
come in forは、ニュースや仕事の英語でよく見かけるのに、come・in・forを一語ずつ訳しても意味をつかみにくい句動詞です。特にcome in for criticismは「批判のために中へ来る」ではなく、批判を受ける・批判の対象になるという意味です。
- come in for criticism:批判を受ける
- come in for praise:称賛を受ける
- come in for blame:非難される
- come in for attention:注目を受ける
Contents
come in forの意味は?
come in for+名詞で、「批判・称賛・非難・注目などを受ける」「その対象になる」という意味です。
The company came in for heavy criticism after the announcement.
その会社は発表後、激しい批判を受けました。
Her presentation came in for a lot of praise.
彼女のプレゼンは多くの称賛を受けました。
The manager came in for most of the blame.
そのマネージャーが非難の大半を受けました。
Cambridge Learner’s Dictionaryでは、someone comes in for criticism, praise, etc.を「批判されたり、称賛されたりする」と説明しています。Oxford Learner’s Dictionariesも、特に好ましくないものを「受ける」用法として説明しています。
しゅみすけ(大山俊輔)
come+in+forから意味を理解する
comeは「ある地点・状態へ近づく」、inは「範囲の中へ」、forは「向けられる対象」を示します。
come in forでは、人・組織・方針などが、批判や称賛が向けられる範囲へ入ってくるイメージです。そこから「批判・称賛の対象になる」「それを受ける」という意味につながります。

語順と文法|come in forの後ろには名詞を置く
基本形は次のとおりです。
主語+come in for+criticism / praise / blame / attention
主語には人だけでなく、会社・政策・計画・作品・発言なども置けます。
The new policy has come in for criticism.
その新しい方針は批判を受けています。
Her work has come in for special praise.
彼女の仕事は特に高く評価されています。
分離できない
come in forは分離不可能です。comeとinの間、inとforの間に目的語を入れません。
The plan came in for criticism.(○)
The plan came criticism in for.(×)
受け身にしない
come in for自体が「~を受ける」という意味なので、通常は受け身にしません。
The proposal came in for criticism.(○)
The proposal was come in for criticism.(×)
よく使うコロケーション
come in for criticism
最も頻度の高い組み合わせです。政策・企業・判断・発言などが批判される場面で使います。
The decision came in for sharp criticism from employees.
その決定は従業員から厳しい批判を受けました。
come in for praise
良い評価を受ける場合にも使えます。ただし、実際にはcriticismなど否定的な語との組み合わせが特に目立ちます。
The support team came in for praise for its quick response.
サポートチームは迅速な対応を称賛されました。
come in for blame
問題の責任を問われ、非難を受ける場面です。
Senior management came in for much of the blame.
上層部が非難の多くを受けました。
come in for attention
人や物事が注目の対象になる用法です。
The issue has recently come in for renewed attention.
その問題は最近、再び注目を集めています。
come in forとreceiveの違い
receiveは「受け取る」を広く表す中立的な語です。批判・称賛だけでなく、メール、賞、支払いなどにも使えます。
We received several complaints.
私たちはいくつか苦情を受け取りました。
come in forは、人や物事が周囲から評価・反応を向けられる対象になることに焦点があります。ニュースや報道調の文章にもよく合います。
The campaign came in for criticism online.
そのキャンペーンはオンラインで批判を受けました。
come in forとface criticismの違い
face criticismは「批判に直面する」で、話し手が状況を直接的に描写する表現です。
The company faces growing criticism.
その会社は高まる批判に直面しています。
come in for criticismは「批判がその会社へ向けられ、批判の対象になった」という評価の流れを感じさせます。
日常・仕事で使える例文
My proposal came in for some criticism at the meeting.
私の提案は会議で少し批判を受けました。
The new system has come in for a lot of complaints.
新しいシステムには多くの苦情が寄せられています。
Our team came in for praise from the client.
私たちのチームはクライアントから称賛されました。
Her comment came in for criticism on social media.
彼女の発言はSNSで批判を受けました。
The restaurant came in for special praise for its service.
そのレストランはサービスを特に高く評価されました。
しゅみすけ(大山俊輔)
日本人が間違えやすい点
come forと混同しない
come for someoneは「人を迎えに来る」「捕まえに来る」「襲いに来る」などの意味になり、come in forとは別表現です。
The police came for him.
警察が彼を捕まえに来ました。
forの後ろに動詞を置かない
come in forのforは、criticismやpraiseなどの名詞を導きます。
The plan came in for being criticized.(不自然)
The plan came in for criticism.(自然)
この句動詞が出てこなかったら?簡単な英語ならこう言える
come in forを思い出せなくても、受けた反応を直接言えば十分です。
「批判を受けた」
Many people criticized the plan.
多くの人がその計画を批判しました。
People were not happy with our decision.
人々は私たちの決定に不満を持っていました。
「称賛を受けた」
Many people praised her work.
多くの人が彼女の仕事を称賛しました。
People said our service was excellent.
私たちのサービスは素晴らしいと人々が言ってくれました。
「注目を集めた」
Many people started paying attention to the issue.
多くの人がその問題に注目し始めました。
難しい同義語を探すより、「誰がどう反応したか」を短い文に分けると、その場で伝えられます。
関連する句動詞
まとめ
come in forは、「批判・称賛・非難・注目などを受ける、その対象になる」という句動詞です。
- 基本形はcome in for+名詞
- criticism・praise・blame・attentionなどと使う
- 人だけでなく、会社・政策・計画・作品も主語にできる
- 分離できず、通常は受け身にしない
- 忘れたらMany people criticized ~.のように直接説明できる
まずは最頻出のcome in for criticismを一まとまりで覚えておくと、ニュースやビジネス英語が読みやすくなります。
comeを使った句動詞をまとめて整理したい方は、comeを使った句動詞一覧|意味・使い方・語順もあわせてご覧ください。









