as a matter of courseの意味は?of courseとの違い・使い方と例文

as a matter of courseの意味と使い方を表すアイキャッチ画像

as a matter of courseは、「当然のこととして」「慣例として」「通常の手順として」という意味の定型表現です。

We check every application as a matter of course.

私たちは通常の手順として、すべての申請を確認します。

日本語の「当然」に当たる表現ですが、会話で「もちろん!」と返事をする言い方ではありません。会社の標準手順、毎回行う確認、決まった慣例などを説明するときに使います。

as a matter of courseの基本的な意味

中心にあるのは、特別な判断をその都度するのではなく、通常の流れの一部として自然に行われるという感覚です。

  • 当然のこととして
  • 慣例として
  • 通常どおりの手順として
  • 決まって・自動的に

matterはここでは「事柄」、courseは「物事が進む通常の流れ」を表します。全体では「通常の流れに属する事柄として」というイメージになります。

しゅみすけ(大山俊輔)

「当然」とだけ覚えると、返事のOf course!と混同しやすくなります。as a matter of courseは、決まった手順や慣例を説明する表現だと捉えましょう。

語順と使い方

as a matter of courseは副詞句として、文末や文頭に置けます。日常のくだけた会話より、説明文、仕事、規則、報道などで使われやすい、ややフォーマルな表現です。

文末に置く

New employees receive safety training as a matter of course.

新入社員は通常の手順として安全研修を受けます。

The hotel asks for identification as a matter of course.

そのホテルでは、通常の手続きとして身分証明書の提示を求めます。

文頭に置く

As a matter of course, we back up the files before an update.

通常の手順として、更新前にファイルをバックアップします。

文頭では、後ろに続く内容全体を「標準的な扱い」として示します。読みやすくするため、後ろにコンマを置くのが一般的です。

as a matter of courseとof courseの違い

as a matter of courseとof courseの違いを示す比較図

表現 中心の意味 よく使う場面
as a matter of course 慣例・標準手順として 仕事、規則、説明文
of course もちろん・当然 返事、同意、明白な事実

“Can I use your charger?” “Of course.”

「充電器を使ってもいい?」「もちろん」

We test the equipment as a matter of course.

私たちは通常の手順として、その機器をテストします。

Of course.は依頼への返事として自然ですが、As a matter of course.だけで「もちろん」と返すのは不自然です。詳しくはof courseの意味・使い方も確認してください。

自然な例文

仕事・会社

All expenses are reviewed as a matter of course.

すべての経費は通常の手順として確認されます。

We send a confirmation email as a matter of course.

私たちは通常どおり、確認メールを送ります。

Managers attend the final interview as a matter of course.

管理職は慣例として最終面接に同席します。

日常生活・サービス

I lock the door twice as a matter of course.

私は習慣として、ドアを二度確認して施錠します。

The clinic checks your temperature as a matter of course.

そのクリニックでは通常の手順として体温を測ります。

学校・学習

Students are expected to cite their sources as a matter of course.

学生は当然の作法として、出典を示すことが求められます。

日本人が間違えやすいポイント

「当然だから」と相手を責める表現ではない

この表現は、多くの場合「決まった扱い」を客観的に説明します。相手に「それくらい当然でしょ」と強く言いたい場面には向きません。

courseの前にaが必要

基本形はas a matter of courseです。as matter of courseのようにaを落とさないようにしましょう。

後ろに名詞を直接続けない

この表現自体が副詞句です。as a matter of course procedureのように名詞を修飾する形ではなく、文全体の動作を説明します。

簡単な英語で言い換えるなら

すぐに表現が出てこないときは、「普段そうする」「手順の一部だ」と直接説明すれば十分です。

  • This is what we normally do.
    これは私たちが普段行っていることです。
  • We do this every time.
    私たちは毎回これをします。
  • It’s part of the normal process.
    通常の手順の一部です。
  • This is standard procedure.
    これは標準的な手順です。

しゅみすけ(大山俊輔)

表現を忘れたときは、This is what we normally do.と言えば十分伝わります。「いつもすること」と分解すれば、難しい表現に頼らなくても説明できます。

似た表現との違い

automatically

「自動的に」。機械や規則によって、個別の判断なしに処理されることを強く示します。as a matter of courseは、人が行う慣例や標準手順にも使えます。

routinely

「日常的に・定期的に」。繰り返し行う頻度に焦点があります。as a matter of courseは、それが通常の扱いとして当然組み込まれている点に焦点があります。

It goes without saying

「言うまでもない」。事実が明白で説明不要だという意味です。標準手順を表す表現ではありません。違いを深めたい方はIt goes without sayingの意味と使い方も参考にしてください。

まとめ

  • as a matter of courseは「当然のこととして・慣例として・通常の手順として」
  • 特別な対応ではなく、通常の流れに組み込まれた行動を表す
  • 文頭・文末で使え、ややフォーマル
  • of courseは「もちろん」という返事にも使えるが、as a matter of courseは返事には使わない
  • 出てこなければThis is what we normally do.で言い換えられる

ほかの英熟語・定型表現は、英熟語・定型表現の一覧から確認できます。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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