all in allの意味は?「総合的に・全体として」の使い方と語順

all in allの意味「総合的に・全体として」を表すアイキャッチ

all in all は、「総合的に見て」「全体として」という意味です。良い点も気になる点もひと通り考えたうえで、最後に全体の評価をまとめるときに使います。

たとえば、旅行中に少し雨は降ったけれど全体として楽しかったなら、All in all, it was a great trip.(総合的に見て、とてもよい旅行でした)のように言えます。

しゅみすけ(大山俊輔)

all in all は、細かな出来事を一つずつ説明する表現ではありません。いくつかの材料を集めたあとに、「全部ひっくるめると」と結論を出す表現です。

all in all の基本的な意味

all in all は、複数の事情や長所・短所を考慮したうえで、全体的な判断を述べる副詞的なフレーズです。日本語では文脈に応じて、次のように訳せます。

  • 総合的に見て
  • 全体として
  • 全部を考え合わせると
  • なんだかんだ言って

All in all, I’m happy with the result.
総合的に見て、私はその結果に満足しています。

この文には、「完璧ではなかったかもしれないが、さまざまな点を合わせて考えると満足している」という含みがあります。

all in allは良い点と気になる点をまとめて全体の結論を述べる表現

会話でのニュアンス:良い点も悪い点もまとめて結論を出す

all in all の中心にあるのは、個別の事情から少し離れて、全体の評価を述べる感覚です。特に、先に長所と短所の両方を話したあとで使うと自然です。

The hotel room was small, but the staff were friendly and the location was convenient. All in all, we enjoyed our stay.
ホテルの部屋は狭かったのですが、スタッフは親切で立地も便利でした。総合的には、滞在を楽しめました。

このように、悪い点を無視するのではなく、それも含めたうえで最終評価を述べられます。

all in all の形と語順

all in all はひとかたまりの副詞句です。もっとも分かりやすく自然なのは、文頭に置き、その後ろにコンマを付ける形です。

All in all, + 主語 + 動詞 …

  • All in all, the meeting went well.
    総合的に見て、会議はうまくいきました。
  • All in all, it was a useful experience.
    全体として、有益な経験でした。

文中に入れることもありますが、初心者のうちは文頭の All in all, … を一つの型として覚えると使いやすいでしょう。

ハイフンは付けない

副詞句として使う場合は all in all と3語で書き、通常はハイフンを付けません。また、all and all と書くのは誤りです。

そのまま使える自然な例文

旅行や外出について

All in all, it was a good trip.
総合的に見て、よい旅行でした。

All in all, the restaurant was worth visiting.
全体として、そのレストランは行く価値がありました。

仕事や勉強について

All in all, the project was a success.
総合的に見て、そのプロジェクトは成功でした。

All in all, I learned a lot from the course.
全体として、その講座から多くを学びました。

日常の判断について

There were a few problems, but all in all, I’m satisfied.
いくつか問題はありましたが、総合的には満足しています。

All in all, moving here was the right decision.
総合的に見て、ここに引っ越したのは正しい決断でした。

会話ではどう使う?

A: How was your first week at the new job?
新しい仕事の最初の1週間はどうだった?

B: It was busy, and I made a few mistakes. But all in all, it went well.
忙しかったし、いくつかミスもしたよ。でも総合的にはうまくいった。

しゅみすけ(大山俊輔)

まず具体的な良い点・悪い点を話し、最後に All in all, … でまとめる。この順番なら、暗記した一文ではなく自分の感想として自然に使えます。

よくある間違い

「最後に」という時間の順番には使わない

all in all は評価をまとめる表現であり、出来事の最後を示す表現ではありません。「最後に駅へ行きました」のような時間の順番なら、finallyin the end などを文脈に合わせて使います。

× All in all, we went to the station.(最後に駅へ行った、の意味では不自然)
Finally, we went to the station.
最後に、私たちは駅へ行きました。

in all と混同しない

in all は「合計で」という意味です。all in all とは用途が異なります。

There were ten people in all.
全部で10人いました。

似た表現との違い

overall:全体的に

overall も「全体的に」という意味ですが、副詞だけでなく形容詞としても使える柔軟な語です。all in all は、いくつかの事情を述べたあとのまとめの一言として特に自然です。

Overall, the event was successful.
全体的に、そのイベントは成功でした。

on the whole:全般的に見れば

on the whole は、細かな例外はあっても全般的な傾向を述べるときによく使います。all in all は、材料を考え合わせて最終評価を出す響きがやや強くなります。

all things considered:すべてを考慮すると

all things considered は all in all に近い表現ですが、「事情をすべて考慮した」という過程をより明示します。

in the end:最終的には

in the end は、紆余曲折のあとの最終結果を表します。全体評価ではなく「結局どうなったか」を言いたいときに向いています。

この表現を知らなかったら?

all in all がすぐに出てこなくても、知っている基本語で十分に伝えられます。

  • Overall, it was good.
    全体的によかったです。
  • It was good.
    よかったです。
  • I liked most of it.
    ほとんどの部分は気に入りました。
  • There were some problems, but I’m happy.
    いくつか問題はありましたが、満足しています。

まずは It was good. のような簡単な英語で結論を伝えられれば大丈夫です。慣れてきたら、複数の点をまとめる合図として All in all, … を加えてみましょう。

まとめ

all in all は「総合的に見て」「全体として」という意味で、良い点・悪い点を含めた全体評価を述べる表現です。文頭の All in all, + 文 を基本の型として覚えると、旅行、仕事、買い物、勉強など幅広い感想に使えます。

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この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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