
「大変になることは覚悟しています」「批判されることを覚悟しておいて」——日本語の「覚悟する」は、ただ準備するだけではなく、困難や好ましくない結果も受け入れる心構えを表します。
英語では、困難に備えて覚悟するなら be prepared、心の準備ができているなら be ready、衝撃や悪い知らせに身構えるなら brace oneself が自然です。自分の行動の結果を引き受ける覚悟なら accept the consequences と言えます。
Contents
「覚悟する」は英語でどう言う?
日本語の「覚悟する」には、心の準備、困難への備え、衝撃への身構え、結果を引き受ける決意などが含まれます。英語では場面に合わせて表現を選びましょう。

1. be prepared:困難に備えて「覚悟する」
be prepared は、起こり得る問題や困難に備えている状態です。「〜を覚悟しておく」「心の準備をしておく」に幅広く使えます。
Be prepared for some criticism.
多少の批判は覚悟しておいてください。
I’m prepared for a difficult year.
厳しい一年になることは覚悟しています。
You should be prepared to wait.
待つことを覚悟しておいたほうがいいですよ。
後ろに名詞を置くなら be prepared for+名詞、動作を置くなら be prepared to+動詞 を使います。
2. be ready:心の準備ができている
be ready は「準備ができている」が基本です。物理的な準備だけでなく、「何が起きても受け止める心の準備ができた」という覚悟にも使えます。
I’m ready for whatever happens.
何が起きても受け止める覚悟はできています。
Are you ready to hear the truth?
真実を聞く覚悟はできていますか?
I wasn’t ready to say goodbye.
別れを受け入れる覚悟ができていませんでした。
be ready は日常会話で使いやすく、初心者の方にもおすすめです。
3. brace oneself:衝撃に備えて「身構える」
brace oneself は、悪い知らせ、衝撃、痛み、困難などが来ると予想して身構える表現です。「覚悟を決める」「腹をくくって備える」に近い強い語感があります。
Brace yourself for some bad news.
悪い知らせを聞く覚悟をしてください。
I braced myself for her reaction.
私は彼女の反応を覚悟して身構えました。
We braced ourselves for the worst.
私たちは最悪の事態を覚悟しました。
oneself は主語に合わせて myself / yourself / himself / herself / ourselves / themselves に変えます。
4. accept the consequences:結果を受け入れる覚悟
accept the consequences は、自分の選択や行動によって生じる結果を受け入れることです。「責任を負う覚悟がある」「結果がどうなっても受け入れる」に合います。
I’m ready to accept the consequences.
結果を受け入れる覚悟はできています。
If you do this, you must accept the consequences.
これをするなら、その結果を受け入れる覚悟が必要です。
She knew the risks and accepted the consequences.
彼女はリスクを理解し、結果を受け入れる覚悟をしていました。
5. be willing to:必要なら〜する覚悟がある
be willing to は、「必要であれば進んで〜する」「〜する意思がある」という表現です。犠牲や努力を伴うことへの覚悟にも使えます。
I’m willing to take the risk.
そのリスクを負う覚悟があります。
Are you willing to start over?
一からやり直す覚悟はありますか?
She is willing to make sacrifices for her goal.
彼女は目標のために犠牲を払う覚悟があります。
ただし、willing は「嫌々ではなく、その意思がある」というニュアンスも含みます。
場面別:「覚悟する」の自然な英語
大変になることを覚悟する
I know it won’t be easy, but I’m prepared.
簡単ではないと分かっていますが、覚悟はできています。
批判されることを覚悟する
I’m prepared to be criticized.
批判される覚悟はできています。
Be ready for criticism.
批判は覚悟しておいてください。
最悪の事態を覚悟する
We have to prepare for the worst.
最悪の事態を覚悟しなければなりません。
We braced ourselves for the worst.
私たちは最悪の事態を覚悟しました。
別れを覚悟する
I knew I might lose him.
彼を失うかもしれないと覚悟していました。
I was ready to let him go.
彼を手放す覚悟ができていました。
費用がかかることを覚悟する
Be prepared to pay more.
より多く払うことを覚悟しておいてください。
I knew it would be expensive.
高くつくことは覚悟していました。
難しい英語が出てこないときの簡単な言い方
brace myself や consequences が出てこなくても、覚悟している気持ちは簡単な英語で表せます。
- I’m ready.
覚悟はできています。 - I know it won’t be easy.
簡単ではないと分かっています。 - I can handle it.
私なら対処できます。/受け止める覚悟があります。 - I know the risks.
リスクは分かっています。 - Whatever happens, I’ll be okay.
何が起きても大丈夫です。 - I’ll accept what happens.
起きることを受け入れます。
会話では、まず I’m ready. に理由を足すだけでも十分です。たとえば I’m ready, even if it’s difficult. なら「難しくても覚悟はできています」と伝えられます。
よくある間違い
× I prepare for criticism.
「今、批判に備える」という行動なら使えますが、「覚悟ができている」という状態なら be prepared が自然です。
○ I’m prepared for criticism.
批判される覚悟はできています。
× I’m ready the worst.
ready の後ろに名詞を置くときは for が必要です。
× I’m ready the worst.
○ I’m ready for the worst.
最悪の事態への覚悟はできています。
× Brace for yourself.
「身構える」は brace yourself と言います。通常、間に for は入れません。
○ Brace yourself.
覚悟してください。
○ Brace yourself for the news.
その知らせを聞く覚悟をしてください。
「決心する」と「覚悟する」の違い
「決心する」は、これから何をするか心を決めることです。一方、「覚悟する」は、その選択によって起こる困難や結果まで受け入れる心構えを持つことです。
- I decided to change jobs.
転職することを決心しました。 - I’m prepared for the challenges.
それに伴う困難は覚悟しています。
決意の強さを表す英語は、「決心する」は英語で?decide・make up one’s mind・be determinedの違いもあわせて読むと整理しやすくなります。
まとめ
- be prepared:困難や問題に備えて覚悟する
- be ready:心の準備ができている
- brace oneself:衝撃や悪い知らせに身構える
- accept the consequences:自分の行動の結果を受け入れる
- be willing to:必要なら〜する意思と覚悟がある
迷ったら、まずは I’m ready. や I’m prepared. から始めましょう。「何を覚悟しているか」を後ろに足せば、十分自然に伝わります。










