
「ひとまず今日はここまでにしましょう」「ひとまず安心です」「ひとまず返事を待ちましょう」。「ひとまず」は、最終決定ではないけれど、今の段階で一区切りつけたり、先に一つ行動したりするときに使う日本語です。
英語では、今だけの判断なら for now、最初の一歩なら first、しばらく続く暫定措置なら for the time being が自然です。「ひとまず」を一語に固定せず、今だけなのか、最初にするのか、しばらくその状態を続けるのかで選びましょう。
Contents
「ひとまず」は英語で?早見表
| 伝えたいこと | 英語 | 例文 |
|---|---|---|
| 今のところ・今だけ | for now | Let’s leave it for now. |
| まず最初に | first | First, let’s check the schedule. |
| 当面の間・しばらく | for the time being | We’ll work from home for the time being. |
| 今日はここまで | Let’s stop here for today. | Let’s stop here for today. |

for now:今の段階では「ひとまず」
for now は「今のところ」「今だけは」という意味です。最終的にどうするかはまだ決まっていないけれど、現在の判断や状態を伝えるときに最も使いやすい表現です。
- Let’s leave it for now.
ひとまず、そのままにしておきましょう。 - This is enough for now.
ひとまず、これで十分です。 - Let’s wait for her reply for now.
ひとまず、彼女の返事を待ちましょう。 - I’m fine for now.
ひとまず私は大丈夫です。
for now には「あとで変わるかもしれない」という含みがあります。永久的な決定ではなく、現在地点での暫定判断にぴったりです。
first:ひとまず最初に一つする
「全部を一度に考えず、ひとまずこれから始めよう」のように、行動の順番を示すなら first が自然です。
- First, let’s check the schedule.
ひとまず、予定を確認しましょう。 - Let’s have some coffee first.
ひとまず、コーヒーでも飲みましょう。 - First, take a deep breath.
ひとまず、深呼吸してください。 - Let’s finish this part first.
ひとまず、この部分を終わらせましょう。
文頭の First, … だけでなく、動作 + first の形もよく使われます。後者は「その前にまず〜しよう」という会話らしい響きです。
for the time being:当面の間は「ひとまず」
for the time being は、今決めた状態をしばらく続けるときの「ひとまず」「当面の間」です。for now よりも、一定期間続く感じが強くなります。
- We’ll work from home for the time being.
ひとまず当面は、在宅で働きます。 - Let’s keep the current plan for the time being.
ひとまず当面は、現在の計画を維持しましょう。 - The café will remain closed for the time being.
そのカフェは、ひとまず当面の間休業します。
少し長く、やや改まった表現なので、仕事の連絡や方針説明でもよく合います。日常会話で短く言いたい場合は for now で十分なことも多いです。
「ひとまず今日はここまで」は英語で?
会議・勉強・作業を一区切りにするときは、直訳よりも次の決まり文句が自然です。
- Let’s stop here for today.
ひとまず今日はここまでにしましょう。 - Let’s call it a day.
今日はここまでにしましょう。 - That’s all for now.
ひとまず以上です。 - Let’s take a break for now.
ひとまず休憩しましょう。
call it a day は、その日の仕事や作業を終えるときのカジュアルな表現です。一時的に止めるだけなら stop here for now や take a break が合います。
「ひとまず安心」は英語で?
日本語の「ひとまず安心」は、「今の段階では安心できる」「最悪の状況は避けられた」という意味です。英語では文脈に合わせて言い換えます。
- I’m relieved for now.
ひとまず安心しました。 - That’s a relief.
それはひと安心です。 - At least we know she’s safe.
少なくとも彼女が無事だと分かって、ひとまず安心です。 - We can relax for now.
ひとまず安心してよさそうです。
I’m relieved. は自分がほっとした気持ち、That’s a relief. は知らせや状況に対する「それはよかった」という反応です。
「ひとまず」と「とりあえず」の違い
| 日本語 | 中心となるニュアンス | 英語の例 |
|---|---|---|
| ひとまず | 一度区切る・現段階の判断をする | for now / first / for the time being |
| とりあえず | 細かいことは後にして、先に行動する | for now / first / anyway / start with |
二つは重なる場面も多いですが、「ひとまず」は一区切り・暫定、「とりあえず」は細部より先に動くという響きが出やすい言葉です。詳しい訳し分けは「とりあえず」は英語で?でも解説しています。
初心者向け:まず覚えたい簡単英語4つ
- For now.
ひとまず今は。 - Let’s wait for now.
ひとまず待ちましょう。 - Let’s do this first.
ひとまず、これを先にしましょう。 - That’s all for now.
ひとまず以上です。
最初は for now を覚えるだけでも、多くの場面をカバーできます。「先に何かする」なら first に切り替える、と覚えると使いやすいでしょう。
よくある間違い
- for now と now を同じだと思う:now は単に「今」、for now は「今のところ・ひとまず」です。
- 何でも for the time being にする:意味は合っていても少し長く改まります。会話では for now のほうが自然なことが多いです。
- 「今日はここまで」を That’s all today. とだけ言う:That’s all for today. や Let’s stop here for today. が自然です。
- first の位置を固定する:First, let’s check. と Let’s check first. の両方が使えます。
まとめ:「今だけ・最初・当面」で選ぼう
- 今の段階での暫定判断 → for now
- 最初の一歩を先にする → first
- しばらく続く暫定措置 → for the time being
- 今日はここまでにする → Let’s stop here for today.
「ひとまず」を英語にするときは、単語を一対一で置き換えるのではなく、一時的な判断なのか、行動の順番なのか、どれくらい続くのかを考えると自然な表現を選べます。
for nowそのものの意味やso farとの違いは、For nowの意味は?「今のところ・とりあえず」の使い方で詳しく解説しています。似た日本語表現は、「一応」は英語で?や、時間・順序・結果を表す日本語の英語表現一覧でも整理しています。シリーズ全体は日本語のニュアンス表現を英語で|直訳しにくい言葉一覧からご覧ください。










