、やる気があるうちにやろう。
場面別:「善は急げ」の使い分け
- 思い立った今、始めたい: There’s no time like the present.
- 一緒にすぐ行動したい: Let’s do it now. / Let’s get started.
- 早いほど有利: The sooner, the better.
- 今ある好機を逃したくない: Strike while the iron is hot.
- 軽く背中を押したい: Why wait?
- 大きな挑戦の第一歩を促したい: Take the first step today.
仕事で使える「善は急げ」の英語例文
アイデアをすぐ試す
This idea looks promising. Let’s test it this week.
このアイデアは有望そうです。今週試してみましょう。
Good idea. Let’s act on it now.
よいアイデアですね。今すぐ行動に移しましょう。
返事や連絡を早める
She’s waiting for our answer. Let’s reply today.
彼女は私たちの返事を待っています。今日返信しましょう。
If you’re interested, contact them now.
興味があるなら、今連絡してみてください。
機会をつかむ
Demand is high right now. We should move quickly.
今は需要が高いです。早く動くべきです。
The timing is right. Let’s go for it.
タイミングはよいです。やってみましょう。
「善は急げ」と「急がば回れ」は矛盾する?
「善は急げ」は、よいと判断したことを先延ばしにせず始めるという教えです。一方の「急がば回れ」は、急いでいるときほど安全で確実な方法を選ぶ、という教えです。
つまり、始める決断は早く、実行は丁寧にと考えると矛盾しません。
Let’s start today, but let’s do it carefully.
今日始めましょう。ただし、丁寧に進めましょう。
「急がば回れ」の英語表現は、「急がば回れ」は英語で?Haste makes wasteの意味でも詳しく解説しています。
急ぐことと、焦ることは違う
「善は急げ」は、確認せずに雑な判断をすることではありません。危険、お金、契約、健康など、慎重さが必要な場面では Don’t rush.(焦らないで)や Take your time.(時間をかけて)も大切です。
Let’s make a decision soon, but first let’s check the details.
早めに決めましょう。ただ、まず詳細を確認しましょう。
Act quickly, but don’t rush.
素早く行動して。ただし、焦らないで。
まとめ
「善は急げ」を英語で表す定番は There’s no time like the present. です。場面によって、次のように言い換えられます。
- There’s no time like the present. 始めるなら今。
- The sooner, the better. 早ければ早いほどよい。
- Strike while the iron is hot. 好機を逃さず行動しよう。
- Let’s do it now. 今やろう。
- Why wait? なぜ待つの?
- Take the first step today. 今日、最初の一歩を踏み出そう。
初心者なら、まずは Let’s do it now. で十分です。完璧な英語を待っていると、話す機会そのものを逃してしまいます。思い立った今、知っている簡単な英語から使ってみましょう。









