ナナフシは英語で?stick insect・walking stickの違いと擬態・成長

ナナフシは英語で?stick insect・walking stickの意味と違い

枝そっくりの細長い体で、見つけても一瞬「本当に虫?」と思ってしまうナナフシ。ナナフシは英語でstick insectといいます。アメリカ英語ではwalking stickまたはwalkingstickもよく使われます。

どちらも「棒・枝のように見える虫」という特徴をそのまま表した名前です。この記事では、ナナフシの自然な英語名、発音、米英で使われやすい表現、名前の由来、擬態、成長段階、カマキリやコノハムシとの違い、実際に使える例文まで解説します。

ナナフシの英語
  • stick insect:イギリス英語・国際的に広く使われる
  • walking stick / walkingstick:アメリカ英語でよく使われる
  • stick bug:くだけた言い方として使われることがある
  • 複数形:stick insects / walking sticks

しゅみすけ(大山俊輔)

stick insectは、見た目をそのまま英語にした非常に覚えやすい名前です。stickを「杖」だけでなく「細い棒・小枝」の感覚で捉えるのがポイントです。

ナナフシは英語でstick insect

stick insectは、ナナフシ類を表す最も分かりやすい英語名です。stickは「棒・小枝」、insectは「昆虫」なので、文字どおり「小枝のような昆虫」という意味になります。

英語 使われ方 発音の目安
stick insect イギリス英語・国際的に一般的 スティック インセクト
walking stick アメリカ英語で一般的 ウォーキング スティック
walkingstick 1語で表記するアメリカの用法 ウォーキングスティック
stick bug くだけた呼び方 スティック バグ

I found a stick insect on this branch.
この枝でナナフシを見つけました。

That walking stick looks just like a twig.
あのナナフシは本当に小枝そっくりです。

stick insectとwalking stickの違い

指している生き物は基本的に同じです。stick insectはイギリス英語を中心に広く使われ、walking stickは北米でよく使われます。

ただし、walking stickには「歩行用の杖」という意味もあります。文脈がなければ杖を指すことがあるため、生き物だとはっきり示したいときはwalking stick insectと言うこともできます。

例文 意味
He uses a walking stick. 彼は歩行用の杖を使っています。
A walking stick insect is on the leaf. 葉の上にナナフシがいます。

stick bugも通じますが、分類を意識した標準的な説明ではstick insectが使いやすいでしょう。bugとinsectの違いは総合記事で詳しく紹介しています。

英語名は「枝への擬態」をそのまま表す

stick insectの擬態・枝のように揺れる動き・卵から成虫までの成長

ナナフシの細長い体と脚は、小枝や枯れ枝に見えるような形をしています。このように周囲へ溶け込み、敵から見つかりにくくすることを英語でcamouflageといいます。

The stick insect uses camouflage to hide from predators.
ナナフシは捕食者から隠れるために擬態を使います。

単に色が似ているだけでなく、体をゆっくり前後に揺らし、風で揺れる枝のように見せる種類もいます。「小枝のように揺れる」はsway like a twigと表せます。

It sways like a twig in the wind.
それは風の中で小枝のように揺れます。

関連語 意味
camouflage 周囲へ溶け込む擬態・迷彩
masquerade 枝や葉など別の物体に見せかける擬態
twig 小枝
blend in 周囲に溶け込む
predator 捕食者

ナナフシという名前は「七つの節」ではない

「ナナフシ」という日本語名を見ると、「体に節が7つある虫」と考えたくなります。しかし、ナナフシの「ナナ」は必ずしも数字の七を意味するものではなく、「たくさんの節がある」「節が目立つ」といった古い言い方に関係すると考えられています。

英語名のstick insectwalking stickには、日本語名の節という発想はなく、枝のような外見がそのまま表されています。英語名と日本語名が別々の特徴に注目している点も面白いところです。

ナナフシは昆虫?脚は何本?

