
「仕事を終了する」「会議を終了する」「サービスを終了する」——日本語ではどれも「終了する」ですが、英語では場面によって自然な表現が変わります。
まず覚えたいのは、作業をやり終えるなら finish、時間・行事などが終わるなら endです。さらに、必要な工程をすべて完了する complete、会議を切り上げる wrap up、営業や受付を終える close、商品・サービスの提供を終了する discontinueもよく使います。
Contents
「終了する」の英語表現・早見表
| 英語表現 | 主なニュアンス | よく使う場面 |
|---|---|---|
| finish | 作業を最後までやり終える | 仕事、宿題、食事、レポート |
| end | 時間・出来事が終わる/終わらせる | 会議、授業、期間、関係 |
| complete | 必要な工程をすべて完了する | 手続き、申請、プロジェクト |
| wrap up | 残りをまとめて切り上げる | 会議、話し合い、プレゼン |
| close | 営業・受付・案件などを閉じる | 店、窓口、口座、案件 |
| discontinue | 提供・販売・生産を終了する | サービス、商品、制度 |
| terminate | 契約・雇用などを正式に終了する | 契約、雇用、処理 |

1. finish:仕事や作業を「やり終える」
finish は、取り組んでいた作業を最後まで終えるときの基本表現です。「誰かが意識して完成まで進める」という感覚があります。
- I finished the report this morning.
今朝、レポートを終えました。 - Please finish your work by five.
5時までに仕事を終えてください。 - Have you finished checking the data?
データの確認は終わりましたか?
finishの後ろに動作を置くときは動名詞(-ing)を使います。finish checking、finish writing の形です。
2. end:時間・出来事を「終わらせる」
end は、会議・授業・期間などの終点に焦点を当てます。自動詞で「終わる」、他動詞で「〜を終わらせる」の両方に使えます。
- The meeting ended at noon.
会議は正午に終了しました。 - Let’s end the meeting here.
ここで会議を終了しましょう。 - The campaign ends next Friday.
キャンペーンは来週の金曜日に終了します。
finish the report は「レポートを完成させる」、end the meeting は「会議を終了させる」です。作業の完了なら finish、出来事の終点なら end と考えると選びやすくなります。
3. complete:必要なものをすべて「完了する」
complete は、決められた手順や必要項目をすべて満たす、少しフォーマルな表現です。
- Please complete the form by Friday.
金曜日までにフォームへの記入を完了してください。 - We completed the project on schedule.
予定どおりプロジェクトを完了しました。 - The setup is now complete.
設定はこれで完了です。
日常的な作業には finish、業務上の手続きや正式な完了には complete がよく合います。
4. wrap up:会議や話を「まとめて終える」
wrap up は、残っている要点をまとめて会議や話し合いを切り上げる、自然な会話表現です。
- Let’s wrap up the meeting.
会議をそろそろ終わりにしましょう。 - We need to wrap up by three.
3時までに終える必要があります。 - Before we wrap up, does anyone have a question?
終了する前に、質問がある方はいますか?
会議で使えるほかのフレーズは、英語の会議でそのまま使えるフレーズ集も参考になります。
5. close:営業・受付・案件などを「閉じる」
close は、店や窓口の営業を終えるほか、口座や案件を閉じる場面でも使います。
- The store closes at nine.
その店は9時に営業を終了します。 - We will close the office early today.
本日はオフィスの業務を早めに終了します。 - Can we close this case?
この案件を終了してもよいですか?
close the meeting も間違いではありませんが、普段の会議なら wrap up the meeting や end the meeting のほうが自然です。
6. discontinue:サービスや商品の提供を「終了する」
discontinue は、商品・サービス・制度などを今後提供しないと正式に伝えるときに使います。
- We will discontinue this service in October.
当社は10月にこのサービスを終了します。 - This product has been discontinued.
この商品は販売終了になりました。 - The company discontinued the old plan.
会社は旧プランを終了しました。
難しく感じる場合は、The service will end. や We will stop offering this service. と言い換えても十分伝わります。
7. terminate:契約などを正式に「終了する」
terminate は硬い言葉で、契約・雇用・法的な関係を正式に終わらせる場面で使われます。
- Either party may terminate the contract.
どちらの当事者も契約を終了できます。 - The process was terminated due to an error.
エラーにより処理が終了されました。
日常会話の「仕事を終える」に terminate を使うと大げさに聞こえるため、通常は finish を選びましょう。
難しい単語を使わない簡単な言い方
単語がすぐに出てこないときは、知っている言葉を組み合わせれば大丈夫です。
| 簡単な英語 | 意味・使いどころ |
|---|---|
| It’s done. | 終わりました/完了です |
| We’re finished. | 私たちは終わりました |
| Let’s stop here. | ここで終わりにしましょう |
| This is the last step. | これが最後の手順です |
| The service will stop. | そのサービスは終了します |
一日の仕事を切り上げるなら、call it a dayの意味と使い方も覚えておくと便利です。
よくある間違い
× I finished to write the report.
finish の後ろに動作を続けるときは -ing 形です。
○ I finished writing the report.
レポートを書き終えました。
△ I ended the report.
レポートを完成させたなら、終点を表す end より finish が自然です。
○ I finished the report.
レポートを終えました。
△ The service will finish next month.
サービスの提供期間が終わるなら end、提供を打ち切るなら discontinue が適切です。
○ The service will end next month.
そのサービスは来月終了します。
場面を選ぶ “I’m done.”
I’m done. は「終わりました」と手軽に言えますが、文脈によっては「もううんざり」「もう無理」という意味にもなります。仕事の進捗なら I’m done with the report. のように、何が終わったかを付けると明確です。
会話例1:会議を終了する
A: We’re almost out of time. Let’s wrap up.
もうすぐ時間です。そろそろ終わりにしましょう。
B: I have one last question.
最後に一つ質問があります。
A: Sure. Then we’ll end the meeting.
どうぞ。その後、会議を終了します。
会話例2:レポートを終了する
A: Have you finished the report?
レポートは終わりましたか?
B: Almost. I just need to complete the final check.
もう少しです。最後の確認を完了するだけです。
A: Great. Please send it when it’s done.
いいですね。終わったら送ってください。
まとめ:「何が、どのように終わるか」で選ぼう
- 作業をやり終える:finish
- 時間・出来事が終わる:end
- 必要な工程をすべて完了する:complete
- 会議や話をまとめて切り上げる:wrap up
- 営業・受付・案件を閉じる:close
- サービスや商品の提供を終了する:discontinue
- 契約などを正式に終了する:terminate
迷ったら、作業には finish、時間や出来事には end を基本にしましょう。難しい表現が出てこなくても、It’s done. や Let’s stop here. で自然に伝えられます。










