last but not leastの意味は?「最後だが重要」の使い方とfinallyとの違い

last but not leastの意味と「最後だが重要」のニュアンスを解説するアイキャッチ画像

last but not leastは、人や項目を最後に紹介するときに、「最後になりましたが、決して重要でないわけではありません」と添える定型表現です。

単なる「最後に」ではなく、紹介順が最後だったことで重要度まで低く見えないようにする配慮が含まれます。この記事では、語順と句読点、プレゼン・スピーチ・日常会話での例文、finally・at lastとの違い、自然な言い換えまで解説します。

last but not leastの意味

表現を3つに分けると、意味を理解しやすくなります。

  • last:最後の・最後に
  • but:しかし
  • not least:最も重要でないわけではない

つまり、直訳は「最後だが、最も重要でないわけではない」。自然な日本語では「最後になりましたが、同じく重要な」「最後に忘れてはならない」となります。

  • Last but not least, I’d like to thank my family.
    最後になりましたが、家族に感謝したいと思います。
  • And last but not least, here’s our design lead, Nina.
    そして最後になりましたが、デザイン責任者のニーナをご紹介します。
  • Last but not least, remember to back up your files.
    最後に、忘れずファイルをバックアップしてください。

しゅみすけ(大山俊輔)

「最後の人が一番重要」という意味ではありません。「最後に紹介するけれど、ほかと同じように大切です」という敬意や配慮です。

自然な語順と句読点

文頭で使う形

最も一般的なのは、文頭に置き、後ろにコンマを付ける形です。

  • Last but not least, we need to discuss the budget.
    最後に、予算について話し合う必要があります。
  • And last but not least, thank you to everyone who volunteered.
    そして最後になりましたが、ボランティアをしてくださった皆さんに感謝します。

名詞の前に置く形

紹介する最後の人・物を直接続けることもできます。

  • Last but not least is our final speaker, Dr. Lee.
    最後になりましたが、最後の登壇者であるリー博士です。
  • Last but not least, our third option is the most affordable.
    最後に、3つ目の選択肢は最も手頃です。

last, but not leastとコンマで挟む形

Last, but not least, …のように書かれることもあります。ただし、現代の一般的な表記では、まとまりを保ったLast but not least, …がすっきりして自然です。

プレゼン・スピーチでの使い方

人を紹介する

  • Last but not least, let me introduce our newest team member, Carlos.
    最後になりましたが、チームの新メンバー、カルロスをご紹介します。
  • And last but not least, we have Maya from the sales team.
    そして最後になりましたが、営業チームのマヤです。
  • Last but not least is Ken, who organized today’s event.
    最後になりましたが、今日のイベントを企画したケンです。

謝辞を述べる

  • Last but not least, I want to thank everyone behind the scenes.
    最後になりましたが、舞台裏で支えてくださった皆さんに感謝します。
  • Last but not least, thank you to our customers for their continued support.
    最後になりましたが、日頃ご支援くださるお客様に感謝いたします。

最後の項目へ移る

  • Last but not least, let’s look at customer retention.
    最後に、顧客維持率を見てみましょう。
  • Last but not least, we’ll cover the launch schedule.
    最後に、発売スケジュールを取り上げます。

英語で発表するときの導入・つなぎ・締めの表現は、英語プレゼンのフレーズ集も参考になります。

日常会話・仕事で使える例文

旅行・予定

  • We’ll visit the museum, the market, and last but not least, the castle.
    博物館、市場、そして最後にお城を訪れます。
  • Last but not least, don’t forget your passport.
    最後に、パスポートを忘れないでね。

料理・買い物

  • Add the tomatoes, the cheese, and last but not least, some fresh basil.
    トマト、チーズ、そして最後にフレッシュバジルを加えます。
  • I bought a jacket, two shirts, and last but not least, these shoes.
    ジャケットとシャツを2枚、そして最後にこの靴を買いました。

仕事

  • We considered cost, speed, and last but not least, security.
    コスト、スピード、そして忘れてはならないセキュリティを検討しました。
  • Last but not least, please check the figures before sending the report.
    最後に、報告書を送る前に数字を確認してください。

last but not least・finally・at lastの違い

last but not least・finally・at lastのニュアンスの違いを比較する解説イラスト

表現 中心のニュアンス
last but not least 最後に挙げるが、重要度は劣らない Last but not least, thank you to my team.
finally 順序の最後/長い過程の末に Finally, click “Save.”
at last 長く待った末に、ついに。安堵や達成感 At last, the train arrived.
lastly 列挙・説明の最後に。やや形式的 Lastly, let’s discuss the timeline.

last but not leastは「重要度への配慮」がある点が特徴です。手順の最後を淡々と示すだけならfinallyやlastly、待ち時間の長さを強調するならat lastが合います。

last but by no means leastとの違い

last but by no means leastは、notをby no means(決して〜ではない)で強めた形です。「最後ですが、決して重要度が低いわけではありません」と、より強く敬意を示します。

  • Last but by no means least, I’d like to thank our volunteers.
    最後になりましたが、決して忘れてはならないボランティアの皆さんに感謝します。

意味は同じですが少し長く、スピーチや改まった紹介に向いています。普段はlast but not leastで十分です。

使うと不自然になりやすい場面

一つしか紹介していないとき

last but not leastは、複数の人・項目を順に挙げたあとで使います。最初から一つしかない話題に付けると、何に対して「最後」なのか分かりません。

最後の項目が本当に重要でないとき

この表現は重要度への配慮を示します。単なる補足や雑談なら、One more thingBefore I finishのほうが自然です。

同じ文章で何度も使うとき

印象的な決まり文句なので、繰り返すと大げさに聞こえます。一つの紹介・発表につき、最後の一度に使うのが基本です。

しゅみすけ(大山俊輔)

プレゼンでは便利ですが、毎回の箇条書きに付ける必要はありません。本当に最後の人や大切な項目を紹介するときに使うと効果的です。

すぐ出てこないときの簡単な言い換え

  • Finally, I’d like to introduce Anna.
    最後に、アンナをご紹介します。
  • Our final speaker is Anna.
    最後の登壇者はアンナです。
  • One more important point is safety.
    もう一つの重要な点は安全性です。
  • Before I finish, I’d like to thank my team.
    終わる前に、チームへ感謝を伝えたいと思います。

日本人が間違えやすいポイント

  • leastlistと書かないようにします。leastはlittleの最上級です。
  • 「最後の人が最重要」という意味ではありません。「重要度はほかに劣らない」です。
  • 通常はLast but not least,の後ろにコンマを置きます。
  • 長く待って「ついに」と言いたい場合はat lastやfinallyを使います。

まとめ

last but not leastは、最後の人や項目を紹介しながら「最後だからといって重要度が低いわけではない」と敬意を示す表現です。プレゼン・スピーチ・謝辞では、Last but not least, I’d like to …をひとかたまりで覚えると使いやすくなります。単なる順序の最後ならfinally・lastly、長く待った末の「ついに」ならat lastと使い分けましょう。

ほかの頻出表現は、英熟語・定型表現の一覧から確認できます。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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