
I couldn’t care less. は、「まったく気にしない」「どうでもいい」を表す定型表現です。
couldn’t があるため複雑に見えますが、仕組みは明快です。今の関心度がすでに最低なので、これ以上低くすることができない、という意味です。
I couldn’t care less what they think.
彼らがどう思うかなんて、まったく気にしません。
かなり強く突き放す響きがあるため、意味だけでなく使う相手や場面にも注意が必要です。
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I couldn’t care lessの意味
自然な日本語では、文脈に応じて次のように訳せます。
- まったく気にしない
- 少しも関心がない
- どうでもいい
- 知ったことではない
care はここでは「気にかける・関心を持つ」、less は「より少なく」です。
I couldn’t care less.
これ以上、関心を少なくすることはできない。
=関心度はすでに最低である。
=まったく気にしない。
しゅみすけ(大山俊輔)
なぜcouldn’tで「どうでもいい」になる?
否定されているのは care そのものではなく、care less(今より関心を下げること)です。

この考え方は、I couldn’t agree more. と対にすると覚えやすくなります。
- I couldn’t agree more.:同意度が上限=大賛成
- I couldn’t care less.:関心度が下限=まったく気にしない
上限を使う表現は、I couldn’t agree more.の意味と使い方で詳しく解説しています。
語順とよく使う形
I couldn’t care less about + 名詞
何に関心がないのかを名詞で示すときは、about を使います。
I couldn’t care less about celebrity gossip.
有名人のゴシップなんて、まったく興味がありません。
She couldn’t care less about fashion trends.
彼女はファッションの流行をまったく気にしません。
I couldn’t care less + 疑問詞節
what / who / where / how などを続けて、「何が〜でも気にしない」と言えます。後ろは疑問文の語順ではなく、主語+動詞です。
I couldn’t care less what he says.
彼が何を言おうと、まったく気にしません。
I couldn’t care less who wins.
誰が勝っても、私にはどうでもいいです。
I couldn’t care less how much it costs.
それがいくらするかなんて、まったく気にしません。
主語はI以外にもできる
They couldn’t care less about our complaints.
彼らは私たちの苦情をまるで気にしていません。
He couldn’t care less whether we agree or not.
私たちが賛成するかどうかを、彼はまったく気にしていません。
日常・仕事での自然な例文
人の評価を気にしない
I couldn’t care less what strangers think of my clothes.
知らない人が私の服をどう思うかなんて、まったく気にしません。
元恋人の近況に関心がない
I couldn’t care less who my ex is dating now.
元恋人が今誰と付き合っているかなんて、どうでもいいです。
勝敗に関心がない
I couldn’t care less which team wins.
どちらのチームが勝つかは、私にはどうでもいいです。
会社の姿勢を批判する
Management seems like they couldn’t care less about staff morale.
経営陣は社員の士気などまるで気にしていないように見えます。
このように第三者を主語にすると、無関心さへの強い批判になることがあります。
I could care lessとの違い
アメリカの口語では、I could care less. が I couldn’t care less. と同じ「どうでもいい」の意味で使われることがあります。
ただし、言葉どおりに考えると I could care less. は「今より関心を下げることができる」、つまりまだ多少は関心があることになります。そのため、論理的ではない表現だと指摘されることもあります。
- I couldn’t care less.:論理が明確で、英米ともに安全
- I could care less.:主にアメリカ口語で聞く変形
学習者が自分で使うなら、まずは I couldn’t care less. を覚えるのがおすすめです。
I don’t careとの違い
I don’t care. も「気にしない」「どうでもいい」です。短く直接的ですが、関心度が最低であることを強調する I couldn’t care less. の方がさらに強く、皮肉や苛立ちを伴うことがあります。
A: Which movie do you want to watch?
どの映画を見たい?
B: I don’t care. You choose.
どれでもいいよ。選んで。
この場面で I couldn’t care less. と言うと、「映画なんて心底どうでもいい」という冷たい響きになりやすいため、強すぎます。
Whateverとの違い
Whatever. も投げやりに「どうでもいい」と言えますが、相手の発言を打ち切ったり軽くあしらったりする返答です。
I couldn’t care less. は、自分の関心がまったくないことを文として明示します。どちらも口調によって失礼になりやすい表現です。
複数の意味と注意点は、Whateverの意味と失礼にならない使い方で確認できます。
失礼にならない言い換え
I couldn’t care less. は、親しい会話で強い気持ちを示したり、第三者の態度を批判したりする場面には合います。一方、仕事や丁寧な会話では、次のような表現が安全です。
- It’s not important to me.(私にとっては重要ではありません)
- I don’t have a preference.(特に希望はありません)
- Either is fine with me.(私はどちらでも大丈夫です)
- I’m not too concerned about it.(それについてはあまり心配していません)
日本語の「別に」に近い返し方は、Nothing in particular・I don’t mindなどの違いも参考になります。
しゅみすけ(大山俊輔)
日本人が間違えやすいポイント
couldn’tを落とさない
標準的で論理の明確な形は couldn’t care less です。音では couldn’t の語尾が弱くなることがありますが、自分で書いたり話したりするときは否定を意識しましょう。
care less aboutの語順
名詞を続けるときは about が必要です。
○ I couldn’t care less about the rumor.
× I couldn’t care less the rumor.
「心配しなくていい」とは違う
I couldn’t care less. は「心配していない」という安心の表現ではなく、「関心がない」という突き放した表現です。相手を安心させるなら Don’t worry. を使いましょう。
まとめ
I couldn’t care less. は、関心度がすでに最低で「これ以上少なくできない」という発想から、「まったく気にしない」「どうでもいい」を表します。
- about + 名詞 や what / who / how + 主語 + 動詞 を続けられる
- I could care less. もアメリカ口語では聞くが、学習者は couldn’t が安全
- I don’t care. より強く、冷たく聞こえることがある
- 丁寧に言うなら I don’t have a preference. などに言い換える
ほかの定型表現は、英熟語・定型表現のまとめから確認できます。









