
quite a little は「かなり多くの」「かなりの量の」「相当」という意味を表す定型表現です。
little だけを見ると「ほとんどない」、a little なら「少し」と覚えているため、なぜ quite a little が「かなり多くの」になるのか戸惑う方も多いでしょう。
この記事では、quite a little の意味、語順、使い方、自然な例文を紹介し、a little・quite a bit・quite a fewとの違いも分かりやすく整理します。
Contents
quite a littleの基本的な意味
quite a little+不可算名詞で、「かなり多くの〜」「相当量の〜」という意味になります。
- quite a little time:かなり多くの時間
- quite a little money:かなり多くのお金
- quite a little work:かなり多くの仕事
- quite a little experience:かなり豊富な経験
time、money、work、experienceのように、ここではひとつ、ふたつと数えない名詞と組み合わせます。
しゅみすけ(大山俊輔)
なぜ「少し」ではなく「かなり多く」になる?
a little は「少しはある」と、量の存在を示す表現です。そこへ「かなり」「まったく」と程度を強める quite が加わることで、「少しと呼ぶにはかなりある」→「相当量ある」という意味になります。
たとえば、次の2文を比べてみましょう。
- I have a little time.
少し時間があります。 - I have quite a little time.
かなり時間があります。
見た目は似ていますが、伝える量は大きく異なります。
quite a littleの語順と文法
基本の語順は次のとおりです。
quite+a little+不可算名詞
quite は a より前に置きます。
- ○ quite a little time
- × a quite little time
また、quite a littleを名詞なしで使い、「かなりの量」「かなりたくさん」という代名詞的な働きをさせることもあります。
She knows quite a little about wine.
彼女はワインについてかなり詳しく知っています。
日常会話・仕事で使える例文
時間について
We still have quite a little time before the train leaves.
電車が出るまで、まだかなり時間があります。
It took quite a little time to organize the files.
ファイルを整理するのにかなり時間がかかりました。
お金について
She spent quite a little money on the renovation.
彼女は改装にかなりのお金を使いました。
We saved quite a little money by booking early.
早めに予約したことで、かなりのお金を節約できました。
仕事や努力について
The project requires quite a little work.
そのプロジェクトにはかなりの作業が必要です。
He put quite a little effort into the presentation.
彼はそのプレゼンにかなりの労力を注ぎました。
知識や経験について
She has quite a little experience in customer service.
彼女には接客の経験がかなりあります。
I learned quite a little from that workshop.
そのワークショップからかなり多くのことを学びました。
quite a littleと似た表現の違い

a littleとの違い
a little は「少し」、quite a little は「かなり多くの」です。
- I need a little help.
少し助けが必要です。 - I need quite a little help.
かなり多くの助けが必要です。
quite a bitとの違い
quite a bitも「かなり」「相当」という意味です。現代の日常会話では、quite a littleよりもquite a bitのほうが一般的です。
It costs quite a bit.
それはかなり高くつきます。
It requires quite a bit of time.
それにはかなりの時間が必要です。
quite a bit of+名詞の形なら、不可算名詞にも自然につながります。
quite a fewとの違い
quite a fewは、数えられる複数名詞に使います。
- quite a little time:かなり多くの時間(不可算)
- quite a few meetings:かなり多くの会議(可算・複数)
名詞を「量」として見るならlittle、「個数」として見るならfewと整理できます。few・a few・little・a littleの基本的な違いは、be:RIZEのfewとa few、littleとa littleの違いでも詳しく解説しています。
quite a littleは日常会話で自然?
quite a littleは正しい英語ですが、特に「かなりの量」という意味では、やや古風・形式的に感じられることがあります。地域や話者によって使用感にも差があり、現代の日常会話では次の表現のほうが使いやすいでしょう。
- quite a bit of time:かなりの時間
- a lot of time:たくさんの時間
- a good amount of work:かなりの作業量
- a lot of experience:豊富な経験
読んだときに意味が分かるようにしておき、自分で話すときはquite a bit ofやa lot ofを選ぶのも実践的です。
日本人が間違えやすいポイント
数えられる名詞を直接続けない
quite a littleは基本的に不可算名詞に使います。
- × quite a little books
- ○ quite a few books
- ○ quite a little information
可算名詞と不可算名詞の見分け方は、be:RIZEの可算名詞と不可算名詞の違いも参考になります。
littleを「小さい」と考えない
a little dogのlittleは「小さな」という形容詞ですが、a little timeでは「少量の」という数量表現です。後ろの名詞との関係で判断しましょう。
すぐに出てこないときの簡単な言い換え
quite a littleが出てこなければ、a lot ofやquite a bit ofで十分伝えられます。
- I have a lot of time.
時間がたくさんあります。 - It took a lot of work.
かなり手間がかかりました。 - She has a lot of experience.
彼女には豊富な経験があります。
しゅみすけ(大山俊輔)
まとめ
- quite a littleは「かなり多くの」「かなりの量の」
- 基本語順はquite a little+不可算名詞
- a littleは「少し」、quite a littleは「相当量」
- 数えられる複数名詞にはquite a fewを使う
- 現代の日常会話ではquite a bit ofやa lot ofのほうが一般的
littleという一語に引っぱられず、quite a littleをひとかたまりで捉えることがポイントです。ほかの表現もまとめて確認したい方は、英熟語・定型表現の一覧をご覧ください。









