
No offense, but … は、相手が気を悪くしそうな意見を言う前に置く「悪気はないけど」「気を悪くしないでほしいんだけど」というカジュアルな前置きです。
ただし、この一言を付ければ何を言っても失礼でなくなるわけではありません。むしろ相手には「これから批判が来る」と身構えさせることもあります。意味だけでなく、使える関係・避けたい場面・より柔らかい言い換えまで理解しておきましょう。
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No offense.の意味は「悪気はない」「気を悪くしないで」
offense には「侮辱」「気分を害すること」という意味があります。No offense. は直訳すると「侮辱の意図はない」で、会話では「悪気はないよ」となります。
- No offense, but this coffee is too sweet for me.
悪気はないけど、このコーヒーは私には甘すぎる。 - No offense, but I don’t think that plan will work.
気を悪くしないでほしいけど、その計画はうまくいかないと思う。 - I meant no offense.
悪気はありませんでした。
発言の前なら No offense, but …、発言の後で誤解を解くなら I meant no offense. が自然です。
しゅみすけ(大山俊輔)
No offense, but …の形と使い方
もっとも一般的なのは、次の形です。
No offense, but + 相手が気を悪くしそうな意見
but の後ろには、外見・好み・能力・判断などへの否定的な意見が続くことが多いため、相手との関係に注意が必要です。
好みが合わないことを伝える
No offense, but that color isn’t really my style.
悪く言うつもりはないけど、その色はあまり私の好みじゃないかな。
意見に反対する
No offense, but I see it differently.
気を悪くしないでほしいけど、私は違う見方をしています。
相手の判断を疑う
No offense, but are you sure that’s a good idea?
悪気はないんだけど、それがいい考えだと本当に思う?
最後の例はかなり批判的に聞こえる可能性があります。親しくない相手には、理由を尋ねる Could you tell me more about your idea? のような言い方が安全です。
No offense.を発言の後に使う場合
先に意見を言ってから No offense. と付けることもあります。
I don’t really like that restaurant. No offense.
あのレストラン、あまり好きじゃないんだ。気を悪くしないでね。
ただし、後から付けても相手が感じた失礼さを消せるとは限りません。言いすぎたと気づいたなら、Sorry, that came out wrong.(ごめん、言い方が悪かった)のように、言い方そのものを謝るほうが誠実です。
No offense・With all due respect・I don’t mean to be rudeの違い

No offense, but …:カジュアルな「悪気はないけど」
友人・家族・親しい同僚との率直な意見に使われます。相手の感情に触れる批判が続くことを予告する響きがあります。
With all due respect, …:丁寧な形の強い反論
直訳は「十分な敬意を払って申し上げますが」。会議や公的な議論でも使われますが、実際には強い反対意見が続く合図になることがあります。
I don’t mean to be rude, but …:失礼な意図はない
自分の質問や発言が無礼に聞こえる可能性を認める表現です。No offense より説明的ですが、後ろの内容によってはやはり失礼になります。
より柔らかく意見を伝える方法
相手を否定する前置きを使うより、自分の見方として述べたり、改善案を示したりすると建設的です。
- I see it a little differently.
私は少し違う見方をしています。 - I’m not sure that would work for us.
それが私たちに合うかは少し分かりません。 - Could we try another approach?
別の方法を試してみませんか。 - Personally, I prefer the first option.
個人的には最初の案のほうが好きです。 - May I make a suggestion?
一つ提案してもよいですか。
相手の案を「悪い」と評価するより、自分の懸念や代案を具体的に示すほうが、仕事でも日常会話でも伝わりやすくなります。
No offense.と言われたらどう返す?
本当に気にしていなければ、短く受け止められます。
- None taken.
気にしていませんよ。 - No worries.
大丈夫です。 - I understand what you mean.
言いたいことは分かります。
None taken. は No offense intended.(悪意はありません)に対する決まり文句で、「侮辱とは受け取っていません」という意味です。
実際に傷ついた場合は、無理に None taken. と答える必要はありません。Actually, that was a little hurtful.(実は、少し傷つきました)のように伝えてもかまいません。
よくある間違い
offenseとoffensiveを混同しない
offense は名詞、offensive は「不快な・侮辱的な」という形容詞です。
- No offense.
悪気はありません。 - That comment was offensive.
その発言は不快でした。
イギリス英語ではoffence
アメリカ英語では offense、イギリス英語では offence と綴ります。発音と意味は同じです。
人格や外見への批判に安易に使わない
No offense, but you look old. のように言っても、後半の失礼さは消えません。相手の外見・年齢・体型・能力に関する不要な評価は、前置きで和らげようとせず、そもそも言わない判断も必要です。
この表現を知らなかったら?簡単な英語で言い換えよう
No offense. が出てこなくても、基本語で自分の意図や意見を丁寧に説明できます。
- I don’t want to hurt your feelings.
あなたを傷つけたいわけではありません。 - I’m just being honest.
正直に言っているだけです。 - This is only my opinion.
これは私の意見にすぎません。 - I think a different way may be better.
別の方法のほうがよいかもしれません。 - Can I be honest?
正直に言ってもいいですか。
しゅみすけ(大山俊輔)
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まとめ
No offense, but … は、相手が気を悪くしそうな意見の前に置く「悪気はないけど」「気を悪くしないでほしいんだけど」というカジュアルな表現です。
ただし、付けるだけで失礼さが消えるわけではありません。親しい相手との軽い意見には使えますが、仕事や繊細な話題では I see it differently. や Could we try another approach? のように、自分の見方や代案を丁寧に伝えるほうが安全です。











