
come what may は「何が起ころうとも」「何があっても」「どんなことになっても」という意味の定型表現です。
Come what may, I’ll keep my promise. なら、「この先どんな事態になっても、約束を守る」という強い決意を表します。
意味は no matter what や whatever happens に近いものの、come what may には少し文語的で、覚悟や揺るがない意志を感じさせる響きがあります。この記事では、意味の仕組み、独特な語順、自然な使い方、類似表現との違い、簡単な言い換えまで例文で解説します。
Contents
come what mayの意味は「何が起ころうとも」
come what may は、将来どのような出来事や困難が訪れても、決意・約束・態度を変えないことを表します。
Come what may, I’ll be there for you.
何があっても、あなたの力になります。
We will finish this project, come what may.
何が起ころうとも、私たちはこのプロジェクトを完成させます。
She was determined to protect her family, come what may.
彼女は何があっても家族を守ると固く決意していました。
単に「何かが起きるかもしれない」と予測するのではなく、何が起きても、その後に述べる意志や行動は変わらないと伝える表現です。
しゅみすけ(大山俊輔)
なぜこの語順で「何が起ころうとも」になる?
come what may は古い形を残した定型表現です。現代の普通の語順に近づけると、次のように考えられます。
whatever may come
何がやって来るとしても
ここでの come は「出来事がやって来る・起こる」、what は「何が」、may は「起こる可能性」を表しています。
つまり、感覚的には次のまとまりです。
Come what may.
何がやって来るとしても。
この may は「〜してもよい」という許可ではありません。「何が起こる可能性があっても」という譲歩の意味を作っています。
語順を自由に入れ替えない
come what may は、3語をそのままの順番で覚える表現です。
× come whatever may
× what may come(このままでは疑問・節の一部に見える)
○ come what may
意味を普通の現代英語で言い換えるなら、whatever happens や no matter what happens を使います。
文頭と文末のどちらに置く?
come what may は文頭にも文末にも置けます。
文頭:最初に覚悟を示す
Come what may, we won’t give up.
何があっても、私たちは諦めません。
Come what may, I intend to tell the truth.
何が起ころうとも、私は真実を話すつもりです。
文頭では、まず「どんな事態でも」という条件を示し、その後の決意を強調します。通常は後ろにコンマを置きます。
文末:決意に重みを加える
I’ll stand by you, come what may.
何があっても、私はあなたの味方です。
They promised to stay together, come what may.
二人は何があっても一緒にいると約束しました。
文末では、先に述べた約束や決意へ「どんなことがあっても」と重みを加えます。
どんな場面で自然に使える?
約束・支援
Come what may, you can always call me.
何があっても、いつでも私に電話していいですよ。
I’ll support your decision, come what may.
何があっても、私はあなたの決断を支持します。
仕事・目標
Come what may, the team will meet the deadline.
どんなことがあっても、チームは期限に間に合わせます。
He resolved to complete the training, come what may.
彼は何があっても研修を修了すると決意しました。
恋愛・人間関係
I want us to face the future together, come what may.
何があっても、一緒に未来と向き合いたいです。
強くドラマチックな響きがあるため、誓いや深い約束にはよく合います。一方、軽い予定に使うと大げさに聞こえることがあります。
困難を受け入れる
She was ready to face the consequences, come what may.
彼女は何が起ころうとも、その結果に向き合う覚悟ができていました。
Come what may, we must remain calm.
何があっても、私たちは冷静でいなければなりません。
come what mayと似た表現の違い

come what may:やや文語的で強い決意
未来に何がやって来ても、意志や態度を変えないという覚悟を感じさせます。文学、演説、誓い、ドラマチックな会話と相性のよい表現です。
Come what may, I’ll return.
何が起ころうとも、私は戻ってきます。
no matter what:最も一般的
no matter+疑問詞の意味と使い方は、会話でも文章でも広く使える一般的な表現です。
No matter what happens, I’ll help you.
何が起きても、あなたを助けます。
no matter what だけでも「何があっても」と言えます。come what may より中立的で、日常会話に使いやすい表現です。
whatever happens:直接的で分かりやすい
whatever happens は、文字どおり「何が起きても」です。古風な語順がなく、初心者にも組み立てやすい言い方です。
Whatever happens, stay calm.
何が起きても、落ち着いていてください。
rain or shine:天候に関係なく必ず
rain or shineの意味と使い方は、もともと「雨でも晴れでも」。予定・習慣・イベントを天候に関係なく実行する場面で特に自然です。
We’ll hold the market on Sunday, rain or shine.
雨でも晴れでも、日曜日にマーケットを開催します。
比喩的に「何があっても」とも言えますが、come what may ほど誓いや覚悟の響きは強くありません。
come what mayとat all costsは同じではない
at all costs は「どんな犠牲を払ってでも」という意味です。目標達成のために大きな代償も受け入れる強さがあります。
We must protect the data at all costs.
どんな犠牲を払ってでも、そのデータを守らなければなりません。
come what may は「何が起きても決意を変えない」、at all costs は「どんな代償を払ってでも実現する」です。似ていますが、焦点が違います。
日本人が間違えやすいポイント
1.mayを許可の「〜してもよい」と考える
この表現の may は、可能性を含んだ「何が起ころうとも」です。許可を求める文ではありません。
2.whatの後ろへ主語を追加する
× come what it may
○ come what may
what 自体が「何が」という役割を持つため、it は不要です。
3.軽い予定に使って大げさになる
「何があっても今日スーパーへ行く」のような普通の予定なら、come what may は少し芝居がかって聞こえる可能性があります。
I’ll go to the supermarket today no matter what.
今日は何があってもスーパーへ行きます。
このような日常場面では no matter what が自然です。
4.後ろの文まで古風にする必要はない
come what may の後ろは、普通の現代英語で構いません。
Come what may, I’ll do my best.
何があっても、最善を尽くします。
しゅみすけ(大山俊輔)
簡単な英語で言い換えるなら
come what may を思い出せなくても、基本語で次のように言えます。
- Whatever happens, I’ll be there.
何が起きても、私はそこへ行きます。 - No matter what, I won’t give up.
何があっても、私は諦めません。 - Even if things get difficult, I’ll continue.
状況が難しくなっても、私は続けます。 - I will keep my promise in any situation.
どんな状況でも、私は約束を守ります。
たとえば、次の文を比べてみましょう。
Come what may, I’ll support you.
何が起ころうとも、私はあなたを支えます。
簡単に言うなら:
Whatever happens, I’ll help you.
何が起きても、あなたを助けます。
後者は難しい構文を使わず、意味をそのまま伝えられます。
まとめ
- come what may は「何が起ころうとも・何があっても」
- 未来に何が起きても、決意・約束・態度を変えないことを表す
- whatever may come に近い、古い語順を残した定型表現
- 文頭と文末のどちらにも置ける
- やや文語的で、覚悟や誓いを感じさせるドラマチックな響きがある
- 日常会話では no matter what や whatever happens が使いやすい
- rain or shine は天候に左右されず実行する場面に特に自然
come what may は、単なる未来予測ではなく「どのような未来でも受け止めて進む」という意志を表す言葉です。ほかの英熟語も意味・語順・ニュアンスから学びたい方は、英熟語・定型表現の一覧もあわせてご覧ください。











