be willing toの意味は?「喜んで」だけではないニュアンスとwant toとの違い

be willing toの意味・使い方・ニュアンスを解説するアイキャッチ画像

be willing toは、「〜する意思がある」「必要なら〜してもよい」という意味です。辞書では「喜んで〜する」と訳されることもありますが、いつもワクワクしているわけではありません。大切なのは、条件や負担を理解したうえで、その行動を受け入れる気があるというニュアンスです。

  • I’m willing to help.
    手伝う意思はあります。
  • Are you willing to wait?
    待ってもらえますか/待つ意思はありますか。
  • She isn’t willing to compromise.
    彼女には妥協する意思がありません。

be willing toの基本的な意味

基本の形は主語+be willing to+動詞の原形です。主語に応じてam / is / are / was / wereを使います。

意味
be willing to do 〜する意思がある I’m willing to try.
be not willing to do 〜する意思がない He isn’t willing to wait.
be willing to do if … もし…なら〜してもよい I’m willing to stay if needed.

willingは形容詞なので、時制や人称の変化はbe動詞が担当します。

しゅみすけ(大山俊輔)

「したい」よりも、「必要性や条件を受け入れて、する選択ができる」と考えると、be willing toの感覚をつかみやすくなります。

「喜んで〜する」と訳すとずれることがある

I’m willing to work late.は、状況によって「喜んで残業します」ではなく、「必要なら残業しても構いません」という意味です。本人が残業を望んでいるとは限りません。

  • I’m willing to pay a little more for better quality.
    品質がよいなら、もう少し多く払っても構いません。
  • We’re willing to change the schedule.
    私たちには日程を変更する用意があります。
  • He was willing to apologize, but he wanted to explain first.
    彼には謝る意思がありましたが、先に説明したいと思っていました。

気持ちよく申し出る場面では「喜んで」と訳せますが、交渉や難しい判断では「〜する意思がある」「〜してもよい」のほうが自然です。

なぜこの意味になる?willとwillingのつながり

willには、未来だけでなく「意志」という意味があります。willingはそこから、行動する意志を持っている状態を表します。

be(その状態にある)+ willing(意志がある)+ to do(何をするか)と分けると、「〜する意思がある」という意味が見えてきます。

疑問文・否定文・条件文の使い方

Are you willing to …?:意思や受け入れ可能性を確認する

  • Are you willing to relocate for this job?
    この仕事のために転居する意思はありますか。
  • Would you be willing to speak with her?
    彼女と話していただけますか。

Would you be willing to …?は、相手に負担や判断を求めるときの丁寧な依頼です。単純なCan you …?より、「その気はありますか」と相手の意思を尊重する響きがあります。

not willing to:できないのではなく、する意思がない

  • I’m not willing to lie for him.
    彼のためにうそをつくつもりはありません。
  • The seller wasn’t willing to lower the price.
    売り手には値下げする意思がありませんでした。

not willing toは、能力不足ではなく意思による拒否です。強く聞こえることもあるため、柔らかく断るならI’d rather not …も使えます。

条件を添える形

  • I’m willing to join if we finish by six.
    6時までに終わるなら参加しても構いません。
  • She’s willing to help as long as everyone contributes.
    全員が協力するなら、彼女は手伝う意思があります。
  • We’d be willing to reconsider under those conditions.
    その条件なら、再検討してもよいと考えています。

be willing to・want to・be ready toの違い

be willing to・want to・be ready toのニュアンスを比較する解説図

表現 中心となる意味
be willing to 条件や負担を受け入れて、する意思がある I’m willing to move.
want to 自分がしたい I want to move.
be ready to 行動できる準備・心構えが整っている I’m ready to move.
be prepared to 難しい可能性も想定し、覚悟・準備がある I’m prepared to move.

I want to help.は「助けたい」という希望です。I’m willing to help.は「必要なら助ける意思がある」、I’m ready to help.は「すぐ助けられる状態」という違いがあります。

日常会話・仕事・旅行で使える自然な例文

仕事

  • I’m willing to take the lead on this project.
    このプロジェクトでリーダーを務める意思があります。
  • Would you be willing to revise the proposal?
    提案書を修正していただけますか。
  • The client is willing to extend the deadline.
    クライアントは期限を延長する意向です。

日常生活・人間関係

  • I’m willing to listen if you want to talk.
    話したいなら、聞くよ。
  • He’s willing to cook, but he hates doing the dishes.
    彼は料理ならしてもよいと思っていますが、皿洗いは大嫌いです。
  • Are you willing to give the relationship another chance?
    この関係にもう一度チャンスを与える気はありますか。

旅行・買い物

  • We’re willing to walk if the station is nearby.
    駅が近いなら歩いても構いません。
  • I’m willing to pay extra for a direct flight.
    直行便なら追加料金を払ってもよいです。

日本人が間違えやすいポイント

toの後ろは動詞の原形

  • × I’m willing to helping.
  • I’m willing to help.

willingを動詞として使わない

  • × I willing to help.
  • I’m willing to help.

できることと、する意思があることを区別する

I can work weekends.は「週末に働くことが可能」、I’m willing to work weekends.は「週末に働く条件を受け入れる意思がある」です。

何でも「喜んで」と訳さない

負担や条件を伴う場面では「喜んで」より、「必要なら〜します」「〜しても構いません」と理解するほうが正確です。

しゅみすけ(大山俊輔)

Would you be willing to …?は丁寧ですが、相手に負担をお願いする表現でもあります。何を頼むのかと条件を具体的にすると、より誠実に伝わります。

簡単な英語で言い換えるなら

be willing toが出てこなくても、candon’t mindwillなどで伝えられます。

  • I can help.
    手伝えます。
  • I don’t mind waiting.
    待っても構いません。
  • I’ll do it if necessary.
    必要なら私がします。
  • That’s okay with me.
    私はそれで大丈夫です。

関連表現

少し硬めの「〜する気がある・傾向がある」は、be disposed toの意味・使い方で詳しく解説しています。

必要なことを何でもする強い決意を表したい場合は、whatever it takesの意味・使い方も確認してください。

まとめ

  • be willing toは「〜する意思がある」「必要なら〜してもよい」
  • いつも「喜んで」という積極的な感情を表すわけではない
  • Would you be willing to …?は相手の意思を尊重する丁寧な依頼
  • not willing toは能力ではなく「する意思がない」
  • want toは希望、be ready toは準備、be willing toは受け入れる意思
  • 難しければI can …I don’t mind …I’ll … if necessary.で言い換えられる

ほかの熟語や定型表現は、英熟語・定型表現のまとめから探せます。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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