
come to nothingは、計画・交渉・努力・希望などが成果につながらず終わる、結局何にもならないという意味です。日本語では「水の泡になる」「無駄に終わる」「失敗に終わる」と訳せます。
単に物事が終わるのではなく、期待していた結果が得られなかったという残念さを含むのがポイントです。この記事では語順、自然な例文、fail・fall through・come to an end・go to wasteとの違い、簡単な言い換えまで整理します。
Contents
come to nothingの基本的な意味とニュアンス
中心にあるのは、進んでいたものが最終的にnothing(何の成果もない状態)へ至るという感覚です。
- 計画が実現しなかった
- 話し合いが合意を生まなかった
- 努力が結果につながらなかった
- 期待や希望が消えてしまった
All our plans came to nothing.
私たちの計画はすべて水の泡になりました。
特にイギリス英語でよく見られ、会話でも文章でも使えます。少し落ち着いた語り口で、結果を振り返る場面に合います。
しゅみすけ(大山俊輔)
なぜcome to nothingで「水の泡になる」なの?
come to+名詞には「ある状態・結論に至る」という使い方があります。come to an endなら「終わりに至る」、come to a decisionなら「決定に至る」です。
同じ考え方でcome to nothingは、物事が最後にnothingという成果のない状態へ至ることを表します。

語順とよく使われる形
計画・努力+come to nothing
成果が出なかった物事を主語に置きます。
The negotiations came to nothing.
交渉は何の成果もなく終わりました。
過去形はcame to nothing、現在完了ならhave come to nothingです。
all+所有格+名詞+come to nothing
「すべての〜が水の泡になる」という形もよく使われます。
All her hard work came to nothing.
彼女の懸命な努力はすべて無駄に終わりました。
fear that+主語+will come to nothing
計画などが失敗に終わることを心配する表現です。
I fear that the project will come to nothing.
そのプロジェクトは失敗に終わるのではないかと心配しています。
場面別の自然な例文
仕事・プロジェクト
Months of discussion came to nothing.
何か月もの話し合いは何の成果もなく終わりました。
Without funding, the proposal may come to nothing.
資金がなければ、その提案は実現せずに終わるかもしれません。
恋愛・人間関係
Their plans to move in together came to nothing.
一緒に暮らすという二人の計画は実現しませんでした。
I tried to repair our friendship, but my efforts came to nothing.
友情を修復しようとしましたが、努力は実りませんでした。
学校・学習
His research came to nothing because the data was incomplete.
データが不完全だったため、彼の研究は成果を出せずに終わりました。
日常・暮らし
Our weekend trip came to nothing when the storm arrived.
嵐が来て、週末旅行の計画はだめになりました。
failとの違い
failは最も広く使える「失敗する」です。人、試験、機械、試みなど、多くの主語を取れます。
- The plan failed.=計画は失敗した。
- The plan came to nothing.=計画は進んでいたが、結局成果なく終わった。
come to nothingのほうが、時間や努力があったのに結果が残らなかったという流れを感じさせます。
fall throughとの違い
fall throughは、成立しかけていた計画・契約・取引などが「途中で流れる」ことを表します。
- The deal fell through.=契約は成立直前に流れた。
- The talks came to nothing.=話し合いは成果を生まずに終わった。
fall throughは成立しなかった事実、come to nothingは最終的に成果がなかった結果に焦点があります。
come to an endとの違い
come to an endは単に「終わる・終わりを迎える」で、成功か失敗かは問いません。
- The festival came to an end.=祭りが終わった。
- The talks came to nothing.=協議は成果なく終わった。
go to wasteとの違い
go to wasteは、食べ物・時間・お金・才能・機会などが「無駄になる」ことです。使われずに失われる対象へ意識が向きます。
Don’t let this opportunity go to waste.
この機会を無駄にしないでください。
come to nothingは、計画や努力が進んだ末に成果を生まなかったという結末を表します。
日本人が間違えやすいポイント
人を主語にしない
通常は計画・努力・交渉・希望などを主語にします。「私は失敗した」ならI failed.が自然です。
過去形はcameにする
- ○ Our plan came to nothing.
- × Our plan come to nothing yesterday.
「何もない場所へ来る」と直訳しない
場所の移動ではなく、結果として成果のない状態へ至るという慣用的な表現です。
簡単な英語で言い換えるなら?
come to nothingが出てこなくても、次の基本表現で十分です。
- The plan didn’t work.=計画はうまくいきませんでした。
- We got no result.=成果を得られませんでした。
- Nothing happened in the end.=結局、何も起こりませんでした。
- We tried, but it failed.=試しましたが、失敗しました。
- Our work did not help.=私たちの努力は役に立ちませんでした。
しゅみすけ(大山俊輔)
短い会話で使ってみよう
A: What happened to the new café project?
新しいカフェの計画はどうなったの?
B: Sadly, months of planning came to nothing.
残念ながら、何か月もの計画は水の泡になったよ。
A: Are the two companies still discussing the deal?
その2社はまだ契約について話し合っているの?
B: No. The negotiations came to nothing.
いや、交渉は成果なく終わったよ。
まとめ
come to nothingは、計画・努力・交渉・希望などが「成果なく終わる」「水の泡になる」ことを表します。単なる終了はcome to an end、途中で計画が流れるならfall through、一般的な失敗ならfailが自然です。
まずはOur plans came to nothing.やAll my efforts came to nothing.という形で覚えましょう。
関連する表現は、amount toの記事や、英熟語・定型表現の親記事でも確認できます。









