
土の中で暮らし、モグラの手のような前脚でトンネルを掘るオケラ。英語名も、その見た目と暮らし方をそのまま表しています。
オケラ、正式な和名ではケラは、英語で mole cricket といいます。mole はモグラ、cricket はコオロギです。つまり「モグラのように穴を掘るコオロギ」という意味です。
しゅみすけ(大山俊輔)
Contents
オケラ・ケラは英語でmole cricket
| 日本語 | 英語 | 補足 |
|---|---|---|
| オケラ/ケラ | mole cricket | 一般的な英語名 |
| ケラ科 | Gryllotalpidae | 生物分類で使われる科名 |
| オケラの幼虫 | mole cricket nymph | 成虫に似た姿の幼虫 |
| オケラの巣穴 | mole cricket burrow | 地中に掘ったトンネルや巣穴 |
日本語では「オケラ」と呼ぶことが多いですが、標準和名は「ケラ」です。どちらも同じ昆虫を指すため、本記事でまとめて扱います。
mole cricketの発音
mole は /moʊl/ で、「モウル」に近い音です。日本語の「モール」よりも、口を丸めながら「オウ」と音を動かします。
- mole:/moʊl/(モウルに近い)
- cricket:/ˈkrɪkɪt/(クリキットに近い)
- 全体:MOLE CRICK-et
mole には「モグラ」のほか、皮膚の「ほくろ」という意味もあります。しかし mole cricket の mole は、穴を掘る動物のモグラです。
なぜ「モグラ+コオロギ」なの?
オケラはコオロギに近い昆虫ですが、土を掘る生活に特化しています。最大の特徴は、幅広く丈夫な前脚です。この前脚をシャベルのように使い、土を横へ押しのけながらトンネルを作ります。
- shovel-like forelegs:シャベル状の前脚
- dig through the soil:土を掘り進む
- an underground tunnel:地下トンネル
- a cylindrical body:円筒形の体
- live underground:地中で暮らす
foreleg は前脚です。front leg でも通じますが、昆虫や動物の体の説明では foreleg がよく使われます。

コオロギとの違い
| 生き物 | 英語 | 前脚 | 主な生活場所 |
|---|---|---|---|
| オケラ/ケラ | mole cricket | 幅広いシャベル状 | 主に地中 |
| コオロギ | cricket | 歩くための細い脚 | 地表、草むら、物陰など |
どちらもバッタ目の昆虫で、雄が翅をこすり合わせて鳴きます。オケラは地中の巣穴から鳴き声を響かせます。
コオロギの発音や鳴き声の英語は「コオロギは英語で?」で詳しく解説しています。
土の中にいても翅があり、飛ぶことがある
オケラは地中で暮らす印象が強いものの、成虫には翅があります。種類や個体、状況によっては夜に飛び、明かりへやって来ることもあります。
- Mole crickets spend most of their time underground.
オケラは多くの時間を地中で過ごします。 - Adult mole crickets have wings.
成虫のオケラには翅があります。 - Some of them can fly at night.
夜に飛ぶものもいます。 - They may be attracted to lights.
明かりに引き寄せられることがあります。
また、オケラは植物の根、小さな昆虫、有機物などを食べます。種類や環境によって食性は異なり、芝生や作物の根を傷める場合は lawn pest や agricultural pest として扱われます。
蛹にならない「不完全変態」
オケラの成長は egg(卵)→ nymph(幼虫)→ adult(成虫) です。蝶や甲虫のような pupa(蛹) の段階はありません。この成長の仕方を incomplete metamorphosis(不完全変態)といいます。
nymph は、成虫を小さくしたような姿で、成長しながら何度も脱皮する幼虫です。甲虫のいも虫状の幼虫に使う larva とは区別されます。
| 成長段階 | 英語 |
|---|---|
| 卵 | egg |
| 幼虫 | nymph |
| 脱皮する | molt |
| 成虫 | adult |
| 不完全変態 | incomplete metamorphosis |
しゅみすけ(大山俊輔)
「おけらになる」は英語で?
日本語の「おけらになる」は、お金をすべて失って無一文になることです。この比喩は英語で become a mole cricket とは言いません。
| 英語 | ニュアンス |
|---|---|
| be broke | お金がない。日常会話で最も使いやすい |
| be penniless | 一文無しである |
| lose all one’s money | お金をすべて失う |
| not have a penny to one’s name | 自分の名義のお金が一銭もない |
- I spent too much and now I’m broke.
使いすぎて、今はおけらです。 - He lost all his money gambling.
彼はギャンブルですべてのお金を失いました。 - She was left penniless.
彼女は一文無しになりました。
実際に使える英語例文
- I found a mole cricket in the garden.
庭でオケラを見つけました。 - Look at its shovel-like forelegs.
シャベルのような前脚を見てください。 - Mole crickets dig tunnels underground.
オケラは地中にトンネルを掘ります。 - I heard a mole cricket calling at night.
夜にオケラの鳴き声を聞きました。 - This mole cricket flew toward the light.
このオケラは明かりに向かって飛びました。 - The nymph looks like a smaller adult.
幼虫は小さな成虫のように見えます。
関連語
| 英語 | 意味 |
|---|---|
| mole | モグラ |
| cricket | コオロギ |
| foreleg | 前脚 |
| burrow | 動物が掘った穴・巣穴 |
| soil | 土壌 |
| dig | 掘る |
| chirp | 虫などが鳴く |
ほかの身近な虫の英語名は「虫は英語で?身近な虫の英語一覧」でまとめています。
まとめ
オケラ、正式な和名ではケラは、英語で mole cricket。「モグラのように穴を掘るコオロギ」という、体と暮らし方を組み合わせた名前です。
特徴は shovel-like forelegs(シャベル状の前脚)と地下トンネル。成長は egg → nymph → adult の不完全変態です。なお、比喩的な「おけらになる」は be broke や be penniless と表現しましょう。









