
「急に鋭い痛みが走った」「ナイフで刺されるように痛い」は、英語でどう伝えればよいのでしょうか。よく使われるのが sharp、stabbing、piercing です。どれも鋭い痛みに使えますが、焦点が少しずつ違います。
先に結論
- sharp pain:鋭く、はっきりした痛み。最も広く使える
- stabbing pain:ナイフなどで刺されるような痛み
- piercing pain:体を突き抜けるような非常に鋭い痛み
病院では完璧な単語を選ぶより、「どこが・いつから・どのように痛むか」を具体的に伝えることが大切です。この記事では、自然な例文と、難しい語が出てこないときの簡単な言い換えも紹介します。
Contents
sharp は「鋭い」という意味で、鈍い痛みを表す dull の反対です。突然起こる、場所がはっきりした鋭い痛みに広く使えるため、3語の中では最も基本的な表現です。
- I have a sharp pain in my lower back.
腰に鋭い痛みがあります。 - I felt a sudden sharp pain in my side.
脇腹に突然鋭い痛みを感じました。 - There’s a sharp pain behind my eye.
目の奥に鋭い痛みがあります。 - The pain gets sharper when I move.
動くと痛みがさらに鋭くなります。
sharp pain は一瞬だけ走る痛みにも、一定時間続く鋭い痛みにも使えます。必要なら sudden(突然の)、brief(短時間の)、constant(絶え間ない)を付け加えましょう。
stabbing pain:刺されるような痛み
stab は「刃物などで刺す」という動詞です。stabbing pain は、先の尖ったものやナイフで刺されるような、局所的で強い痛みを表します。痛みが繰り返し襲ってくるニュアンスにもよく合います。
- I have a stabbing pain in my stomach.
お腹に刺されるような痛みがあります。 - I keep getting stabbing pains in my chest.
胸に刺すような痛みが繰り返し起こります。 - It feels like I’m being stabbed in the back.
背中を刺されているように感じます。 - The stabbing pain comes and goes.
刺すような痛みが出たり引いたりします。
比喩表現なので、実際に刺されたわけではなくても使えます。複数回の痛みなら stabbing pains、感覚を説明するなら It feels like … が便利です。
piercing pain:突き抜けるような強い痛み
pierce は「突き通す」「貫く」という意味です。piercing pain は、鋭さが強く、奥まで突き抜けるように感じる痛みを表します。日常的には sharp pain より強い表現です。
- I felt a piercing pain in my ear.
耳に突き抜けるような痛みを感じました。 - A piercing pain shot through my head.
突き抜けるような痛みが頭に走りました。 - The pain is sharp and piercing.
鋭く、突き刺さるような痛みです。
shoot through を使うと、「痛みが体の中を走る」感覚を伝えられます。ただし、単に鋭い痛みと言いたい場合は、まず sharp pain で十分です。

| 表現 | 中心になる感覚 | 使いやすい例 |
|---|---|---|
| sharp | 鋭く、はっきりした痛み | a sharp pain in my side |
| stabbing | 刺されるような痛み | a stabbing pain in my chest |
| piercing | 奥まで突き抜ける強い痛み | a piercing pain in my ear |
同じ痛みに複数の語が当てはまることもあります。例えば a sudden, sharp, stabbing pain と重ねれば、「突然起きた鋭い刺すような痛み」と詳しく表現できます。
場所別に痛みを伝える例文
頭・目・耳
- I have a sharp pain on the right side of my head.(頭の右側に鋭い痛みがあります)
- I feel a piercing pain behind my left eye.(左目の奥に突き抜けるような痛みがあります)
- I have a sharp pain in my ear.(耳に鋭い痛みがあります)
胸・背中
- I get a stabbing pain in my chest when I breathe in.(息を吸うと胸に刺すような痛みが出ます)
- A sharp pain shoots down my back.(鋭い痛みが背中を走ります)
お腹・手足
- I have a sudden sharp pain in my lower abdomen.(下腹部に突然鋭い痛みがあります)
- I feel a stabbing pain in my knee when I walk.(歩くと膝に刺すような痛みを感じます)
時間・頻度・強さも加える
医療機関では、痛みの種類に次の情報を加えると、より正確に伝わります。
- It started this morning.(今朝始まりました)
- It lasts for a few seconds.(数秒続きます)
- It comes and goes every few minutes.(数分おきに出たり引いたりします)
- It gets worse when I take a deep breath.(深呼吸すると悪化します)
- It’s an eight out of ten.(10段階で8くらいです)
しゅみすけ(大山俊輔)
難しい単語が出ないときの簡単な言い換え
- It really hurts here.(ここがとても痛いです)
- It started suddenly.(突然始まりました)
- The pain is very strong.(痛みがとても強いです)
- It feels like something sharp is poking me.(尖ったもので突かれている感じです)
- The pain goes from here to here.(痛みがここからここまで走ります)
痛みの基本的な伝え方は「痛み・症状を英語で伝える完全ガイド」を、ズキズキ・鈍痛との違いは「throbbing・pounding・dull painの違い」をご覧ください。「tight・pressure・squeezingの違い」では、締めつけや圧迫感を詳しく解説しています。
突然の強い痛みには注意
突然始まった非常に強い痛み、胸の痛み、息苦しさ、意識の変化、片側の麻痺、大量の出血などがある場合は、英語表現を調べ続けず、現地の救急サービスや医療機関に連絡してください。
まとめ
- sharp pain は広く使える「鋭い痛み」
- stabbing pain は「刺されるような痛み」
- piercing pain は「突き抜けるような非常に鋭い痛み」
迷ったら、まずは I have a sharp pain here. と場所を示しましょう。そのうえで、いつ始まったか、何秒続くか、何をすると悪化するかを簡単な英語で足せば十分伝わります。
足がつる・筋肉がけいれんする・まぶたがピクピクする表現は「「足がつる・けいれん」は英語で?cramp・spasm・twitchの違い」で詳しく解説しています。
触る・押すと痛い感覚を表す tender・sore・sensitive の違いは「「触ると痛い・押すと痛い」は英語で?tender・sore・sensitiveの違い」で詳しく解説しています。









