「いわば」は英語で?so to speak・in a way・you might sayの違い

「いわば」の英語表現 so to speak・in a way・you might say

「彼女はいわばチームの心臓です」「これはいわば大人のための学校です」のように、あるものを別の言葉や比喩で説明するとき、日本語ではいわばを使います。

英語では、比喩で言い換えるなら so to speak、ある側面から見ればという意味なら in a way、会話で「〜とも言える」とやわらかく表すなら you might say が自然です。

先に結論
比喩的に言えば → so to speak
ある意味では → in a way
〜とも言える → you might say
初心者が簡単に言う → It’s like …

「いわば」は英語でどう言う?

「いわば」は、難しいことを分かりやすい言葉に置き換えたり、ぴったり同じではないものを比喩として示したりする表現です。英語では、どんな言い換えをしているかによって表現を選びます。

so to speak・in a way・you might sayの違い

so to speak:比喩的に言えば

so to speak は「いわば」「言ってみれば」という意味です。直前の言葉が文字どおりではなく、比喩や少し変わった言い方であることを示します。通常は文中や文末に置き、カンマで区切ります。

She is the heart of the team, so to speak.
(彼女はいわばチームの心臓です)

This small café is my second home, so to speak.
(この小さなカフェは、いわば私の第二の家です)

やや説明的で知的な響きがあり、日常会話でも文章でも使えます。ただし、毎回「いわば」を機械的に so to speak にする必要はありません。

in a way:ある意味では

in a way は「ある意味では」「ある面から見ると」という意味です。完全に同じではないものの、一つの見方としてはそう言える場合に使います。

In a way, learning a language is like training a muscle.
(いわば、語学学習は筋肉を鍛えるようなものです)

She was, in a way, my first English teacher.
(彼女はある意味、私の最初の英語の先生でした)

so to speak が「今の表現は比喩です」と示すのに対し、in a way は「一つの見方としては」と範囲を限定します。

you might say:いわば〜とも言える

you might say は、断定を避けながら「〜とも言えるでしょう」「いわば〜です」と伝える会話的な表現です。

You might say she’s the glue that holds the team together.
(彼女はいわば、チームをまとめる接着剤のような存在です)

You might say this was the turning point in my career.
(これはいわば、私のキャリアの転機だったと言えるでしょう)

自分のたとえや解釈を相手に押しつけず、やわらかく紹介できるのが特徴です。

初心者ならIt’s like …でも十分

so to speak がすぐに出てこなくても、It’s like …(それは〜のようなものです)を使えば、「いわば」の内容を簡単に表せます。

It’s like a map for your English learning.
(それはいわば、英語学習の地図です)

She’s like the mother of our team.
(彼女はいわば、チームのお母さんのような存在です)

英会話では、日本語の副詞を一語ずつ訳すより、伝えたい比喩を like で直接つなぐほうが簡単で自然なことも多いです。

「いわゆる」と「いわば」の違い

よく似ていますが、この二つは役割が違います。

日本語 役割 主な英語
いわば 比喩・別の言葉で説明する so to speak / in a way
いわゆる 一般的な呼び名・世間のラベルを示す so-called / what we call

He is, so to speak, the brain of the project.
(彼はいわば、そのプロジェクトの頭脳です)

He is what we call a digital nomad.
(彼はいわゆるデジタルノマドです)

「いわゆる」の詳しい訳し分けは「「いわゆる」は英語で?so-called・what we call・known asの違い」で解説しています。

so to speak・in a way・you might sayの違い

表現 中心のニュアンス 使いやすい場面
so to speak 比喩的な言い方であると示す 比喩、少し変わった言い換え
in a way ある側面ではそう言える 部分的な同意、見方の限定
you might say 〜とも言えるとやわらかく提示 会話、自分なりの解釈
It’s like … 〜のようなもの 初心者の日常会話

初心者向け:まず覚えたい簡単英語3つ

  • It’s like a second home.
    いわば第二の家です。
  • In a way, you’re right.
    ある意味、あなたの言うとおりです。
  • You might say she’s our leader.
    彼女はいわば私たちのリーダーとも言えます。

最初は It’s like … だけでも大丈夫です。慣れてきたら in a way や you might say を加えましょう。

よくある間違い

× If I say it … と直訳しない

日本語の「言えば」に引っ張られて If I say it とすると、「もし私がそれを言うなら」という別の意味になります。比喩なら so to speak、ある意味なら in a way を選びます。

so-calledを「いわば」に使わない

so-called は一般にそう呼ばれている名称を示す表現で、文脈によっては皮肉も含みます。「彼女はいわばチームの心臓だ」のような比喩には使いません。

so to speakを言い換えのたびに付けない

比喩であることが明らかなときは、英語では何も足さずに言えることもあります。

She’s the heart of the team.
(彼女はいわばチームの心臓です)

まとめ

  • 比喩的に言えば → so to speak
  • ある意味では → in a way
  • 〜とも言える → you might say
  • 初心者が簡単に言う → It’s like …

「いわば」という日本語そのものではなく、比喩を示したいのか、一つの見方を示したいのかを考えると、自然な英語を選べます。

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