
「気を悪くする」は、英語では take offense や be offended が自然です。
She took offense at his joke.
彼女は彼の冗談に気を悪くしました。
She was offended by his joke.
彼女は彼の冗談に気分を害しました。
この記事では、2つの表現の違い、発音、No offense. の使い方まで紹介します。ただ、本当の目的は表現を一つ覚えることだけではありません。ぴったりの英語が出てこないとき、I didn’t like what he said. のような知っている英語でどう伝えるかも一緒に考えましょう。
Contents
「気を悪くする」の自然な英語表現
take offense|相手の言葉を侮辱的だと受け取る
take offense は、言葉や行動を「失礼だ」「自分を傷つけるものだ」と受け取り、気を悪くすることです。誰かが実際に失礼なことをしたかどうかより、受け手がどう受け止めたかに焦点があります。
He took offense at my comment.
彼は私の発言に気を悪くしました。
Don’t take offense. I was only joking.
気を悪くしないでください。冗談を言っただけです。
原因を続けるときは、一般に take offense at + 言葉・行動 とします。
be offended|失礼な言動によって気分を害している
be offended は「気分を害した状態にある」という言い方です。何が原因かを示すときは、よく by を使います。
I was offended by what she said.
私は彼女が言ったことに気を悪くしました。
Were you offended by my question?
私の質問で気を悪くしましたか?
take offense が「失礼だと受け取って気を悪くする」という反応、be offended が「気分を害した状態」という違いです。ただし、日常会話では同じ出来事についてどちらも使えることが多くあります。
offend someone|人の気分を害する
「自分が気を悪くする」ではなく「人の気を悪くさせる」なら、動詞の offend を使えます。
I didn’t mean to offend you.
あなたの気を悪くするつもりはありませんでした。
His joke offended some people.
彼の冗談は何人かの気分を害しました。
発音のポイント
offense はアメリカ英語では、ここでの意味なら「アフェンス」に近く、後ろの fense をやや強く言います。offended は「アフェンディド」に近い流れです。
take offense は一語ずつ切らず、take-offense をひとまとまりで練習しましょう。take の最後の音と offense の最初が自然につながります。
なぜ take offense で「気を悪くする」になるの?
offense には「侮辱」「気分を害するもの」という意味があります。ここでの take は、物を手で取るというより、言葉や出来事を「ある意味として受け取る」働きです。
- take it seriously:それを真剣に受け取る
- take it as a joke:それを冗談として受け取る
- take offense:それを侮辱として受け取る
つまり、相手の言葉を「自分を傷つけるもの」と受け取るところから、「気を悪くする」という意味になります。
日本語の「気を悪くする」と英語のズレ
日本語の「気を悪くする」には、少なくとも2つの向きがあります。
- 私はその言葉に気を悪くした:I took offense at the comment. / I was offended by the comment.
- 私は彼女の気を悪くした:I offended her. / I upset her.
英語では、誰が不快に感じたのかと誰がそうさせたのかで文の形が変わります。日本語の「気を悪くする」だけを一語に置き換えようとせず、主役を先に決めるのがポイントです。
しゅみすけ(大山俊輔)
「気を悪くしないで」は英語で?
Don’t take this the wrong way.
これから少し言いにくいことを伝える前の「気を悪くしないでね」には、Don’t take this the wrong way. がとても自然です。
Don’t take this the wrong way, but you look tired.
気を悪くしないでほしいのですが、疲れているように見えます。
No offense, but …
No offense, but … も「悪く取らないでほしいけれど」という前置きです。ただし、その後にかなり直接的な批判を置くと、前置きをしても失礼に聞こえることがあります。
No offense, but I don’t agree with you.
気を悪くしないでほしいのですが、私はあなたに賛成できません。
I hope I didn’t offend you.
言った後で相手の反応が気になったなら、次の言い方が使えます。
I hope I didn’t offend you.
あなたの気を悪くしていなければよいのですが。
似た表現との違い
upset|悲しい・動揺した・腹を立てた
upset は広い不快感を表します。失礼な言動への反応に限らず、悪い知らせで落ち込んだ場合にも使えます。
What he said upset me.
彼が言ったことで私は嫌な気持ちになりました。
hurt|心が傷ついた
hurt は、侮辱されたというより、悲しい言葉や態度で心が傷ついたときに自然です。
I was hurt by her words.
私は彼女の言葉に傷つきました。
angry|怒っている
angry は怒りをはっきり表します。「気を悪くした」が必ずしも強い怒りではない点に注意しましょう。
He was angry about the joke.
彼はその冗談に腹を立てていました。
会話・独り言・英語日記で使える例文
I took offense at his comment.
私は彼の発言に気を悪くしました。
I was a little offended by the way she spoke to me.
私は彼女の話し方に少し気を悪くしました。
I didn’t mean to offend anyone.
誰かの気分を害するつもりはありませんでした。
My joke upset my coworker, so I apologized.
私の冗談で同僚が気を悪くしたので、謝りました。
Today, a friend’s comment made me feel bad.
今日、友人の一言で嫌な気持ちになりました。
この英語を知らなかったら?【しゅみすけ式】
take offense や be offended が出てこなくても、会話を止める必要はありません。「気を悪くした」を、実際に起きたことへ分解します。
相手は何をした?
He said something bad.
彼は嫌なことを言いました。
↓
自分はどう思った?
I didn’t like it.
私はそれが嫌でした。
↓
どんな気持ちになった?
I felt bad.
私は嫌な気持ちになりました。
3文をつなげれば、難しい単語がなくても状況は伝わります。
He said something bad. I didn’t like it, and I felt bad.
彼は嫌なことを言いました。私はそれが嫌で、嫌な気持ちになりました。
もう少し自然にまとめるなら、次の簡単な文でも十分です。
I didn’t like what he said.
私は彼が言ったことが嫌でした。

しゅみすけ(大山俊輔)
関連する英語表現
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まとめ
「気を悪くする」は、受け手の反応に焦点を当てるなら take offense、気分を害した状態なら be offended が自然です。「人の気を悪くする」なら offend someone を使います。
表現を忘れたときは、He said something bad. I didn’t like it. I felt bad. のように、何を言われて、自分がどう思ったかへ分解しましょう。自然な表現を知りつつ、それが出てこないときも知っている英語で会話を続けることが大切です。









