I would if I could.の意味は?「できるならそうする」の仮定法

I would if I could.「できるなら、そうするよ」のアイキャッチ画像

I would if I could. は、「できるならそうするよ」「できることならしたい」という意味です。

助けたい・行きたい・やりたい気持ちはあるものの、能力・時間・状況などの理由で実際には難しい、と伝える定型表現です。

I would if I could.
=「できるならそうするよ。でも今はできない」

しゅみすけ(大山俊輔)

wouldとcouldの後ろでは、直前の会話で分かる動詞が省略されています。「そうしたいけど、できない」という完成フレーズとして覚えられます。

I would if I could.の意味とニュアンス

この表現には、次の2つの気持ちが入っています。

  • I would.:そうする意思はある
  • if I could.:もしできるなら/実際には難しい
会話例

A: Can you come to the party tonight?
今夜のパーティーに来られる?

B: I would if I could, but I have to work.
できるなら行くんだけど、仕事をしないといけないんだ。

断る表現ではありますが、「行きたくない」のではなく、本当はそうしたいという好意的な気持ちを伝えられます。

何が省略されているの?

I would if I could.は、同じ動作の繰り返しを避けた省略文です。

I would do it if I could do it.
できるなら、それをするでしょう。

↓ do itを省略

I would if I could.

実際に省略される動詞は、前の会話によって変わります。

A: Can you help me?
手伝ってくれる?

B: I would help you if I could help you.

I would if I could.

A: Will you join us?
一緒に来る?

B: I would join you if I could join you.

I would if I could.

短いのに意味が通じるのは、相手と共有している動作があるからです。

仮定法の形:wouldとcouldの役割

I would if I could.は、現在の事実とは異なる状況を想像する仮定法の形です。

主節:I would + 動詞
私は〜するだろう

if節:if I could + 動詞
もし〜できるなら

could はcanの過去形ですが、ここでは単なる過去ではありません。現実から距離を置き、「実際にはできないけれど、もし可能なら」という仮定を表します。

自然な使用場面

手伝いたいができない

A: Could you help me move this weekend?
今週末、引っ越しを手伝ってくれる?

B: I would if I could, but I’ll be out of town.
できるなら手伝うんだけど、町を離れているんだ。

参加したいが予定が合わない

I would if I could, but I already have plans.
できるなら参加するけど、すでに予定があるんです。

I’d go if I could, but I can’t take time off.
行けるなら行くけど、休みを取れません。

買いたいが金銭的に難しい

A: Why don’t you buy a new laptop?
新しいノートパソコンを買ったら?

B: I would if I could afford it.
買う余裕があれば買うんだけどね。

この例のように、couldの後ろへ具体的な条件を置くこともできます。

代わってあげたいが不可能

I’d take your place if I could.
できるなら私が代わってあげたい。

I would fix it if I could.
直せるなら直すよ。

後ろに理由を続けると親切

I would if I could.だけでも意味は通じますが、断る理由を but で続けると誤解が少なくなります。

  • I would if I could, but I’m working tonight.
    できるならそうするけど、今夜は仕事です。
  • I would if I could, but I don’t have a car.
    できるならそうするけど、車を持っていません。
  • I would if I could, but it’s against the rules.
    できるならそうするけど、規則で禁止されています。

言い方によっては短いI would if I could.が少し突き放して聞こえることもあるため、丁寧に断りたい場面では I’m sorry や理由を添えると自然です。

I would if I could、I will if I can、I would have if I could haveの比較図

I will if I can.との違い

I will if I can. は「できたらするよ」。まだ実現する可能性が残っています。

  • I would if I could.:そうしたいが、今の状況では難しい
  • I will if I can.:可能なら実際にそうするつもり

I would go if I could, but I’m in the hospital.
行けるなら行くけど、入院中なので難しい。

I’ll go if I can finish work early.
仕事を早く終えられたら行くよ。

would/couldは現実から距離を置き、will/canは現実的な可能性を残します。

I wish I could.との違い

I wish I could. は「できたらいいのに」「本当にそうしたいのだけど」と、残念な気持ちを直接表します。

A: Can you stay a little longer?
もう少しいられる?

B: I wish I could, but I have to catch the last train.
そうできたらいいんだけど、終電に乗らないといけないんです。

  • I would if I could.:可能なら行動する意思がある
  • I wish I could.:できないことを残念に思う

I could if I wanted to.との違い

I could if I wanted to. は「やろうと思えばできる」。能力や可能性はありますが、今はそうしたいと思っていないという意味です。

I could buy it if I wanted to, but I don’t need it.
買おうと思えば買えるけど、必要ありません。

I would if I could.とは逆に、こちらはできるが、する気がないというニュアンスになり得ます。

過去ならI would have … if I could have

過去に「できたなら、したのに」と言う場合は、would have + 過去分詞could have + 過去分詞 を使います。

I would have helped if I could have.
できたなら手伝ったのですが。

I would have gone if I could have.
行けたなら行ったのですが。

動作が文脈で明らかなら、I would have if I could have. と省略することも可能です。ただし、初心者は動詞を残した完全な文のほうが使いやすく、意味も明確です。

よくある間違い

If I wouldにしない

一般的な仮定法では、if節にwouldを置かず、if I could とします。

I would if I could.
× I could if I would.
× If I would, I could.

主節にwould、if節にcouldという役割を押さえましょう。

I will if I couldと時制を混ぜない

現実的:I will if I can.
仮定的:I would if I could.

will/can、would/couldを組み合わせるのが基本です。

「できるなら」の意味だけで終わらせない

I would if I could.には、「できるなら」に加えて実際にはできないという含みがあります。まだ可能性を検討しているならI will if I can.のほうが適切です。

この表現を知らなかったら?

仮定法がすぐに出なくても、短い基本文を並べれば気持ちは伝わります。

  • I want to, but I can’t.(したいけど、できません)
  • I’m sorry. I can’t do it.(ごめんなさい。できません)
  • I want to help, but I’m busy.(手伝いたいけど、忙しいです)
  • I can’t go because I have work.(仕事があるので行けません)
  • Maybe another time.(また今度)

しゅみすけ(大山俊輔)

仮定法を組み立てられなくても、I want to, but I can’t.なら同じ中心メッセージを伝えられます。「気持ちはある」と「できない」を2つに分ければ大丈夫です。

まとめ:意思はあるが、現実には難しい

I would if I could. は、「できるならそうするよ」と意思を示しつつ、現実にはできないことを伝える定型表現です。

  • wouldとcouldの後ろでは同じ動詞が省略される
  • 主節はI would、if節はif I could
  • I will if I can. は実現の可能性がある
  • I wish I could. は残念な気持ちを強調
  • 過去なら I would have helped if I could have.

頼まれたことを本当はしたいのに難しい場面で、理由と一緒に使ってみてください。

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この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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