ナナフシは昆虫です。昆虫なので、成虫も幼虫も基本的に6本の脚を持ちます。分類上はPhasmatodea(ナナフシ目)に属します。

Phasmatodeaという学名は、ギリシャ語で「幽霊・幻影」を表す語に由来します。姿を消したかのように周囲へ溶け込むナナフシにふさわしい名前です。

体の特徴 英語
細長い体 elongated body
6本の脚 six legs
触角 antennae
外骨格 exoskeleton
翅のある種類 winged species
翅のない種類 wingless species

ナナフシの成長|卵→幼虫→成虫

ナナフシはincomplete metamorphosis(不完全変態)を行います。成長段階はegg → nymph → adultで、蝶や甲虫のようなさなぎpupaの段階はありません。

段階 英語 特徴
egg 植物の種に似た卵を産む種類もいる
幼虫 nymph 小さな成虫に似た姿
成虫 adult 脱皮を重ねて成長した姿

The nymph molts several times before becoming an adult.
幼虫は成虫になるまでに何度か脱皮します。

「脱皮する」はアメリカ英語でmolt、イギリス英語ではmoultとつづります。また、一部の種類では雌が交尾をせずに子孫を残すparthenogenesis(単為生殖)が見られます。

ナナフシは失った脚を再生できる?

一部のナナフシでは、幼虫期に失った脚をその後の脱皮で再生できることがあります。英語ではregenerate a lost legと表せます。ただし、すべての種類・すべての成長段階で完全に再生できるわけではありません。

Some young stick insects can regenerate lost legs.
若いナナフシの中には、失った脚を再生できるものもいます。

ナナフシとコノハムシの違い

ナナフシに近い仲間で、葉そっくりの姿をしたものはleaf insectまたはwalking leafと呼ばれます。

生き物 英語 擬態するもの
ナナフシ stick insect / walking stick 小枝・棒
コノハムシ leaf insect / walking leaf

どちらもナナフシ目の仲間ですが、英語名では「枝に見えるか」「葉に見えるか」が明快に区別されています。

ナナフシとカマキリの違い

ナナフシとカマキリpraying mantisは、どちらも細長く、植物の中で見つけにくい昆虫です。しかし、生態には大きな違いがあります。

比較 ナナフシ カマキリ
英語 stick insect praying mantis
食性 主に植物を食べる ほかの虫を捕らえる捕食者
前脚 歩行に使う細長い脚 獲物をつかむ鎌状の前脚
主な擬態 枝・小枝 葉や枝の中に溶け込む

Stick insects are mostly herbivores, while mantises are predators.
ナナフシは主に草食ですが、カマキリは捕食者です。

しゅみすけ(大山俊輔)

ナナフシを見つけたときは、It looks just like a twig! がぴったりです。難しい生態用語を知らなくても、look likeを使えば驚きを自然に伝えられます。

ナナフシについて実際に使える英語

英語 日本語
Look! There’s a stick insect on the branch. 見て!枝にナナフシがいます。
It looks just like a twig. 本当に小枝そっくりです。
I almost didn’t notice it. もう少しで気づかないところでした。
Its camouflage is amazing. その擬態は見事です。
The insect is swaying in the breeze. その虫はそよ風の中で揺れています。
Stick insects mainly eat leaves. ナナフシは主に葉を食べます。
This species doesn’t have wings. この種類には翅がありません。

よくある質問

stick insectとwalking stickはどちらを使えばよいですか?

どちらも正しい表現です。地域を問わず分かりやすく伝えたいならstick insect、北米でよく使われる呼び方ならwalking stickが目安です。

ナナフシは英語でstick beetleですか?

いいえ。一般的にはstick insectです。ナナフシは甲虫beetleではなく、ナナフシ目の昆虫です。甲虫についてはbeetleの英語一覧をご覧ください。

ナナフシは人を刺したりかんだりしますか?

ナナフシは主に植物を食べ、人を襲う昆虫ではありません。身を守る方法は種類によって異なりますが、枝への擬態や動かずにやり過ごす行動がよく知られています。

まとめ

ナナフシは英語でstick insect、アメリカ英語ではwalking stickとも呼ばれます。いずれも「枝や棒のように見える昆虫」という姿をそのまま表した名前です。

ナナフシはcamouflageで周囲に溶け込み、sway like a twigすることで風に揺れる小枝のように見せます。成長はegg → nymph → adultで、さなぎの段階はありません。見た目・動き・成長を英語と結びつければ、stick insectという名前がより鮮明に記憶に残るでしょう。

季節の虫と一緒に覚えたい方は、夏に見る虫の英語一覧もご覧ください。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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