
「昨日、彼に結婚の話を切り出した」と英語で言いたいなら、自然な表現はI brought up marriage with him.です。
bring upには「話題に出す・持ち出す」という意味があり、結婚のように少し切り出しにくい話題にもよく使われます。
ただ、本当の目的はbring upを一つ暗記することだけではありません。会話中にこの句動詞を忘れても、I started talking about marriage.のような知っている英語で十分伝えられます。自然な表現と、忘れたときの逃げ方を一緒に見ていきましょう。
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「結婚の話を切り出す」の一番自然な英語
I brought up marriage with him.
私は彼に結婚の話を切り出しました。
bring up+話題で「その話題を会話に出す」という意味です。現在形はbring up、過去形はbrought upになります。
- I want to bring up marriage with my boyfriend.
彼氏に結婚の話を切り出したいです。 - She brought up marriage last night.
彼女は昨夜、結婚の話を切り出しました。 - He hasn’t brought up marriage yet.
彼はまだ結婚の話を出していません。 - Who brought up marriage first?
最初に結婚の話を切り出したのはどちらですか?
相手を入れる場合は、bring up marriage with someoneという語順が使えます。
bring up marriageとtalk about getting marriedの違い
| 表現 | 中心となる意味 |
|---|---|
| bring up marriage | 結婚という話題を初めて会話に出す・切り出す |
| talk about getting married | 結婚することについて話す・話し合う |
| discuss marriage | 結婚について検討・協議する。少しかため |
| propose | 相手に正式に結婚を申し込む |
bring upが表すのは、話題を会話のテーブルに載せる瞬間です。そのあと二人で話を続ければ、We talked about getting married.と言えます。
He brought up marriage, and we talked about our future.
彼が結婚の話を切り出し、私たちは将来について話しました。
なお、結婚の話をしただけで、プロポーズしたことにはなりません。proposeは「結婚してください」と正式に申し込む行為です。
しゅみすけ(大山俊輔)
なぜbring upで「話を切り出す」になるの?
bringは「何かをこちらへ持ってくる」、upは「下にあったものが上へ出てくる」イメージです。
頭や心の中にあった話題を、会話の中へ持ってきて表面に出す。そこからbring up a topicが「話題を持ち出す」という意味になります。
- Can I bring up something important?
大事な話をしてもいい? - Why did you bring that up?
どうしてその話を出したの? - Don’t bring it up now.
今その話は出さないで。
目的語がitやthatのような代名詞なら、通常はbring it up、bring that upと真ん中に置きます。bring up itとはしません。
発音のポイント
bringは /brɪŋ/、過去形broughtは /brɔːt/ です。broughtのつづりにはghがありますが、ここは発音しません。
brought upは単語を完全に切らず、「ブロート・アップ」をつなげるように発音します。最後のtと次の母音がつながり、自然な会話では「ブロータップ」に近く聞こえることもあります。
日本語の「切り出す」と英語のズレ
日本語の「話を切り出す」には、「言いにくかったが、思い切って話し始めた」という心理まで感じられることがあります。一方、bring up自体は、必ずしも緊張や勇気を表すわけではありません。単に話題に出した場合にも使えます。
切り出すのが難しかったことまで伝えたいなら、文を足します。
- It was hard, but I finally brought up marriage.
難しかったけれど、ついに結婚の話を切り出しました。 - I was nervous about bringing up marriage.
結婚の話を切り出すのが不安でした。 - I didn’t know how to bring it up.
どう切り出せばよいか分かりませんでした。
「切り出す」という一語に全部を詰め込まず、話題を出したことと、緊張していたことを別々に言えば、英語では自然に伝えられます。
似た表現・関連表現
raise the subject of marriage
raise the subject of marriageも「結婚の話題を持ち出す」です。意味は自然ですが、日常会話ではbring up marriageの方が短く使いやすいでしょう。
mention marriage
mentionは「ちらっと言及する」。本格的な話し合いを始めたとは限りません。
He mentioned marriage once.
彼は一度、結婚のことに触れました。
have the marriage talk
カジュアルに「結婚についての大事な話し合いをする」という感覚です。ただし決まった一語ではなく、文脈に支えられる表現なので、初心者ならtalk about marriageで十分です。
broach the subject of marriage
broachにも「デリケートな話題を切り出す」という意味がありますが、日常会話を始めたい人には難しめです。このシリーズでは、まずbring upか簡単なstart talking aboutをおすすめします。
実際に使える会話例
A: Have you two ever talked about marriage?
二人は結婚について話したことがある?
B: Yes. I brought it up a few weeks ago.
うん。数週間前に私から話を切り出したよ。
A: How did he react when you brought up marriage?
結婚の話を切り出したとき、彼はどう反応した?
B: He was surprised, but we had a good talk.
驚いていたけど、ちゃんと話し合えたよ。
A: Are you going to propose?
プロポーズするつもり?
B: Not yet. I just want to bring up our future first.
まだだよ。まずは二人の将来について話を切り出したいんだ。
独り言・英語日記で使える例文
- I finally brought up marriage with him.
ついに彼に結婚の話を切り出しました。 - I was nervous before the conversation.
話す前は緊張していました。 - We talked about what we want in the future.
将来どうしたいかについて話しました。 - We’re not ready to get married yet.
私たちはまだ結婚する準備ができていません。 - I’m glad I brought it up.
話を切り出してよかったです。
この英語を知らなかったら?【しゅみすけ式】

bring upが出てこなくても、「切り出す」の英単語を探し続ける必要はありません。実際に何をしたのかへ戻ります。
何をした?
↓
話し始めた
↓
I started talking.
何について?
↓
結婚について
↓
about marriage
二つをつなげれば、次の文になります。
I started talking about marriage.
私は結婚について話し始めました。
相手も入れたいなら、さらに簡単にこう言えます。
I talked to him about marriage.
私は彼と結婚について話しました。
日本語の「切り出した」が持つ細かなニュアンスは少し薄くなりますが、何が起きたかは十分伝わります。必要なら、そのあとにIt was not easy.やI was nervous.を足せばよいのです。
しゅみすけ(大山俊輔)
まとめ
「結婚の話を切り出す」は、bring up marriageを使って表現できます。
- I brought up marriage with him.
彼に結婚の話を切り出しました。 - We talked about getting married.
私たちは結婚することについて話しました。 - I started talking about marriage.
私は結婚について話し始めました。
bring upを知っていれば使えばよい。でも忘れても、start talkingやtalk to someone about …で英語は止めずに伝えられます。









