
「変化に抵抗する」「誘惑に抵抗する」「会社の方針に抵抗する」「強い相手に抵抗する」。日本語ではどれも「抵抗する」ですが、英語では抵抗する対象と場面によって表現が変わります。
基本の直訳は resist。仕事で意見を押し返すなら push back against、衝動をこらえるなら fight the urge、威圧的な人に立ち向かうなら stand up to が自然です。単語が出てこない初心者向けの簡単な言い方も紹介します。
Contents
「抵抗する」の英語を早見表で確認
| 英語 | 中心のニュアンス | よく使う場面 |
|---|---|---|
| resist | 力・変化・誘惑に抵抗する | 幅広く使える基本語 |
| push back against | 意見や方針を押し返す | 仕事、組織、議論 |
| fight the urge | ~したい衝動と戦う | スマホ、買い物、間食 |
| stand up to | 怖がらず人に立ち向かう | 上司、いじめ、圧力 |
resist:いちばん広く使える「抵抗する」
resist は、力や変化を受け入れずに抵抗する基本語です。人・誘惑・変化・圧力など幅広い対象に使えます。
- Many employees resisted the change.
多くの社員がその変化に抵抗しました。 - She resisted the pressure to resign.
彼女は辞職を求める圧力に抵抗しました。 - I couldn’t resist the chocolate cake.
そのチョコレートケーキの誘惑に勝てませんでした。
resist の直後には名詞か動名詞を置きます。「~することに抵抗する」は resist doing です。
- He resisted making a quick decision.
彼は急いで決断することを避けました。
push back against:仕事で方針や要求を「押し返す」
push back against は、提案・要求・方針などに反対意見を示し、簡単には受け入れない表現です。ビジネス英語でよく使われます。
- The team pushed back against the unrealistic deadline.
チームは非現実的な期限に抵抗しました。 - She pushed back against the proposed budget cuts.
彼女は提案された予算削減に反対しました。
単なる「反対」だけでなく、相手から来た要求を押し返す感覚があります。議論で意見を返す表現は、「反論する」は英語で?disagree・push back・refuteの違いでも詳しく紹介しています。
fight the urge:誘惑や衝動に「抵抗する」
fight the urge to do は、「~したい衝動をこらえる」という自然な表現です。直訳すると「衝動と戦う」ですが、日常会話でよく使えます。
- I fought the urge to check my phone.
スマホを確認したい衝動をこらえました。 - She was fighting the urge to laugh.
彼女は笑いたいのを必死にこらえていました。
誘惑そのものを目的語にするなら resist temptation、具体的な行動なら fight the urge to do と覚えると使い分けやすいです。
stand up to:強い相手に屈せず「立ち向かう」
stand up to 人 は、怖い相手や威圧的な相手に屈せず、自分の立場を守る表現です。
- She finally stood up to her boss.
彼女はついに上司に立ち向かいました。 - You need to stand up to people who treat you unfairly.
不公平な扱いをする人には立ち向かう必要があります。
stand up for は「人・権利・考えを守る」、stand up to は「強い相手に立ち向かう」です。前置詞で意味が変わります。

難しい表現が出てこないときの簡単な英語
「抵抗する」の英単語を思い出せなくても、何をしたくないのか、何に賛成できないのかを短い文で伝えれば大丈夫です。
- I don’t want to accept this change.
この変化を受け入れたくありません。 - I don’t agree with this plan.
この計画には賛成できません。 - I’m trying not to check my phone.
スマホを見ないようにしています。 - I won’t let them pressure me.
相手の圧力には屈しません。
特に初心者なら、resist を無理に使うより、I don’t want to… や I’m trying not to… に分解したほうが会話ではすぐに言えます。
よくある間違い
× resist to change
「変わることに抵抗する」なら resist changing。「変化に抵抗する」なら resist change です。resist to do にはしません。
× push back the policy
方針に抵抗するなら push back against the policy が自然です。push back だけだと、物や予定を後ろへ動かす意味にもなります。
× stand up against my boss
特定の威圧的な相手に立ち向かうなら、通常は stand up to my boss。不正や制度に反対して声を上げるなら stand up against injustice も使えます。
短い英会話で確認
A: Are you okay with the new deadline?
B: No. I’m going to push back against it.
A: Isn’t it difficult to disagree with the manager?
B: It is, but we need to stand up to unreasonable pressure.
A:新しい期限で大丈夫?
B:ううん。受け入れられないと伝えるつもり。
A:責任者に反対するのは難しくない?
B:難しいけど、無理な圧力には立ち向かわないとね。
「反対する」「抗議する」との違い
「抵抗する」は、外から加わる力・変化・要求を受け入れず、押し返すことに焦点があります。「反対する」は意見や立場が違うこと、「抗議する」は反対の意思を相手や社会にはっきり表明する行動です。
まとめ
「抵抗する」の基本は resist。仕事で方針や要求を押し返すなら push back against、衝動をこらえるなら fight the urge、威圧的な相手に立ち向かうなら stand up to が自然です。
難しい表現が出てこないときは、I don’t agree with this. や I’m trying not to do it. のように、抵抗している内容を簡単な文で説明しましょう。










